犬にほうれん草はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

犬にほうれん草はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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犬にほうれん草を与えても問題ありません。ほうれん草には豊富な栄養素が含まれており、犬にとってもある程度の健康効果を期待できる野菜です。しかしほうれん草を犬に食べさせる際には与え方や量に注意する必要もあります。ここでは犬にほうれん草を与えることで期待できる効果や注意点を解説します。

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犬にほうれん草を与えても問題ない?

ほうれん草

pexels.com

ほうれん草には犬の健康にも役立つ栄養成分がたくさん含まれているので、基本的には与えても問題はありません。体力が落ちやすい秋から冬にかけての時期に、積極的に取り入れたいと思われる飼い主さんも多いことでしょう。

ただし、ほうれん草には「シュウ酸」が多く含まれており、これがシュウ酸カルシウム結石の原因となってしまうため、与え方に注意が必要です。「シュウ酸」は茹でることで無くなるので、犬に与えるときには生ではなく、必ず茹でてから与えるようにしましょう。

犬にほうれん草を与えてもいい量

食べ物をもらう犬

pixabay.com

ほうれん草にはたくさんの栄養素が含まれているものの、過剰に与え過ぎてしまうと嘔吐や下痢などの消化不良を起こしやすい食材でもあるので、与える量に注意が必要です。

では、犬に与えて良いほうれん草の「適量」はどれくらいでしょうか。この「適量」は犬の体重によって変わってきます。では犬の体重別に、それぞれの適正量についてご紹介します。

超小型犬の場合

超小型犬とは体重が4kg未満の犬種のことで、例えばその中にはチワワやトイプードル、ヨークシャーテリア、ポメラニアンなどが含まれます。

超小型犬に与えることのできる1日のほうれん草の目安はおよそ25g程度です。これはほうれん草を茹でて水気を絞った状態での量です。

小型犬の場合

小型犬とは体重が10kg以下の犬を指します。代表的な犬種としてはシーズーやミニチュアダックスフンド、パグやボストンテリアなどが挙げられます。小型犬に与えて良い1日の適正量は、ほうれん草を茹でて絞った状態で50g程度です。

中型犬の場合

中型犬は体重が25kg以下の犬のことです。フレンチブルドッグやウェルシュコーギー、ボーダーコリースタンダードシュナウザーなどが含まれます。中型犬が食べて良いほうれん草の量は、茹でた状態で90g前後です。

大型犬の場合

大型犬とは体重が25kg以上の犬を指します。例えばシェパードや秋田犬、レトリーバーやセントバーナードなどを挙げることができます。大型犬に与えて良い1日の適正量はおよそ100g~140gほどです。

子犬の場合は注意が必要

子犬にほうれん草を与えていけないということはもちろんありませんが、子犬は消化器官が発達していないので与え方や量には特に注意が必要です。ほうれん草を食べることで、嘔吐や下痢などの消化不良を起こしてしまう可能性もあります。

子犬の体重に関わらず“ほんの少し”与えるだけにするか、もしくはわざわざ与える必要はないといえるかもしれません。

犬にほうれん草を与えることで期待できる効果

元気な犬

pixabay.com

ほうれん草にはどんな栄養素が含まれているでしょうか。おもな栄養成分には以下のようなものが含まれます。

  • ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1、B2、ビタミンK
  • βカロテン
  • 鉄分
  • カルシウム
  • 葉酸

鉄分や葉酸、ビタミンKといった成分は血液を作り出してくれるので、貧血予防に役立ちます。さらに血液を全身に運んだり、出血した時に血液を凝固したりする働きがあります。

また、ビタミンKには骨折や骨粗しょう症を予防する働きもあります。ビタミンCは風邪への抵抗力や免疫力を高める効果を期待できます。他にもβカロテンには抗酸化作用があり、皮膚や被毛をきれいに保つ効果や目の健康に効果を発揮してくれます。

犬にほうれん草を与えるときの注意点

フードプロセッサーで作ったほうれん草ジュース

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上記でも少し取り上げましたが、ほうれん草にはシュウ酸カルシウム結石の原因となる「シュウ酸」が多く含まれているので、愛犬にほうれん草を与えるときには必ず茹でてアク抜きをしてから与えるようにしましょう。

茹でてしまえばシュウ酸はほとんど無くなるため、ほとんどの犬にとっては食べても問題はなくなります。しかし、尿路結石などの既往歴がある犬には与えないほうが良いかもしれません。

さらに、犬は食材を丸飲みしてしまうことが多いので、消化不良を起こさないためにも茹でたほうれん草を細かく刻むか、もしくはフードプロセッサーなどですりつぶした状態にしてから与えた方が良いといえます。

小松菜は与えても問題ない?

小松菜

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ほうれん草と同じく秋冬にかけて出回る野菜に小松菜があります。小松菜もほうれん草と同じく、βカロテンやビタミン、葉酸やカルシウム、鉄といった栄養素を多く含む緑黄色野菜です。栄養素に関しては小松菜の方が優れているほどです。しかし見た目はとても似ていますが、ほうれん草は「アブラナ科」、小松菜は「ヒユ科」と科が異なります。

見た目も含まれる栄養素もほうれん草と非常に似ている小松菜ですが、小松菜も犬に与えて大丈夫なのでしょうか?結論から言うならば、小松菜も犬に与えて問題ない野菜です。

しかし、やはりほうれん草と同じくシュウ酸が多く含まれている野菜なので、生ではなく茹でてしっかり水切りしたものを与えるようにしましょう。

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