イングリッシュ・ポインターの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

イングリッシュ・ポインターの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

update

イングリッシュ・ポインターの性格や飼い方や歴史についてご説明します。

update
English Pointer dog

DragoNika/shutterstock.com

名称:イングリッシュ・ポインター 性格:機敏、力強い、優しく安定している 寿命:12~17年 体重:20~34kg 体高:58~71cm 毛色:レモン&ホワイト、オレンジ&ホワイト、レバー&ホワイト、ブラック&ホワイト、単色、トライカラー 値段相場:ペットショップ不明、ブリーダー10~30万円、ブリーダー直販のペットショップ10~30万円

イングリッシュ・ポインター English Pointer
イングリッシュ・ポインター English Pointer
イングリッシュ・ポインター English Pointer
イングリッシュ・ポインター English Pointer
イングリッシュ・ポインター English Pointer
イングリッシュ・ポインター English Pointer
イングリッシュ・ポインター English Pointer
イングリッシュ・ポインター English Pointer
イングリッシュ・ポインター English Pointer
イングリッシュ・ポインター English Pointer

イングリッシュ・ポインターの性格

犬の品種の認定をはじめ、犬種標準の指定を行うジャパンケネルクラブ(JKC)によると、イギリスを原産とするイングリッシュ・ポインターは、鳥猟犬種において最も優秀で有名な犬種とされています。20世紀に入り狩猟犬としてのニーズが低下すると、ショードッグとしても活躍しました。 その後家庭犬として改良されたため、利口で穏やかな性格の飼いやすい犬種です。活動的で飼い主との作業を好むので、一緒にスポーツやアウトドアを楽しむこともできます。 人とのコミュニケーションを多く必要とする犬種なので、留守番等で1匹になると強い不安を感じる一面もあります。長い時間、留守番をさせるのは避けましょう。

性格が似ている犬種にイングリッシュ・セターがいます。同じイギリスを原産とする犬種で、両者の違いは被毛にあります。短毛のイングリッシュ・ポインターに対し、イングリッシュ・セターはフワフワの長毛で優雅な印象です。

イングリッシュ・ポインターの平均寿命

イングリッシュ・ポインターは大型犬に属し、平均寿命は12~17年です。高い身体能力をもつ一方で、過度の運動は臓器や関節への負担が大きいので寿命を縮めます。適度な運動が長生きのコツです。

イングリッシュ・ポインターの平均体重

イングリッシュ・ポインターの平均体重は、オスであれば25~34kg、メスであれば20~30kgです。筋肉質で無駄のないスレンダーな体型をしています。

イングリッシュ・ポインターの平均体高

イングリッシュ・ポインターの平均体高は、オスなら63~71cm、メスなら58~66cmです。個体差はありますが、オスの方が若干高くなる傾向があります。

イングリッシュ・ポインターの毛色(カラー)

ジャパンケネルクラブで認められているイングリッシュ・ポインターの毛色は、レモン&ホワイト、オレンジ&ホワイト、レバー&ホワイト及びブラック&ホワイトです。単色(セルフカラー)やトライカラー(3色)もあります。

レモン&ホワイト
English Pointer dog

DragoNika/shutterstock.com

オレンジ&ホワイト
Beautiful orange and white english pointer standing

Anna Pozzi - Zoophotos/shutterstock.com

レバー&ホワイト
english pointer dog at home

izzet ugutmen/shutterstock.com

ブラック&ホワイト
Dog english pointer crossing the river in the autumn

Jelena Safronova/shutterstock.com

  • レモン&ホワイト
  • オレンジ&ホワイト
  • レバー&ホワイト
  • ブラック&ホワイト
  • 単色
  • トライカラー

イングリッシュ・ポインターが成犬になるまでの期間

大型犬であるイングリッシュ・ポインターが成犬になるまでには、約15~18カ月かかります。生まれたときに比べると、体の大きさは約70倍にも成長します。

※成犬とは身体的な成長が止まることです。

イングリッシュ・ポインターの鳴き声

イングリッシュ・ポインターは、鳥猟犬として獲物の場所を静かに教える役割がありました。鳴いて役割を果たす狩猟犬や牧羊犬とは違い、吠えにくい犬種です。

イングリッシュ・ポインターがかかりやすい病気

病名時期や症状治療費
白内障目の水晶体が白く濁り、視力が低下する。加齢によるものが多い。約30万円
眼瞼内反症何らかの原因によって瞼が内側に巻き込み、目の炎症を引き起こす。約10万円
股関節形成不全股関節の異常により、歩行困難を生じる。大型犬に多い。約40万円
外耳炎耳の中にカビや細菌などが繁殖する。痒みを伴い、悪化すると中耳炎や内耳炎を起こすことも。約3千円
胃捻転胃が空気で膨張し、捻じれる病気。命に関わるケースもある。大型犬に多い。約20万円

