犬は人間の表情がわかる!犬の能力やリアクションを徹底解説!

犬は人間の表情がわかる!犬の能力やリアクションを徹底解説!

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犬の行動や仕草を見ていると、飼い主の感情を理解しているように思えることがありますよね。飼い主さんの感情を感じ取る一つの方法として、犬は人間の表情を理解することができるようです。今回は、犬がなぜ表情を理解することができるのか考えていきたいと思います。

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犬は人間の表情がわかる!犬の能力やリアクションを徹底解説!

犬は人間の表情がわかる

飼い主の顔を見つめる犬

Zivica Kerkez/shutterstock.com

ワンちゃんはどのようにして、飼い主さんの感情を理解しているのでしょうか?飼い主さんの中には「ワンちゃんは自分が悲しい時は側にいてくれたり、嬉しい時には一緒に喜んでくれるようなそぶりをする」と言う方もいます。

実際に我が家で飼っていたワンちゃんも、私がストレスを抱えて帰ってきた時には、それを察知していつもより甘えて来てくれたり、ずっと私の脇にいて離れない時もありました。

飼い主さんの感情を感じ取る一つの方法として、ワンちゃんは人間の表情を理解することができるようです。今回は、ワンちゃんがなぜ表情を理解することができるのか考えていきたいと思います。

なぜワンちゃんは人間の表情がわかるのか?

様々な研究から、ワンちゃんと私たち人間の脳のメカニズムが似ているという結果が出ています。その為に、人間の感情を理解し悲しんでいる人を慰めたり、喜んでいる人を見ると一緒に喜びたくなる傾向があると分かってきました。

最近オーストリアで行なわれた研究では、ワンちゃんは人間の表情から感情を汲み取っていたという事実が分かってきたようです。その研究によりますと、ワンちゃんは人間の怒っている顔と喜んでいる顔の区別がつき、人間の喜んでいる顔には肯定的な、つまりポジティブな意味を持っていると理解できるようです。反対に怒っている顔は、たとえ知らない人の顔でも否定的な、つまりネガティブな意味があると理解できるということです。

他の動物でも、他の種類の生き物の感情を多少理解することはできるようですが、ワンちゃんが人間の感情を読み取る能力はずば抜けているようです。

この研究では、ワンちゃんが人間の怒っている顔と喜んでいる顔を区別するだけではなく、その表情が意味しているところまでも理解出来ているということが分かりました。そして、飼い主さんだけではなく、一度も会ったことのない見知らぬ人に対しても表情を見極めることができることも分かりました。本当にすごい能力を持っていますね。

どのような実験を実施したかというと、まずタッチスクリーンに映し出された笑顔の写真と怒った顔の写真の二枚を出し、24匹のワンちゃんにそれぞれ課題となっている表情を選ばせました。ワンちゃんを2つのグループに分けて、グループ1には連続して笑顔の写真を選ぶとご褒美がもらえるようになっていて、グループ2では連続して怒っている顔の写真を選ぶとご褒美をもらえるようになっています。

その結果、ワンちゃんたちは正確に二つの表情を識別して正しいものを選ぶことができたようです。

そして、ワンちゃん達は笑顔の写真を選ぶ方が、怒った顔の写真を選ぶよりも時間がかからなかったようです。ワンちゃん達は笑顔の写真だと、ためらうことなくすぐに選ぶことができたようです。怒っている顔の写真にはあまり近づきたくないらしく、オヤツを使って怒っている写真を選ぶように訓練しようとしても、選ぶのを渋っているワンちゃんが多かったようです。

このことから、ワンちゃんは私たちと同じように表情に関する基礎概念を持っていて、それを見知らぬ人であっても当てはめることができるということです。

言語処理能力もある!?

他の研究結果ではワンちゃんが人間と同じように言語を処理できることも分かっています。

ある研究では、ワンちゃんと人間の言語を処理する方法がかなり似ているようです。ボーダーコリー、ゴールデンレトリバー、ジャーマンシェパード、チャイニーズクレステッドなどのワンちゃんで実験した結果です。人や他のワンちゃんが発する様々な声を聞いた時に脳がどのように反応するかを調べました。

その結果、人でもワンちゃんでも、脳の中で幸福感や恐怖感を表す声に反応する部分が、同じように活性化していることが分かりました。また、ワンちゃんが子音と母音を聞き分けるということもできたようです。

そして、その研究チームは、それぞれの飼い主さんが内容や言い方を変えて発した言葉を録音で聞かせ、褒め言葉を賞賛する口調で、中立的な言葉を中立的な口調で、褒め言葉を中立的な口調で、中立的な言葉を賞賛の口調で言ってもらったようです。

この4パターンを使用したところ、ワンちゃんの脳の画像は、左半球が単語に、右半球がイントネーションに反応していることを示しました。このことは、飼い主さんの言葉に加えて、イントネーションをもそれぞれ理解している事を示しています。

