
キャットリボン運動って何のこと?乳がんで苦しむ猫を減らす運動をサポートしよう!
2019年9月1日に、猫の乳がん予防啓発プロジェクト「キャットリボン運動」が始まりました。この活動は、一般社団法人日本獣医がん臨床研究グループを中心に、乳がんで苦しむ猫をゼロにすることを目的としています。ここではキャットリボン運動の活動に注目するとともに、猫の乳がんチェック方法を取り上げます。

愛猫の乳がんチェックを定期的にしよう!

Elnur/shutterstock.com
愛猫の乳がん予防また早期発見のために、定期的に愛猫をマッサージしながら乳がんチェックをしましょう。どのように愛猫とスキンシップをしながら乳がんチェックを自宅で行えるでしょうか?
乳がんは上記でみたように、2㎝以下で発見できるかどうかが生存期間に大きな影響を与えます。ですから自宅での飼い主さんによる早期発見にすべてがかかっています。1ヶ月に1回の目安で、無理なく愛情を込めて行っていきましょう。次のような手順で乳がんチェックを行えます。
ステップ1:まず愛猫の機嫌がいい時や遊んでもらいたそうなタイミングを見計らう。
ステップ2:愛猫を膝に挟むようにして仰向けにする。
ステップ3:おっぱいの周り、わきの下から足の付け根まで広範囲にわたってチェックする。
ステップ4:少しつまみながら、全体をやさしく触る。
ステップ5:上から下に向かい、右側、左側と順番に行いすべてをチェックする。
猫の乳がんのしこり
腫瘍の大きさが2㎝以内の初期の乳がんは痛みなどの症状がないため、猫の様子を観察しているたけでは分かりにくいといわれています。ですから愛猫を触ることは欠かせません。そして少しでも違和感や異変を感じたら、すぐに動物病院を受診することが大切です。
乳がんのしこりには丸みを帯びたものもあれば、平らなもの、毛に埋もれているものなどさまざまなタイプがあります。たとえ小さくても、しこりらしきものがあるなら自己判断するのではなく、プロである獣医師さんに判断してもらいましょう。
キャットリボン運動の活動を応援しよう!

Syda Productions/shutterstock.com
キャットリボン運動で行われている活動は、活動を応援してくださっている方の寄付によって運営されています。
この活動では、ひとりでも多くの方が猫の乳がんについて知り、乳がんで苦しむ猫を一匹でも多く救えるよう、一般社団法人・日本獣医がん臨床研究グループ(JVCOG)を中心とした主催者が、活動資金助成として「キャットリボン運動」の支援を募っています。
キャットリボン運動のロゴをモチーフにした「キャットリボン・オリジナルピンバッジ」を税込1,000円で販売しており、その収益はキャットリボン運動の普及へと使われます。キャットリボン・オリジナルピンバッジは縦の長さが約2㎝なので、飼い主さんが愛猫をセルフチェックする時の目安として使用できるようになっています。
またキャットリボン運動の普及と継続のために、支援したい方は個人・法人を問わず、1,000円、5,000円、10,000円(すべて税込)から寄付の参加をすることが可能です。お礼としてキャットリボン・オリジナルピンバッジがプレゼントされます。支払い方法は決済サービスPayPayのご利用となっています。
まとめ

Syda Productions/shutterstock.com
キャットリボン運動や猫の乳がんについてみてきましたが、いかがでしたか?
毎日愛猫と一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、かけがえのないひとときとなります。飼い主さんであれば、愛猫の幸せを願っているのではないでしょうか?
愛猫が毎日幸せに過ごすためには、愛猫の病気を飼い主さんが予防・早期発見することが関係してきます。特に猫の死因の80%以上を占める猫の乳がんは、自宅での飼い主さんの早期発見が生存確率に影響を与えます。
定期的に乳がんのセルフチェックをしてあげるなら、万が一腫瘍を発見したとしても早期発見で完治することができるでしょう。ぜひ定期的に愛猫の乳がんセルフチェックを行っていきましょう。
また、猫の乳がんゼロを目指しているキャットリボン運動を支援し、ひとりでも多く方に猫の乳がんを知ってもらえる活動をサポートしてみるのはどうでしょうか?
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