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。 ヨーロッパ原産のイングリッシュ・ポインターは、高温多湿の日本の夏が苦手な犬種なので、暑い時間の散歩は避けましょう。日が落ちてからも、飲料水を持ち歩くなどの対策が必要です。 真夏以外でも温度が上がる可能性のある車内や、室内でエアコンを付けずに置いておくことも熱中症を引き起こす原因になります。

イングリッシュ・ポインターの体臭

イングリッシュ・ポインターは、比較的体臭の少ない犬種です。 しかし日頃のケアを怠ると、ニオイの原因になります。月1回のシャンプー以外に、汚れたときはタオルで拭いたりブラッシングを行ったりしてニオイ予防をしましょう。 垂れ耳なので耳の中が汚れやすく、臭いやすい犬種です。こまめに耳掃除をすることも、ニオイ対策につながります。

イングリッシュ・ポインターの飼い方

飼い主に従順かつ利口な性格をもつイングリッシュ・ポインターは、室内飼育が可能です。 ただし、運動欲求が高く室内でも遊びたがるので、ある程度の広いスペースを必要とします。滑りやすいフローリングは関節を痛める恐れがあるので、マット等を敷きましょう。

尻尾を振る力が強いため、尻尾の高さにある物はぶつけて落としてしまう恐れがあります。尻尾の毛も薄いので、家具等にぶつけて怪我をする可能性も否定できません。犬の尻尾の高さに配慮し、事故がおきないようにしましょう。

なお、家族と過ごすことに喜びを感じる犬種のため、スキンシップを多く必要とします。長い時間留守番させるような家庭での飼育は不向きといえるでしょう。

ドッグフードの量・回数

基本的にはライフステージに合った栄養素が含まれているドッグフードを与えます。 エネルギッシュなイングリッシュ・ポインターには、良質なタンパク質を豊富に含むドッグフードがおすすめです。 フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。 成犬になれば基本的は1日2回ですが、胃捻転のリスクが高い犬種なので、1日3回に分けて与え食後はあまり動かないよう静かに過ごさせましょう。

食べさせてはいけないもの

犬が食べてはいけない食べ物ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般
犬は避けたほうがいい食べ物ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず

上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

犬に与えてはいけない食べ物!食べてしまった時の対処法もご紹介!

犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。 でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。 今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。

https://mofmo.jp/article/19619

また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。

  • 柑橘類
  • 酢類
  • スパイス類
  • クセのある葉物野菜

上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。

抜け毛の量

イングリッシュ・ポインターは、オーバーコートとアンダーコートをもつダブルコートです。そのため春と秋の換毛期には、多くの抜け毛があります。

普段はラバーブラシやスリッカーブラシを使った週2~3回程度のブラッシングで十分ですが、換毛期中は毎日念入りにブラッシングを行いましょう。

お風呂の入れ方

イングリッシュ・ポインターは短毛犬種なので、自宅でのシャンプーが可能です。 ですが大型犬なので、シャンプーには時間と手間がかかります。可能であれば二人がかりで行うとスムーズでしょう。

シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。

イングリッシュ・ポインターの成犬と子犬のお風呂の入れ方を紹介します。

イングリッシュ・ポインターの子犬のお風呂の入れ方

子犬がシャンプーを嫌がる場合は、無理をせず日を分けて洗います。10分程度を目安にして、手際よく済ませることが大切です。

  1. お風呂が嫌なものだと思わないように、おもちゃを使うなどして始める
  2. 顔に水が掛かるのを嫌がる犬が多いので、足の方からぬるま湯を掛ける
  3. 顔は、ガーゼや手のひらで撫でるようにして濡らす
  4. 犬用シャンプーでよく洗う
  5. 泡が残らないよう、念入りにすすぐ
  6. タオルドライ後、ドライヤーでしっかり乾かす

イングリッシュ・ポインターの成犬のお風呂の入れ方

  1. 子犬と同じように足の方から全身にぬるま湯を掛ける
  2. 犬用シャンプーを使って洗う。耳もタオルやガーゼで拭き、汚れを落とす
  3. 泡が残らないよう、しっかりすすぐ
  4. タオルで水気を拭いた後、ドライヤーで乾かす

最適な散歩時間

鳥猟の際、獲物の位置知らせるポインターとして活躍していたイングリッシュ・ポインターは、山を駆け巡っていたルーツを持ちとてもスタミナがある犬種です。 朝晩1時間程度の散歩が必要となります。 運動欲求が高いので、毎日の散歩だけでなく週1回はドッグランで走らせたり、ハイキングや海などへたくさん運動できる場所へ出かけるとよいでしょう。

