犬にこしょうはNG!致死量ともしも食べた時の対処法!

犬にこしょうはNG!致死量ともしも食べた時の対処法!

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犬にこしょうを与えるのはやめましょう。こしょうなどの香辛料は犬には刺激が強く、胃腸に影響を与えて食欲不振などのトラブルにつながりかねないからです。ここでは、犬にこしょうを与えていけない理由や、犬がもしこしょうを食べてしまった場合の対処法などを詳しく解説します。

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犬にこしょうを与えてはいけない理由とは

黒コショウ

Khunaoy/shutterstock.com

こしょうは料理の風味や香りを良くするために用いられる香辛料で、家庭では黒こしょうか白こしょうがよく使用されます。粉状のものもあれば粗挽きタイプもあって、料理によって、あるいは好みに合わせて日常的に使用される機会が多い香辛料です。

人間でも胃腸が敏感な人は、香辛料が入った刺激が強い料理を食べるとお腹を壊してしまうことがあります。犬にとっても、こしょうなどの香辛料は胃腸を刺激して下痢などの消化不良につながったり、食欲不振になったりなどのトラブルにつながってしまうので、与えるのはよくありません。

犬は嗅覚が非常に優れているので、こしょうなどのにおいの強い香辛料は避ける傾向が多いので、犬が一度に大量のこしょうを食べてしまった!という事例はほとんどないことでしょう。また、犬が微量のこしょうを口にしたとしても、すぐに何らかの深刻なトラブルを招くといったことはほとんどないといえます。

それでも、こしょうは人間が食べる料理によく含まれている香辛料です。人間が食べるものを日常的に食べさせていると、知らずのうちにこしょうを常習的に摂取させてしまうことにつながりかねません。そうなると、犬の体に負担をかけてしまう可能性があるので注意が必要です。

犬がこしょうを食べてしまった時の症状

元気がない犬

Anna Hoychuk/shutterstock.com

犬が常習的にこしょうが入った食べ物を口にしていると、以下のような症状につながる恐れがあります。

  • 嘔吐や下痢
  • 食欲不振
  • 元気がない
  • 腹痛
  • 胃腸炎
  • 脱水症状
  • 胃腸の感覚が麻痺する など

脱水症状は下痢が続くことで起こる可能性があります。脱水症状が続いて悪化してしまうと命にも関わるので、早い処置が必要になります。こしょうを少量食べたことで、すぐにこれらの症状が出ることはほとんどないと思いますが、日常的にこしょうが入ったものを食べさせるのは危険です。

犬に危険が及ぶ摂取量

犬がどれほどのこしょうを口にすると危険が及ぶのかは分かっていません。もちろん、犬の大きさや体重によっても危険が及ぶ摂取量は異なると思いますが、犬によって個体差がありますし、犬が一度に大量に摂取することはまずない食べ物なので、はっきりとした量をここで述べることはできません。

人間と同じように、ほんの少しのこしょうが胃腸に刺激となる犬もいれば、食べても何ともない犬もいることでしょう。いずれにしても、こしょうは犬に刺激が強いことを考えると、犬の体重や大きさに関わらず「ほんの少しの量」でも与えない方がいいと言えます。

犬が誤ってこしょうを口にしてしまった事例

犬が、私がお昼に食べようと、鶏肉を塩コショウと、醤油で焼いたものをテーブルに置いていて
数秒ほど目を離したすきに、椅子に上がり舐めてました…

食べたわけではないのですが、心配です。少量なら大丈夫でしょうか? 
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10120964880?__ysp=54qsIOiDoeakkiDpo5%2FjgbnjgZ8%3D

子犬の場合はさらに要注意

子犬にこしょうが入った食べ物を与えないように特に注意してください。子犬は成犬のように消化器官が発達していないので、ちょっとしたことで嘔吐や下痢などの消化不良を起こしてしまいやすいからです。

子犬は好奇心が旺盛なので、さまざまな食べ物に興味を抱くことがあります。ちょっと目を離したすきにこしょうが入った料理を口にしてしまった、などということもあるので、子犬の周囲にこしょうが含まれた食べ物を置かないように注意するようにしましょう。

犬がこしょうを食べてしまった場合の対処法

診察を受ける犬

kazoka/shutterstock.com

犬がこしょうを食べてしまったことが分かった時は、まず体調に変化がないかしっかりと観察するようにします。こしょうを少量食べてすぐに何らかの異常が見られるといったことはまずないので、落ち着いて愛犬の体調を見守りましょう。

食べたものを無理やり吐かせようとするのは危険です。逆に愛犬の胃腸を傷つけてしまう恐れもあります。自分で何とかしようとせずに、もし犬が嘔吐や下痢をしているなどいつもと違う様子が見られたなら、獣医師に連絡を取って指示や判断を仰ぐようにしましょう。

獣医師に連絡する際には「いつ、どれくらいの量を口にしたのか」「現在の愛犬の様子はどうか」などを詳しく、正確に伝えるようにします。そうすれば、一刻も早い適切な処置につながります。

トウガラシや山椒も与えてはダメ

トウガラシや山椒も、こしょうと同じように刺激が強い香辛料の一種です。犬の胃腸に負担をかけてしまう恐れがあるので、与えないように気を付けましょう。特に、トウガラシに含まれる「カプサイシン」という成分は、犬にとって有害なので注意が必要です。

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