山陰柴犬とはどんな犬種？その歴史と性格を徹底解説！！

山陰柴犬はどのような犬？

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※画像は柴犬ではありますが、山陰柴犬ではありません。

柴犬は細かく5つの種類に分けることができます。

もっともポピュラーなのが「信州柴犬」ですが、その他にも「美濃柴犬」「川上犬」、そして昔ながらの柴犬の「縄文柴犬」です。さらに、希少価値が高く全国に400頭ほどしか居ないといわれている種類が、今回ご紹介する「山陰柴犬」です。

山陰地方特有の貴重な柴犬ですが、太平洋戦争や伝染病などで絶滅の危機が何度かありましたが、多くの人の努力により犬種が保存されて現在にまで至っています。

山陰柴犬のルーツ

日本犬の先祖は大きく2つのグループに分けることができます。縄文人と一緒に南方から入ってきたグループと、弥生人と一緒に大陸を渡ってきたグループです。山陰柴犬は、後者の大陸から渡ってきたグループに属するといわれています。

一般的な信州柴犬は、前者の南方からのグループに属するので特徴が少し異なります。むしろ、韓国の珍島などの犬と近い関係にあるようです。

血統を守る活動

山陰柴犬は一度に生まれる子犬の数が少ないのも特徴なので、数が中々増えないという問題があります。ただ、山陰柴犬育成会では、血統の管理や子犬の斡旋など様々な活動を通して血統を守る活動をしています。その他にも、交配や補助や代行なども行って積極的に活動しています。

山陰柴犬の身体的特徴は？

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※画像は柴犬ではありますが、山陰柴犬ではありません。

犬にはそれぞれ犬種によって特徴がありますが、それは山陰柴犬も同じです。他の柴犬と同じ特徴もありますが、独特の特徴もあります。ここでは、その幾つかをご紹介しましょう。

特徴ある耳

基本的に耳がピンと立っています。それだけではなく、顔の幅からはみ出ないようになっているので、シャープな印象が特徴です。

体型

顔がとても小さく体は細いのが特徴です。キツネ顔の柴犬の特徴を持っているからでしょう。一般的に、柴犬はズングリムックリのイメージがありますが、山陰柴犬は細マッチョな体型をしています。かといって弱々しい訳ではなく、筋肉質な体型なのでキリッとした印象を持つことでしょう。

生後4ヶ月から成犬になる時期にかけて体型が崩れるようです。これは耳や足が先に成長するためで、多少の体型の崩れが生じます。生後7ヶ月を過ぎると徐々に体型が整い、スマートで整った体型が完成するのは3年から5年ほどかかるでしょう。

大きさ

山陰柴犬の体高はメスで37cm、オスで40cmといわれています。一般的な柴犬と比べてほぼ違いはありませんが、少し足が長いのが特徴です。

体重についても一般的な柴犬とほぼ同じくらいなので柴犬と同じ小型犬に分類されますが、少し大きめなので、大きめの小型犬か中型犬と同じくらいの大きさと見た方がいいかもしれません。

尻尾

柴犬の尻尾は巻いている巻尾が一般的です。しかし、山陰柴犬の尻尾は差し尾の場合が多く、「つ」の形の尻尾が多く見られます。たまに巻いている犬もいますが、それでも緩い巻尾になるようです。

毛色

毛色はほぼ茶色のみですが、淡い色合いのことが多いようです。白に近い毛色もまれに見受けられますが、極めて少ない確率といわれています。

毛質

毛並みは固めのスムースコートです。癖がなく直毛であることも特徴の1つでしょう。ただ、冬毛が抜ける5月から6月のの時期に羊のような姿になります。この夏と冬で全く異なる毛質に変化するのが見られるのも特徴です。

山陰柴犬の性格は？

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※画像は柴犬ではありますが、山陰柴犬ではありません。

犬は飼い主さんの性格に似るといわれていますが、まさにそれを体現しています。山陰地方の方々の寡黙で忍耐強い性格を反映しているのでしょう。ここでは、その性格の幾つかをご紹介します。

静か

無駄吠えが少なく、吠える時も力強い低い声で吠えます。控えめに吠えるのも山陰柴犬の特徴です。

控えめな感情表現

飼い主さんにとても従順ですが、控え目な性格なのも特徴です。それゆえに感情の表現が少し物足りなく感じるかもしれません。うれしい時も尻尾を数回振る程度でとても控えめなので、飼い主さんが敏感に感情を読み取ることが大切です。

山陰柴犬を飼育するためには？

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※画像は柴犬ではありますが、山陰柴犬ではありません。

残念ながら山陰柴犬はペットショップで購入することはできません。もしお迎えするのであれば、山陰柴犬育成会から譲り受けるしかないでしょう。ただし、譲り受けるには一定の基準を満たす必要があります。

主な3つの条件は以下の通りです。

山陰柴犬はとても貴重な犬種なのでこれからも血統を守っていく必要があり、飼育用件が厳しくなっています。興味がある場合は、一度山陰柴犬育成会に問い合わせすることをお勧めします。