ワーキングドッグは引退したらどんな生活を送るの?退職後の引き取り先や生活を紹介!

ワーキングドッグは引退したらどんな生活を送るの?退職後の引き取り先や生活を紹介!

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ワーキングドッグとは日本語では「使役犬」と呼ばれており、人間と共に働くために特別な訓練を受けている犬たちです。これらの犬は死ぬまでワーキングドッグとして働くわけではありません。ある程度になると引退をするのですが、ワーキングドッグを退職した後はどんな生活を送るのでしょうか?退職後の生活を紹介します。

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ワーキングドッグとは?

ワーキングドッグ

hxdbzxy/shutterstock.com

みなさんはワーキングドッグをご存知ですか?日本語では「使役犬」と呼ばれており、名前の通り働く犬です。人間と共に働くために特別な訓練を受けている犬たちです。

日本でワーキングドッグはそこまで多くはありませんが、ワーキングドッグの種類はどんどん増えており、現在では20種類以上ともいわれています。盲導犬や警察犬、麻薬探知犬と聞くとピンっとくるのではないでしょうか?

ほかにも鋭い嗅覚を生かして特定のものを探し出す爆発物探知犬、がん探知犬、シロアリ探知犬、災害救助犬などがいます。また支援犬としては聴導犬や介助犬、セラピードッグなどがおり、そのほかにも牧羊犬、軍用犬、猟犬、そり犬などもいます。

これらワーキングドッグは死ぬまでワーキングドッグとして働くわけではありません。ある程度になると引退をするのですが、ワーキングドッグを退職した後はどうなるのかについて、ここでは紹介します。

ワーキングドッグの生涯

このように人間と共に働く犬、ワーキングドッグはたくさんいます。それぞれのワーキングドッグによっても異なりますが、大体ワーキングドッグとして活躍する犬は生まれた後しばらくは、「育ての親」の下ですくすくと愛情たっぷりに育てられます。

訓練にふさわしい年齢に達したときに「訓練所」へと行き、そこで高度な訓練を受けます。厳しい訓練を経て試験を合格した犬がワーキングドッグとして活躍するようになるのです。

ワーキングドッグとして活躍したのちも定期的に健康診断を受けて、実務に耐えることができているかなどが観察、管理されています。もしも実務に耐えられないと判断されれば、また年齢が高くなると、定年となって退職をするのです。

退職後の生活は様々です。ではここからは、いくつかのワーキングドッグの退職後について紹介したいと思います。

盲導犬の退職後の生活

盲導犬

Africa Studio/shutterstock.com

盲導犬は生後1か月半ほどは母犬と過ごし、その後選ばれた子犬はパピーウォーカーの下で1年ほど過ごします。人間と共に過ごし基本的なしつけを教えてもらい、たくさんの愛情を注がれて元気に大きく成長していきます。その後訓練所に送られ、生後2歳ころに盲導犬としてデビューします。

盲導犬の引退はいつ?

盲導犬の引退の時期はいつ頃でしょうか?一般的には約10~12歳くらいといわれています。ですから盲導犬が引退する頃には犬自身はかなりの高齢になっているといえるでしょう。このころに、訓練所の指導員が盲導犬としてまだ働けるかどうかを判断して引退を決めているようです。

盲導犬の引退後の生活は?

盲導犬は引退した後どんな生活を送るのでしょうか?盲導犬はワーキングドッグとしての働きを終えると、第二の人生は普通のペットとして過ごすようになります。そのための道は3つ用意されています。

・パピーウォーカーの元へ行く 育ての親ともいえるパピーウォーカーの元へ戻って、穏やかに過ごすのが一つの道です。子犬期を共に過ごしているので、すでにどんな性格の子か知っていますし、パピーウォーカーも盲導犬というものをよく知っていますので、パピーウォーカーが再び引き取ることは自然なことかもしれません。

・引退犬飼育ボランティアが引き取る もう一つはボランティアが引き取る道です。盲導犬協会に寄付するなどして引退した盲導犬を引き取り、第二のオーナーになる人もいます。

ただしこのためには条件があります。一日中家にいる家族がいること、室内飼育をすること、最後まできちんとお世話をすることなどの条件に加え、譲渡時には寄付金も必要になることでしょう。

もしも引退した盲導犬を引き取りたいと考えているようでしたら、一度盲導犬協会に問い合わせしてみることをおすすめします。

・盲導犬老人ホームで過ごす もう一つは、いわゆる盲導犬の老人ホームのような施設に引き取られる道です。「盲導犬の里富士ハーネス」と呼ばれる施設で、職員やボランティアの方たちが24時間体制でお世話をしてくれます。仲間たちと自由にのんびり過ごし、また一頭一頭に合わせたお世話もしていますので、穏やかな日々を送ることができます。

