子どもに読み聞かせたい!犬に関するおすすめの絵本10選を紹介!

子どもに読み聞かせたい!犬に関するおすすめの絵本10選を紹介!

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犬が主人公の絵本はたくさんあります。お子さんに読み聞かせることもできますし、自分で読んでみるのもオススメです。この記事では、わたしたちの身近なペットである「犬」をテーマにしたおすすめの絵本10選をご紹介していきたいと思います。

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はじめに

大人になるにつれて、「絵本」が疎遠になりつつあります。しかし、改めて絵本を読むと、意外と学べることが多く、疲れた心を癒してくれます。

この記事では、わたしたちの身近なペットである「犬」をテーマにしたおすすめの絵本を一気にご紹介していきたいと思います。

「どろんこハリー」

黒ぶちが特徴のワイヤーフォックステリア

Sally Wallis/shutterstock.com

「どろんこハリー」は、福音館書店出版、ジーン・ジオン/作の絵本です。

あらすじ

ハリーは、黒いぶちのある白色の犬です。何でも好きだけど、唯一おふろだ けは大嫌い。

ある日、おふろにお湯を入れる音が聞こえてくると、ハリーはブラシをくわえて外へ逃げ出していきます。

そして、裏庭に穴を掘ってブラシを埋め、その後、道路工場現場でさんざん遊んでどろんこになり、鉄道線路の上で遊んでススだらけになり、とうとう白いぶちのある黒い犬になってしまいました。

遊び過ぎて疲れ、お腹も減ったので家に帰ったハリー。でも、真っ黒になってしまったハリーは、家に帰っても家族からハリーだと分かってもらえません。

そこでハリーは家族に気づいてもらおうとして、一生懸命得意の芸を見せます。でも、”ハリーによく似ているね”と言われるだけで、だれもハリーだとは気づきません。

ハリーは大好きな家族に自分がハリーであることを分かってもらうために、埋めたブラシを掘り起こし、お風呂に飛び込みます。

大嫌いなお風呂で子どもたちに体を洗ってもらうことになったハリー。

どうなってしまうのでしょうか?

お風呂がキライなお子さんにおすすめ!

お風呂が苦手なお子さんもいることでしょう。きっとお風呂が嫌いなハリー に共感するのではないでしょうか?

また、好き嫌いをすると悲しいことが起きること、好き嫌いを克服するといいことがあることを学べる絵本でもあります。

シンプルな色合いで描かれたイラストも魅力的です。是非、お子さんに何度も読み聞かせてあげるのはどうでしょうか?

「くいしんぼう」

肥満のダックスフンド

Rover stock/shutterstock.com

「くいしんぼう」は、文研出版、今江祥智/文高畠純/絵の絵本です

あらすじ

くいしんぼうのダックスフンド、ボッシュはおデブになってしまい、みんな にオットセイのオットーとからかわれる日々を送っています。

明君が心配して、まずそうなものをくれるが、のどに通りません。ある夜、泥棒が入ってきて、ボッシュの前にぶあつい肉片をなげます。

ボッシュはどうするのでしょうか?

主人公ボッシュの心情物語

主人公であるダックスフンドの細かい心情がよく描かれている絵本です。ワ ンちゃんたちにも、いろいろな感情があることを学べるでしょう。

特にくいしんぼうの犬の気持ちがよく分かります。おうちで犬を飼っている方は、身近に感じられる絵本なのではないでしょうか?

「いぬ おことわり!」

フェンスに貼られている犬お断りの看板

Repli-Kate/shutterstock.com

「いぬおことわり!」は、偕成社出版、H.A. レイ/絵マーガレット・W・ブラウン/作福本友美子/訳の絵本です。

あらすじ

昔あるところに、動物園に行ってみたいな~、と思っている、小さな犬がい ました。

ある日、飼い主のおじさんが動物園に連れて行くと、何と入り口に「いぬおことわり!」という看板が!おじさんは門番から、人間の子どものように見せれば動物園に入れると聞きます。

そこで、子犬を人間の女の子に見えるよう床屋でカットし、洋服を着せて、後ろ足だけで歩けるよう調教します。サングラスをかけ、手袋をし、香水までした犬はまるで女の子のよう。

門番は見て見ぬふりをして、おじさんと犬を通します。念願の動物園に入ることができた犬。

どうなるのでしょうか?

ユーモアたっぷりの一冊!

少し長めの絵本ですが、読み始めたら結論が待てないユーモアに溢れた一冊 です。どうしても動物園に行きたかった犬、バレてしまって逃げる姿がコミカルに描かれています。

お子さんも喜ぶこと間違いなしの絵本です。

「バムとケロのにちようび」

美味しそうなドーナツ

Elena Verba/shutterstock.com

バムとケロのにちようび」は、文溪堂出版、島田 ゆか/作・絵の絵本です。

あらすじ

犬のバムとかえるのケロちゃんのおはなし。

せっかくの日曜日なの外は 雨。バムとケロは本を読んで過ごすことにしました。バムは、雨の中でも外で遊んでいたケロちゃんが汚した部屋のそうじをはじめます。

部屋をそうじしキレイになったので、バムとケロはおやつのドーナツを焼きます。その後、これから読む本を探しに屋根裏部屋へ行きます。

ところが屋根裏部屋はねずみや蛾や虫がうじゃうじゃいてハプニング発生!バムとケロは頭を使って無事本を取り、どのような日曜日を過ごすのでしょうか?

