猫が鼻息をフンフンすることがあるのはなぜ?その理由と注意したい病気を解説!

猫が鼻息をフンフンすることがあるのはなぜ?その理由と注意したい病気を解説!

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みなさんは猫の鼻息やため息を聞いたことがありますか?実は、猫も人間のように鼻息やため息を鳴らすことがあります。飼い主さんの中には、愛猫が鼻息をフンフンしていると”病気なのではないか?”と心配になってしまうことでしょう。この記事では猫が鼻息をフンフンする理由について解説していきます。

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猫が鼻息を鳴らすときに注意したい病気とは?

鼻水が出ている猫

RJ22/shutterstock.com

猫は興奮している時に加えて、鼻にゴミが入ってしまったり、アレルギーを発症している時なども鼻がムズムズするため鼻息を鳴らすことがあります。

またそのほかにも病気が原因で鼻を”フンフン”とか”フガフガ”などと鳴らすことがあります。では、猫が鼻を鳴らすことで考えられる病気には何があるのでしょうか?

鼻に異物が入っている場合

猫は、鼻や喉、気管などに何かしらの異物が入ったときに、”フン”と鼻息を荒々しく鳴らし、鼻や口から息を吐き出すようにして異物を排出させようとします。

この排出行動は、猫が鼻を”フンフン”しているように見えるため、”猫の咳”とも言われています。飼い主さんが異物を取れる位置にある場合は、綿棒などを使って異物を取り除いてあげることができるでしょう。

しかし、気管などに異物が入っている場合はレントゲンを撮らないと位置が把握できないので、動物病院を受診して獣医師さんにおまかせしましょう。

慢性的な鼻づまりの場合

猫が睡眠中に”ブーブー”とか”スースー”などと、鼻息もしくはいびきのような音を鳴らすことがあります。

健康な猫の場合は単なるいびきなので特に心配する必要はありませんが、寝るたびに毎回いびきをかいていたり、音が大きい、起きているときも鼻息が治まらないなどの症状があらわれる場合は、慢性的な鼻づまりの疑いがあります。

猫風邪の場合

猫風邪には、いくつかの種類が存在していますが、主に鼻水や鼻づまり、くしゃみ、発熱などが全体的な症状としてあらわれます。

猫の場合、鼻呼吸をする動物なので、猫風邪にかかると呼吸をすることが難しくなり、鼻息が荒くなってしまうことがよくあります。

アレルギー性皮膚炎の場合

猫も人間同様、アレルギー性皮膚炎にかかります。ある特定の季節になると鼻息が荒くなったり、常に鼻息が荒い場合は、アレルギー性皮膚炎の可能性があるので動物病院でアレルギー検査を受けることができるかもしれません。

アレルギー性皮膚炎を発症してしまうと完治することは難しいですが、アレルゲンが特定できればその物質を取り除いたり、薬や食事療法を行うことで症状を和らげることは可能です。

アレルギー性鼻炎が悪化すると猫喘息を招く危険性があるので、早めにアレルゲンを特定し、対処する必要があります。

副鼻腔炎

鼻炎が長く続くと、副鼻腔のほうまで炎症が広がり、副鼻腔炎になってしまう可能性があります。鼻水や鼻づまりなどの症状があらわれるため、鼻息が荒くなったり、痛みが伴うこともあります。

症状が進行し悪化すると、ほかの感染症を発症させるリスクも高まりますので、早めに治療するようにしましょう。

熱中症

猫な肉球しか汗をかくことができません。そのため、体温が上昇しても下げることが難しいため、呼吸をして体温を下げようとします。

その際、鼻息が荒々しいなら、熱中症になっている疑いがあります。熱中症と聞くと夏にかかる病気だと思われがちですが、冬でも暖房によって熱中症にかかる危険性があります。

一般的に猫が快適に過ごせる温度は、20~23度程度と言われています。寒い季節、猫のために部屋を暖かくしてあげる場合には、温度管理に十分気を付けましょう。

猫エイズの場合

猫エイズは唾液や血液、交尾など猫同士で感染するウイルス感染症です。

猫エイズにかかると抵抗力が低下してしまうため、初期症状として鼻から音がしたり、鼻水がでることがあります。

肺水腫の場合

肺水腫とは、肺に水が溜まってしまい、空気の交換を上手に行えなくなってしまう病気です。ほかの病気と併発して発症するケースが多いようです。

急性の場合は、命を落とす危険性もあるので、猫が荒い鼻息をしているようなら注意が必要です。猫をよく観察するなら、ゴロゴロと甘えているときとは違い、鼻で一生懸命息をしているので、鼻をしっかり確認してみましょう。

クリプトコッカス症の場合

クリプトコッカス症とは、主に鳩のフンから真菌に感染する病気です。この病気に感染すると、大きなイビキや鼻の周辺にしこりがあらわれるなどの症状が発症します。

感染しても症状があらわれないこともありますが、免疫力が低下しているとかかりやすいので注意が必要です。

クリプトコッカスは鼻から血液を介して目や脳、肺、そしてその他の臓器へと広がっていきます。それにより脳炎や髄膜炎などの重い病気の発症につながることもあります。

クリプトコッカス症に感染することはあまりありませんが、万が一に備えて、猫が鳩のフンに近づかないように気を付けましょう。

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