こうしたことは、ワンちゃんが単語だけでなく、飼い主さんの発する言葉のイントネーションもよく見極めているということですね。

話を戻しまして、ワンちゃんが飼い主さんの表情を見る際には、どこを見ているでしょうか。ワンちゃんは人間の顔の右半分を見ているようです。人間の写真を上下逆にしても、ちゃんと人間の顔の右半分を見ます。ワンちゃんは2歳の人間の子供と同じ程度のアイコンタクトもはかることができます。

ワンちゃんは年を取ればとるほど、相手の気持ちをよく理解し適切な行動をしようとしてくれるようになります。

このように、ワンちゃんは私たち人間の気持ちを表情から理解できるという事が分かりました。そうであれば、こちらもワンちゃんの表情から気持ちを理解してあげたいですね。では、次にどうしたらワンちゃんの気持ちを理解することができるのか見ていきましょう。

ワンちゃんの気持ちを表す外見的特徴を紹介

口角が上がっているチワワ

Jan Dix/shutterstock.com

ワンちゃんの言葉を理解する為に、翻訳機などが流行った時期もありましたが、残念ながらワンちゃんの言葉を全て理解することは現段階では難しいと思います。そのため、私たちがワンちゃんの気持ちを理解する為には、ワンちゃんの表情をみて汲み取る必要があります。

いくつかの表情を解読してみましょう。しかし、注意して欲しい点として、同じ行動でも状況によって意味が違ってきますし、個体差がありますので、参考程度で見てくださいね。

ワンちゃんの表情は目、耳、口を動かして、その組み合わせから互いに気持ちを伝え合っています。それぞれのパーツの基本的な特徴や表している感情について見ていきましょう。

1.目

穏やかでリラックスしている時の瞳の大きさを普通の状態と比較した場合、興奮していたり集中している時には瞳孔が開きます。楽しくて興奮している時にはキラキラとして、不安や怒っている時にはギラギラと目が光って見えます。

ワンちゃんが飼い主さんをジッと見つめている時には、飼い主さんの注意を引きたい、構って欲しいときです。体をリラックスさせて熱心に見つめていたのなら、撫でて欲しいな〜、餌が欲しいな〜、オヤツが欲しいな〜などの要求が含まれています。

また、体が緊張していて頭を下げながら見つめていたのなら、苦しいなどの不快感を訴えている可能性があります。リードをみながら、飼い主さんを見つめていたら、散歩に行きたい!という要求です。これは簡単ですね。

叱られた後や、何かいたずらなどをして罪悪感がある、後ろめたいことがある時に、飼い主さんからそっと目をそらすことがあります。これには、反省しています…という気持ちが表れています。

また、喧嘩したくない相手に対して、あなたに敵意はありませんよという表現を意味します。そのために、飼い主さんから目をそらすということは、飼い主さんに対して敵意がないことを示し、あなたに従いますというサインです。まばたきや目を動かすことで目線を合わせないようにします。

しかし、ワンちゃんが全く飼い主さんを見ようとしない時には、人間を恐れていて臆病になっている可能性もあります。昔、人間から怖い目にあわされたり、飼い主さんから厳しく叱られたことで少しナーバスになっていることでしょう。そうした場合には、優しく話しかけながら、撫でて安心させてあげることが大切です。

2.耳

耳は注意している方向に向きます。そのため、穏やかでリラックスしている時には自然と前に向いています。何かに集中していたりする時には力強くそちらの方向に向きます。周囲を警戒しているようであれば、前後左右に広がったり、動かしたりして落ち着きがありません。

積極的な時、自信がある時などは耳はピンッと立っています。怒っている場合でも耳は立ちますが、この場合には歯もむき出しになっているため分かりやすいでしょう。消極的な時や怯えている時、従順を示している時には、後ろにピタッと倒れます。恐怖から身を守る為に威嚇する場合にも後ろに倒れます。

3.口

満足している時、リラックスしている時などは口元が緩んで下の歯が見えます。

ワンちゃんが、口角が上がって笑顔のような顔になる時があります。それは、嬉しい・満足しているという感情の表われです。また、飼い主さんから怒られているのにこのような顔になっている時には、飼い主さんをなだめたい、この状況から抜け出したい、わかりました〜という笑顔でもあるようです。

意識を集中している時、何かの匂いを嗅いで情報収集している時には、より多くの情報を取り入れる為に口を閉じます。緊張していたり、警戒している時にも口を閉じる傾向があります。

不安を感じたり、緊張している時には、自分を一旦落ち着かせる為に舌で口元や鼻を舐めるという行動をします。

唇がめくれ上がって、歯茎まで見えている状態の時は警告の合図です。歯茎が見えれば見えるほど警告の度合いは高く、前歯と上の犬歯まで見えている場合には最終警告と考えていいでしょう。それ以上の接触を試みてしまうと攻撃される可能性がありますので、そっとその場を離れましょう。

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