大人気シリーズ「バムとケロ」の最初の作品

バムとケロシリーズの絵本は、画面の中の細かいところまでみどころ満載の 絵本です。今回のみどころは、バムとケロが何十個もの卵をつかってこんがりドーナツをたくさん焼くシーン。

山と積まれたドーナツがどのようにハプニングに役立つかが見ものです!

バムはしっかりもので几帳面でケロちゃんの世話などテキパキとこなす一方、ケロちゃんは遊び好きのいたずら好きな性格をしています。

この愛らしい二人のコンビがなんとも言えません。ほかのシリーズの作品もおすすめです!

「アンジュール」

子どもに絵本を読み聞かせている母親

DeeMPhotography/shutterstock.com

「アンジュール」は、ブックローン出版、ガブリエル バンサン/作の絵本です。

あらすじ

捨て犬になった犬の放浪の様子を、鉛筆デッサンのみで描いている白黒のデ ッサン画の絵本です。

車から犬が捨てられます。犬はパニックになり車を追いかけますが、車は見えなくなってしまいます。

犬はにおいを頼りに、ひたすら歩き続けます。犬が道路に出たせいで、車同士が衝突して大事故が発生。犬はそれを振り返りながらも、ひたすら歩き続けます。

あきらめて野をさまよい、街にきた犬は、ひとりぼっちの子どもと出会います。果たして犬はどうなるのでしょうか?

白黒の迫力あるデッサンが魅力の絵本

勢いのある鉛筆のタッチと、激しい流れの線と怒りに満ちた強い筆圧で生き 生きと描かれた世界。

ほとんど簡単な線だけなのに、必死で飼い主の車を追いかける足は本当に動いているかのように見える人を魅了する絵本です。

だれかにすぐに教えたくなる作品です。

「アンガスとあひる」

水の上で泳いでいるアヒルの親子

hecke61/shutterstock.com

「アンガスとあひる」は、福音館書店出版、マージョリー・フラック/作の絵本です。

あらすじ

アンガスは体がとても小さくて頭と足が大きな子犬。見るもの嗅ぐものなん でも知りたがる好奇心旺盛の性格をしています。特に生け垣の向こうから聞こえてくる”ガーガー”という音の正体が気になってしかたがありません。

そんなある日、ついにチャンスがやってきます。表のドアがうっかり開けっ放しなっていたので、アンガスはこっそり表に抜け出し生け垣をくぐります。すると目の前に、ずっと気になっていた音の正体は、あひるがいました。

アンガスが吠えると、アヒルたちは大騒ぎして逃げてしまいましたが、アンガスがアヒルたちの水場で水を飲みはじめると、今度はあひるたちが大逆襲してきます。

一体アンガスはどうなってしまうのでしょうか?

アンガスの表情が魅力の一冊

この絵本の魅力は、何といってもアンガスの表情や行動など子犬そのものの 愛らしさです。犬を飼っている方なら、思わず同感してしまうことでしょう。

子どものような好奇心を持つアンガスが、失敗しても懲りない行動力にも共感できるはずです。

「ずーっと ずっと だいすきだよ」

愛犬にキスする小さな男の子

Yuliya Evstratenko/shutterstock.com

「ずーっと ずっと だいすきだよ」は、評論社出版、ハンス ウィルヘルム/作の絵本です。

あらすじ

犬のエルフィーと男の子は、一緒に大きくなった大の仲良し。でも、エルフ ィーは犬なので、男の子よりずっと早く大きくなっていきます。

エルフィーはいたずら好きで家族に叱られてばかりですが、男の子はいつも寝る前に「だいすきだよ」と言います。月日が経ち、エルフィーはどんどん年老いていき、太っていきました。

そのうちエルフィーは寝てばかりの生活を送るようになり、階段も登れなくなってしまい、もう2階で一緒に寝ることができません。

そこで男の子は、1階のエルフィーに「いつもだいすきだよ」と言ってから2階に行って寝るようになりました。

ところがある朝、エ ルフィーが死んでいました。みんなはエルフィーを庭に埋めて、すごく悲しんでいましたが、男の子は毎晩エルフィーに気持ちを伝えていたので気持ちがいくらか楽でした。

そして、今後どんな他のペットを飼っても、あの言葉「「ずーっと ずっと だいすきだよ」を毎晩エルフィーに言ってあげるんだ、決めました。

愛する者との死別をテーマにした作品

小学校の教科書にも採用されたこの絵本は、普段考えることの少ないテーマ について考えさせられる作品です。「好き」という言葉は、死んでしまっては言えなくなってしまいます。

普段から大切な相手には思いを伝えること、たとえ動物でも命が絶えてしまっても自分の心の中にはずっと生き続けていることを考えるきっかけとなります。

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