犬にオクラはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

犬にオクラはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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オクラは犬に与えても大丈夫な夏野菜の一つです。ネバネバが特徴のオクラは、様々な栄養素が含まれているので、犬の健康維持をサポートする上でも役立つ食材といえるでしょう。そこで今回は、オクラに含まれる栄養素や、犬に与えるときの注意点について詳しく紹介したいと思います。

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犬にオクラを与えても問題ない?

美味しそうなオクラ

Red Confidential/shutterstock.com

オクラは、アオイ科トロロアオイ属の植物で、原産地はアフリカ北東部と言われています。国内では、鹿児島県や高知県など、主に暖かい地方で栽培されており、6月~8月の夏季に旬を迎えます。

オクラには、健康に良い栄養素が豊富に含まれています。主な栄養素は、「食物繊維」「βカロテン」「カリウム」「カルシウム」「マグネシウム」「葉酸」などです。

基本的に犬にオクラを与えても問題ありません。オクラには様々な栄養素が含まれているので、犬の健康を維持する上で大きなメリットとなるでしょう。しかし、犬にオクラを与える場合、注意しなければいけない点がいくつかあります。

犬にオクラを与えてもいい量

ごはんを食べている大型犬

LightField Studios/shutterstock.com

体に良いからといって、犬にオクラを与え過ぎるのはよくありません。どんな食材でも、「適量」を与えることが大切です。

基本的に、犬が必要とする栄養素はすべてドッグフードの中にバランスよく配合されています。そのため、犬にオクラを与えるときは、ドッグフードのトッピングやおやつ程度に与えるだけで良いでしょう。

では、犬に与えていい1日の摂取量はどのくらいなのでしょうか。それは犬の体重や大きさによっても異なります。では、犬の体重別に与えていい適正量を調べてみましょう。

超小型犬の場合

超小型犬とは、体重が4kg未満の犬のことです。超小型犬には、チワワやティーカッププードル、ボロニーズ、ヨークシャテリアなどが含まれます。

超小型犬にオクラを与える場合、1日に1本~1本半を目安に与えることができます。犬の体重に合わせて量を調節してください。

小型犬の場合

小型犬とは、体重が10kg以下の犬のことを言います。例えば、シーズーやペキニーズ、ミニチュアダックスフンド、ミニチュアシュナウザーなどがいます。

体重が10kg以下の犬にオクラを与えるときは、目安として1日2本~5本程度を与えることができるでしょう。

中型犬の場合

中型犬には、体重25kg以下の犬が含まれます。スタンダードシュナウザーやビーグル、フレンチブルドッグ、ボーダーコリーなどが代表されます。中型犬にオクラを与える場合は、6本~12本半程度を目安にして与えることができます。

大型犬の場合

大型犬とは、体重が25kg以上の犬のことです。大型犬を代表する犬種として、秋田犬やサモエド、ダルメシアン、ドーベルマンなどがいます。

体重が30kgの大型犬の場合は、1日15本程度を目安に、40kgの大型犬の場合は、1日20本程度を目安に与えることができるでしょう。

子犬の場合は注意が必要

子犬の場合、消化器官機能が未発達なので特に注意が必要です。子犬にオクラを与え過ぎると、お腹が緩くなったり、腎臓に障害が出ることもあります。ゆえに、子犬にオクラを与える場合は、少し量を減らしてあげましょう。

犬にオクラを与えることで期待できる効果

新鮮なオクラ

JIANG HONGYAN/shutterstock.com

オクラのネバネバする成分は、「ペクチン」という食物繊維と、糖タンパク質によるものです。ペクチンは、腸内の善玉菌を増やし、整腸作用を促す働きがあるので、犬の便秘改善に効果があります。糖タンパク質は、胃腸を保護し、タンパク質の消化や吸収をサポートしてくれるので、疲労回復に効果が期待できます。

また、オクラには抗酸化作用がある「βカロテン」が豊富に含まれています。βカロテンは、活性酸素を除去し、粘膜を保護する働きがあるので、免疫力アップやガン予防、心臓病の予防などに効果的です。さらに、βカロテンは体内でビタミンAへと変換されます。ビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保ったり、視力を維持する働きがあります。

加えて、オクラには「カリウム」も多く含まれています。カリウムは、体内の不要な塩分を排出する働きがあるので、高血圧予防に効果があります。

犬にオクラを与えるときの注意点

犬にオクラを与えるときは、生で与えても加熱してもどちらでも大丈夫です。どちらにしても、できるだけ細かく刻んだものを少量与えるようにしてください。

また、オクラの産毛には、防虫剤や殺虫剤などの薬剤が残っている可能性があります。薬剤を口にすると、犬の健康に悪影響が及ぶので、しっかり流水で薬剤を除去してから与えるようにしてください。

犬の中には、特定の食べ物のアレルギー反応を示す子もいます。特に、初めて愛犬にオクラを食べさせるときは、少量だけ与え、食後にアレルギー反応が出ないかしばらく様子を見るようにしましょう。もし、オクラを食べた後に、下痢や嘔吐、体をかゆがるなどの症状が出た場合は、すぐにかかりつけの病院に連絡し獣医師に相談してください。

山芋や納豆は与えても問題ない?

器に入っている納豆

K321/shutterstock.com

オクラと同じネバネバした成分を持つ、山芋や納豆は犬に与えても問題ないのでしょうか?

結論からいうと、山芋アレルギーや大豆アレルギーを持っていなければ、どちらも基本的には与えて大丈夫です。ただし、与え過ぎるのは良くありません。犬に与えるときは少量だけ与えるようにしましょう。

また、山芋の皮の周りに含まれる「シュウ酸カルシウム」は、皮膚に付着すると痒みの原因となったり、過剰摂取すると尿路結石の原因となる可能性があります。ゆえに、皮膚に疾患を持っている犬や、腎臓に疾患を持っている犬には山芋は与えない方が良いでしょう。

加えて、納豆を犬に与えるときは、タレや薬味を入れて与えるのはNGです。塩分の過剰摂取や中毒症状を起こす原因ともなるので、タレや薬味抜きで与えるようにしてください。

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