運動が不足すると筋力低下を招いたり、ストレスがたまったりする恐れがあります。ストレスは吠え癖や噛み癖、破壊行動等の問題行動につながるため注意が必要です。

イングリッシュ・ポインターのしつけ方法

イングリッシュ・ポインターは賢く飼い主に従順ですが、気の強い一面もあるので、子犬の頃からしつけを行うことが重要です。

何かあってからでは遅いので、しつけ教室へ預けたりドッグトレーナーによるプロの手を借りましょう。
「トイレ」「吠え」「噛み癖」「散歩」「待て」のしつけ方法を紹介します。

トイレのしつけ方

トイレのしつけは、犬を飼い始めたその日から始めるべきしつけの1つです。トレーニングが遅れると、犬はどこで排泄してもよいと覚えトイレを認識できなくなります。

1歳を過ぎた成犬でもトイレのしつけは可能です。ただし、犬は自分の寝床ではトイレをしない習性をもちます。成犬の場合は寝床とトイレを離した方がトレーニングがスムーズに進む可能性が高いです。 また、犬はきれい好きのため汚れたペットシーツでは排泄をしません。多頭飼いの場合はトイレの数自体を増やしたり、汚れたペットシーツはすぐに取り替えたりする必要があるでしょう。

  1. サークルやケージを設置し、トイレシーツを敷き詰める
  2. 犬が床のニオイを嗅ぐ、そわそわと落ち着きがなくなる等の排泄サインが見られたらトイレに連れていく
  3. トイレで排泄ができたらよく褒め、ご褒美を与える
  4. 失敗した場合は叱らず黙って片付ける

無駄吠えのしつけ方法

静かに獲物の位置を知らせるポインターとして活躍してきたので、比較的吠えにくい犬種です。 しかし、しつけを怠ったり主従関係が崩れたりすると吠え癖がつくこともあります。 また、しつけを怠ると要求を通すために吠えるようになる犬もいるので、子犬のときから吠えないようにしつけることが大事です。

  1. 犬が吠えたら、「待て」や「お座り」をさせ、吠えるのをやめさせる
  2. 犬が号令を聞き静かになったタイミングで褒め、ご褒美を与える
  3. 犬が吠え続けている場合は、無視をしたりその場から離れたりする

愛情深く飼い主のことが大好きなイングリッシュ・ポインターにとって、飼い主にかまってもらえないことは最も望ましくない状況ですから、繰り返すうちに無駄吠えはなくなるでしょう。

噛み癖のしつけ方法

イングリッシュ・ポインターは鳥猟犬として獲物を見つけ、獲物の位置を教える役割をもっていました。そのため獲物を自ら捕獲する犬種と比べると、噛みにくい性質ではあります。 しかし思わぬ事故やトラブルを防ぐため、子犬の頃から噛まないようしつけることが重要です。

また、歯が生え替わる時期は、しきりにものを噛もうとします。これは乳歯が抜ける前の違和感による行動で、通常は永久歯が生え揃えば落ち着くため問題ありません。 噛んでもいいおもちゃなどを与えましょう。

  1. 犬が噛んだら、毅然とした態度で「お座り」や「伏せ」の号令をかける
  2. 噛むのをやめたタイミングで褒め、ご褒美を与える
  3. 犬が噛むのをやめない場合は犬を無視する、その場から姿を消すなどする

「噛むと飼い主にかまってもらえなくなる」と理解すると、噛み癖はなくなるでしょう。

待てのしつけ方法

「待て」は犬の自制心を育て、さまざまな場所で役立つコマンドです。 ポインターとしての本能から、イングリッシュ・ポインターは動くものを追いかける習性があります。 飛び出し事故を防ぐためにも、待てのしつけは必須です。

  1. 座らせた犬の正面に立ち、低い声で「待て」と声をかける
  2. 目を見つめながら、声に出さずに2秒間カウントする
  3. 犬がじっとしていられたらご褒美を与え、「よし」と号令を解く
  4. 待たせる時間を少しずつ伸ばしていく

留守番のしつけ方法

イングリッシュ・ポインターは愛情深く、飼い主との作業を好む犬種であるため留守番が苦手です。犬が安心して過ごせるスペースやトレーニングが必要になります。 まずは短時間の留守番で慣らしていきましょう。

  1. 犬が安心して過ごせる居場所を用意する
  2. 犬の不安を煽るため「行ってきます」等の声は掛けず、まずは数分程度外出する
  3. 帰宅時犬が興奮している様子なら声は掛けず、無視し落ち着くまで待つ
  4. 犬が落ち着いたら褒め、ご褒美を与える
  5. 少しずつ留守番時間を伸ばし、留守番に慣らしていく

保護犬の里親情報をチェック!

shutterstock.com/foster_parent

家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。 新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。

大型犬の里親情報を見る
※外部サイトへ移動します。

※表示価格は記事公開時点の価格です。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板