犬は怒った顔をしていても怒っていない場合もある?!その理由と犬が怒った顔をしている時の対処法を紹介

犬は怒った顔をしていても怒っていない場合もある?!その理由と犬が怒った顔をしている時の対処法を紹介

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犬は人間と同じ様に感情を表情で表すことのできる動物なので、犬の顔を見ればある程度犬の気持ちを察することができます。犬は嬉しい顔や眠い顔をすることもあれば、時には怒った顔をすることもあります。犬が怒った顔をする場合には、「怒っている」「怖がっている」「喜んでいる」という3つの心理が関係しています。

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犬の顔には人間とほぼ同じくらいの数の表情筋があるため、犬も喜怒哀楽を表情ではっきり表すことができます。ゆえに、様々なシチュエーションで犬がどんな顔をしているのか普段から観察しているなら、犬の気持ちをより深く理解することができるようになります。

これから、犬の怒った顔に焦点をあてて、怒った顔をする理由や怒った顔をしている時の対処法についてご紹介します。

犬の怒った顔とは?

ブルドッグ

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犬の怒った顔は、歯を剥き出しにすることから「ムキ顔」とも呼ばれてもいます。犬の怒った顔で特徴的なのは、口元と鼻です。

口をギュッとしている時もあれば、軽く開いている時もあります。どちらの場合にも「ウ~」という低い唸り声を発している場合が多いです。

もし犬歯が見えるほど口を開いているなら、怒りがマックスに達しており、相当危険な状態であるといえます。

また、犬は鼻にシワを寄せることでも怒りを表します。歯を剥き出しにすれば必然的に鼻にシワがよります。口を閉じたままでも、目を細めてマズルに小さなシワを寄せていることがあります。

犬が怒った顔をする理由

怒った顔の犬

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犬が怒った顔をするのは、「怒っているから」というのが一番シンプルな理由です。

しかし、単純に怒っているだけでなく、不安や恐怖を感じた時にも犬は同じような表情をすることがあります。その場合、耳や尻尾、被毛などを使って感情の微妙なニュアンスの違いを表します。

表情だけでなく犬の体全体もよく観察するなら、怒っているのかそれとも不安や恐怖を感じているか、感情の微妙なニュアンスの違いを見分けることができるでしょう。

ここでは、犬が怒った顔をする時の3つの異なる理由をご紹介します。

怒っている

ムキ顔をしている犬の耳が前に傾いていたり、尻尾がピンと立っていたり上がり気味だったり、被毛が逆立っているなら、紛れもなく怒っている状態です。「これ以上近づくな」「やめろ」と、怒った顔とボディランゲージで警告を与えているのです。

もし、目をそらさず睨むようにじっと見てきたり、前屈みになるなら、攻撃体制に入っているので要注意です。怒っている場合、「いつでも攻撃するぞ」という好戦的なオーラが全身から出ています。

怖がっている

怖がっている時は怒っている時とは異なり、耳を後ろに引いたり、横に開いたりします。尻尾は下げたり、お腹に巻き込むようにしたりします。また、対象から視線を外し、目を細めていることが多いです。

さらに、口を軽く開けてよだれを垂らしていたり、あくびをしたり、パンティングと呼ばれる「ハアハア」と浅くて早い呼吸法になっていることもあります。

このような表情や仕草が見られる場合は、「もうやめてほしい」「嫌だよ~」と一生懸命訴えている状態です。怒った顔をしているとはいえ、不安や緊張から怖がっているだけなので、相手に敵意はありません。

しかし、犬が必死で出しているサインを見落とすと、恐怖心が攻撃性に変わることもあるので注意が必要です。

喜んでいる

怒った顔で喜びを表現する犬も稀ですが存在します。犬は「こうしたらいいことがあった」「こうしたら飼い主さんが喜んでくれた」という経験があると、学んだことを繰り返し行うようになります。

「怒った顔をした時に飼い主さんが笑った」という経験をした犬は、「怒った顔=飼い主さんが喜ぶ」と学習し、飼い主さんを喜ばすという理由で怒った顔をするのです。

そのような犬は、一見怒っているような顔をしながらも、心の中は「みてみて」「遊ぼうよ」などハッピーな状態です。ハッピーな状態の時は、尻尾を振っていたり、力が抜けたリラックスした状態だったり、軽い足取りで近寄ってきたりします。

上記の「怒っている時」や「怖がっている時」とは全く異なるボディランゲージです。

「怒った顔しているのに喜んでいるの⁉」と不思議な感じがしますが、それもその犬の個性です。犬なりの喜びの表現方法だと思って受け入れてあげてください。

ただし、犬が怒った顔をした時に「喜んでいる」と楽観的に思い込むのは危険です。喜んでいるかどうか判断するには、飼い主さんと犬が強い信頼関係で結ばれていることが大切です。

犬が怒った顔をしている時の対処法

怒った顔の犬

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犬が怒った顔をしている時の基本的な対処法は、近づかないことです。怒っている場合でも怖がっている場合であっても、ネガティブな感情を抱えており、近づいてほしくないという願いは共通しています。

下手に近づくと、犬をより不快にさせてしまう可能性があります。お互いに怪我をすることにも繋がりかねないので、怒った顔をしている犬を見たら、まずは距離を取るようにしてください。

また、大きな声を出したり怒るような仕草をしたり、追い詰めるようなことをするのも、犬の神経を逆撫でするだけなので絶対にしないでください。

シチュエーションによって、犬が何に対して不安や緊張を感じているのかある程度推察することができます。犬の不安や緊張の原因を探し、可能ならそれを取り除くようにしてください。

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