警察犬の退職後の生活

警察犬

KellyNelson/shutterstock.com

続いては警察犬について紹介したいと思います。警察犬は警察官のパトロールの同行して、不審者を見つけたときに威嚇したり攻撃したりすることもあります。他にも、犯人が残した遺留品からにおいを手掛かりとして犯人を追うなどの仕事も行います。

こうした大事な責任ある仕事を行うため、警察犬は長期間の高度な訓練を受け、合格した犬だけが警察犬として活躍できます。また警察犬になることができる犬種にも縛りがあり、警察犬として認められているのはなんと7犬種だけなのです。

賢く、警戒心が強い、勇敢、忠実、忍耐強い、嗅覚が優れているなど、警察犬に適した性質をもった犬種だけが警察犬になれます。

警察犬の引退はいつ?

警察犬の引退はいつでしょうか?警察犬に定年はありませんが、多くは10年ほどで引退となります。

警察犬の引退後の生活は?

では警察犬は引退した後どのような生活を送るのでしょうか?

実は一言に警察犬と言っても警察犬には2種類あって、警察が管理している「直轄警察犬」と民間人が管理している「嘱託警察犬」があります。

直轄警察犬は上記で紹介したように7犬種に限られており、警察犬の中でも1割ほどしかいませんが、嘱託警察犬に犬種の制限はなく最近はトイプードルやチワワといった小型犬も嘱託警察犬として活躍していますよ。

直轄警察犬は警察が直接管理しているということで国のものなため、引退後に一般人へ譲渡されるということはありません。施設を出ることも原則禁止のため、普通は引退後施設の中で過ごし、そのまま生涯を終えます。

幸せに寿命を迎える犬もいれば、引退後は「燃え尽き症候群」のようになって元気がなくなり、数か月で亡くなってしまう犬もいるようです。

では嘱託警察犬たちは引退後どう過ごすのでしょうか?

・飼い主のもとで過ごす 引退した嘱託警察犬は、飼い主のもとでペットとして引き取られることがあります。何年も警察犬として活躍してきた犬たちの引退後は、飼い主のもとで静かに穏やかな時を過ごします。一般の家庭犬のように過ごすと考えて良いでしょう。

しかし飼い主が新たな警察犬の訓練を始めているケースが多くあり、そうなると飼い主は新たな犬の訓練に時間が割かれるため、引退した警察犬の世話がおろそかになることがあります。そのためあまりケアされず、引退後はあまり長生きできないということがあります。

・里親に出される 犬を警察犬にするためには訓練が必要ですが、そのための訓練所「警察犬訓練所」があります。個人で飼っている犬を訓練所に連れていき警察犬へと訓練するケースもありますが、訓練所自体が警察犬を飼育訓練していることもあります。

個人が飼育している警察犬は上記で紹介したように、また飼い主の元に戻って第二の人生を歩むのですが、訓練所で飼育訓練された警察犬はまずは訓練所に戻ります。

しかし訓練所は新たな警察犬を訓練するための場所であるため、引退した警察犬をお世話する時間がありません。それで訓練所で飼育訓練していた警察犬たちは引退後、一般家庭へ里親に出されることがあります。

引退したとはいえ高度な訓練を受け警察犬として活躍してきた引退犬はたいへん優秀なため、里親になりたいという人は少なくありません。

また訓練所の方も、引退犬たちには幸せな第二の人生を送ってもらいたいということで、譲渡に際しては厳しい条件を設けているところが多いようです。

・引退後も様々な活動を行う 引退した後は元の飼い主の元に戻り、飼い主のもとでいろいろ活動をする元警察犬もいます。

例えば何度も警察犬の試験を落ちて、それでもあきらめずついに警察犬になることができたラブラドールレトリーバーの「きなこ」は合格後、嘱託警察犬として活躍し、引退した後は香川県の広報活動や県警の啓発活動に参加しています。ちなみにきなこの子どもたちも警察犬となって活躍しているようですよ。

きなこのように引退後は地域の活動に参加している元警察犬は少なくないようです。別の形で活躍し続けられるのも幸せですね。

・パートナーと過ごす ちなみに海外の警察犬は引退後どうしているのでしょうか?アメリカの警察犬は、パートナーとなる警察官といつも一緒に行動をするようです。それで引退後はそのパートナーの警察官の家に引き取られることがほとんどのようですよ。

これまでいつも一緒に行動してきたパートナー(警察官)ですから、強い絆で結ばれているはずですし、信頼できる人のもとで最後まで過ごせるのは犬にとって最高に幸せなことかもしれませんね。

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