黒猫のエンジェルマークとはいったい何のこと?黒猫にまつわる世界の言い伝えとは?

黒猫のエンジェルマークとはいったい何のこと?黒猫にまつわる世界の言い伝えとは?

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みなさんは「エンジェルマーク」と呼ばれている猫をご存知ですか?おそらく猫好きの方であれば、ご存知の猫用語のことでしょう。でも、あまり馴染みがない言葉なので知らない人もいるかもしれません。この記事では、猫のエンジェルマークなど猫について知っておきたい猫用語についてご紹介します。

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黒猫だけじゃない!幸せを呼ぶ”福猫”とは?

オッドアイの猫

NAS CREATIVES/shutterstock.com

ここまででエンジェルマークを持つ猫ちゃんが、幸せを呼ぶ縁起の良い福猫であることが分かりました。そして上記でもみたように、黒猫には魔よけや厄除けなど福猫として、古くから大切にされています。

しかし福猫と呼ばれているのは、エンジェルマークを持つ黒猫や全身が真っ黒な黒猫だけではありません。次のタイプの猫も福を呼んでくれる福猫として大切に扱われています。

かぎしっぽの猫

おそらく多くの方は、猫ちゃんは長くて細く、きれいなしっぽを持っているイメージがあるのではないでしょうか?猫ちゃんは歩いている時、しっぽををピンと真っ直ぐに立てているイメージもあります。

しかし猫ちゃんの中にはジャパニーズボブテイルと呼ばれているしっぽの短い子や、しっぽの先がフックのようにまがったかぎしっぽの子もいます。このしっぽの先が曲がっている”かぎしっぽ”の形をした猫は、ヨーロッパでは珍しいレア猫のようです。そのため、幸せをひっかけて運んでくれる猫、として福猫と認識されています。

ヨーロッパで福猫と言われているルーツは、ここ日本の江戸時代までさかのぼると言われています。

当時、左向きのかぎしっぽを持っている黒猫は”お金をかき集めてくれる”と言われていたため、商売をしていた商人たちはお金を出してまで、左向きのかぎしっぽを持つ黒猫を探していたという資料が残されています。

現代でも福猫の条件である黒い被毛をもつ黒猫でかぎしっぽの猫は、さまざまな幸せを運んでくれる福猫として大切にされています。

オッドアイ

”虹彩異色症”と呼ばれる左右の瞳の色が異なっている猫ちゃんは、オッドアイと呼ばれています。左右の瞳の色が違うとさらに神秘さが増すことも加わり、福猫と言われています。

瞳の色は片方がブルーをしており、もう一方はオレンジ、イエロー、グレー、グリーン、マロンのどれかになるのが一般的となっています。

さまざまな組み合わせのバリエーションがありますが、片方の瞳がイエロー系でもう一方がグレー系、もしくはブルー系のオッドアイの猫ちゃんは”金目銀目”と日本では呼ばれるほど、縁起の良い猫ちゃんとして昔から貴重なものとして扱われています。

そもそもオッドアイは遺伝子変異で生じると考えられているため、左右が異なる瞳を持つ猫ちゃんはとてもレアで希少価値があります。そのため珍しいオッドアイの猫ちゃんに会えたらラッキーという意味合いから、福猫と呼ばれるようになったようです。

八の字眉毛

八の字眉毛とはその名前の通り、眉毛が困ったような八の字になっている猫ちゃんです。そもそも眉毛が生えている猫ちゃんを見かけることはあまりありませんが、八の字眉毛は被毛がちょうど八の字のように生えているため、まるで眉毛のように見えるのです。

見た目は困ったような表情にも見えますが、漢字の”八”には末広がりの意味があるため、縁起がよいラッキーナンバーとして”7”と同じくらい人気であり、猫の場合は福猫と呼ばれています。

三毛猫

三毛猫の男の子はとても稀少性が高く、滅多に見ることができないレア猫です。そのため三毛猫の男の子は、金運アップや商売繫盛などをもたらしてくれる福猫として知られています。

まとめ

黒猫

Suzanne Tucker/shutterstock.com

猫のエンジェルマークについてみてきましたが、いかがでしたか?

黒猫に見られるほんの一部の白い部分がエンジェルマークと呼ばれており、それには迷信や伝説などが影響していることが分かりました。

また黒猫は福猫と扱われており、実際さまざまな幸運をもたらしてくれます。あの有名な作家・夏目漱石の福猫・黒猫との出会いからも、幸運を呼んでくれる縁起物であることが理解できたのではないでしょうか?

今後猫を家族として迎えることを検討している方は、福猫を選んでみるのもいいかもしれませんね。

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