
猫が飼い主さんのお風呂についてくるのはどうして?その理由を解説します!
猫はお風呂が好きでないというイメージがあります。しかし飼い主さんがお風呂に行こうとすると、とことこお風呂までついてくることがあります。不思議な行動に見えますが、実は猫がお風呂についてくる行動にはちゃんとした理由があります。この記事ではその理由について解説します。

ひとりで居たくない

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猫はひとりで居たくない時にもお風呂についてくることがあります。以前に飼い主さんがいないタイミングで何か怖いことがあった場合は特にそういえます。
飼い主さんが仕事や用事で外に出かけている時間に大きな音が鳴ったり地震が起きたりすると、猫はとてもビックリします。恐怖を感じてソワソワしつつ、飼い主さんが帰ってくるのをひたすら玄関で待っていたり、どこか落ち着く場所に隠れることがあります。
そうした経験をした子であれば特にそうですが、飼い主さんがお風呂に行くとき「猫はひとりにしないで欲しい」と感じてお風呂についてくることがあります。
もし、不安な気持ちを猫が表現してくる時は「大丈夫だよ、一緒にいるからね」と撫でてあげると落ち着きます。
マーキングしたい
猫がお風呂に入ってきてお風呂の壁などに体をこすりつける行動をする場合、それはマーキングをつけるため、と考えられます。
猫は自分のテリトリーに、マーキングをつける習性があります。お風呂場の扉が開け放しになっていない場合は、飼い主さんがお風呂に入るときくらいしかお風呂場にマーキングする機会がありません。
そのため、飼い主さんがお風呂に入る時を見計らって一緒についてきます。この場合、マーキングをつけることを目的としているので、マーキングが付け終わると猫は満足してすぐに出て行きます。
ちなみに、飼い主さんがお風呂から上がってきた後に猫が体を摺り寄せてくることがあります。この場合もマーキングが目的です。風呂上りはせっかくマーキングをした匂いがなくなってしまっているため、再度体を擦り付けて匂いをつけようとします。
お風呂の場所は危険!と警告している
お風呂から水の音がすると猫は警戒することがありますが、飼い主さんが水のたくさん入った浴槽に浸かることに対しても危険を感じる場合があるといえます。「早く浴槽から出ないと危ないよ!」といっているかのように鳴く猫もいます。
そのように心配してくれる猫を見ると飼い主さんは嬉しい気持ちになりますが「お風呂でゆっくりさせて欲しい」という気持ちとでなんとも複雑な感じになります。
猫の行動には注意が必要

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興味津々で猫がお風呂についてくるのは可愛らしいですが、飼い主さんは猫の行動に気をつける必要があります。お風呂場は猫にとって危険な場所になり得ます。状況によってはお風呂場で猫とのスキンシップを楽しむこともできますが、単独でお風呂のフタの上に猫が歩いたり座ったりしないように注意してあげてください。
お風呂のフタが突然外れてお風呂に落ちてしまうことがあるからです。そうすると、ビックリして溺れてしまう危険性があります。
この記事では、猫がお風呂についてくる理由について幾つか考えました。自分が飼っている猫がどの理由でお風呂についてくるかは、よく観察することで次第に分かってきます。
もしどうしてもお風呂場に入りたいようであれば一緒に時間を過ごすこともできます。水が苦手でない猫や泳ぎが得意な猫の場合は特に問題ありません。
ただしその場合も、猫が浴槽に落ちないようにしっかり見守ってあげてください。