
冬に犬のシャンプーって必要?湯冷めしないで短時間でシャンプーを済ませるコツを解説!
犬は乾燥を防ぐために皮脂分泌をしています。この皮脂がほこりや汚れとくっつき皮膚に残るので、シャンプーを怠ると皮膚トラブルの原因を引き起こしかねません。ですから寒い冬の時期であっても、犬のシャンプーは欠かせないのです。この記事では、冬の時期に愛犬に短時間でシャンプーをするコツを紹介します。

犬には、水分を放出する「エックリン汗線」が肉球や鼻先など体の一部にしかありません。ですから、犬は汗をかかないイメージが定着しています。
しかし、犬のフワフワの被毛の下には「アポクリン汗腺」と呼ばれるものがあります。この部分から皮脂が分泌されており、皮脂によって犬の皮膚は保護されています。つまり、この皮脂が乾燥を防ぐのに欠かせない役割を果たしているわけです。
この皮脂は、ほこりや汚れとくっつくことで犬の皮膚に残ります。ゆえに、この皮膚の汚れをシャンプーで落とさなければいけません。シャンプーをすることは愛犬の皮膚トラブルを回避し、新陳代謝を促進することにつながるので大切です。
寒い日が続くと、湯冷めを心配して愛犬にシャンプーするのをためらってしまうかもしれません。しかし、冬の時期でも皮膚の汚れはあるので、月に一度はシャンプーすることをおすすめします。
冬にできるだけ短い時間でシャンプーをするコツ

pixabay.com
気温が下がる冬のシャンプーは愛犬にとって負担になります。ですから、できるだけ短い時間で済ませるように心掛けましょう。そのために大切なポイントをいくつか解説しますね。
シャンプー前は念入りにブラッシング
ブラッシングは毛玉や汚れを取り除く効果があります。くし通りの良い状態でシャンプーをしてあげるなら、短い時間でシャンプーを済ませることが可能です。
愛犬の被毛が濡れた状態をできるだけ短くするためにも、念入りなブラッシングは欠かせません。毎日のお手入れにブラッシングを取り入れておけば、シャンプー前のブラッシングの時間を短くできます。
すすぎは念入りに
時間を短くしようとするあまりに、シャンプーが愛犬の被毛や皮膚に残らないようにしてください。すすぎ残しは肌トラブルの原因です。根元まできちんと流しましょう。
洗い流さないシャンプーなどの時短アイテムが数多く販売されています。愛犬の体調が良くない時はそれらを利用して、清潔な状態を保ってあげましょう。
タオルドライはしっかりと念入りに
被毛が濡れた状態は愛犬の体温を下げます。湯冷めを防ぐために、素早く念入りにタオルドライしてください。長毛の犬なら、なおさら念入りなタオルドライが必要です。
お湯の温度を少し高めに設定
犬にシャンプーをするときのお湯の温度は35度から37度くらいのぬるま湯が最適といわれています。しかし、外気温が低めの冬のシャンプーは温度を38度くらいまで上げたほうが良いでしょう。あまりにも熱すぎると、火傷や皮膚のトラブルになるので注意してください。
お湯の温度と外気温の温度差はヒートショックの原因になります。特に老犬は注意してください。浴室内をヒーターなどを使って事前に温めておけば温度差がなくなり、安心してシャンプーができます。
冬のシャンプー後のお手入れのコツ

pixabay.com
愛犬にとってドライヤーも負担になります。しかし、濡れたままで被毛を放置してしまうと、湯冷めや風邪の原因になってしまいます。できるだけ短い時間で、きちんと乾かしてあげることが特に冬の時期は大切です。
犬のお腹の部分は熱を放出しやすく、濡れたままの状態が続くと体温を下げます。お腹の部分を最初に乾かしましょう。このようにすれば、愛犬の体温が下がるのを防げます。
シャンプー後のブラッシングも念入りに!
愛犬の被毛には保温効果があります。シャンプーの後にブラッシングしてあげると、被毛に空気が取り込まれ空気の層ができます。そうすることで、さらに保温効果を高めることができます。
シャンプー後はお部屋を暖かくしよう
念入りにドライヤーをかけてあげても、少しの水分が被毛に残っている可能性はあります。被毛や肌が濡れていると、水分が蒸発する時に愛犬の体温は下がってしまいます。
シャンプーの後は、いつもより部屋の温度を高めに設定してゆっくり休ませてあげましょう。愛犬はシャンプーをすることで、いつもは使わない体力を使って疲れています。疲労感が続くと風邪などの体調不良の原因になるので、細やかな気遣いは大切です。
冬の屋外でのシャンプーはおすすめできません

pixabay.com
大型犬を飼育していると、家の浴室でシャンプーするのは難しいかもしれません。しかし、だからといって冬の寒い時期に屋外でシャンプーすることはおすすめできません。
濡れた体は体温を下げます。そこに、外の冷たい空気があたりさらに体温を下げるので、湯冷めや風邪などの原因になります。
家の中でのシャンプーが難しい時は、ホットタオルなどで体を拭いてあげましょう。それだけでも、ある程度体を清潔に保てます。長い期間シャンプーができない時は、トリミングサロンなどを利用しましょう。
まとめ
冬でも愛犬の被毛や皮膚を清潔に保つなら、不必要な皮膚のトラブルを防げます。犬の肌はとてもデリケートなので、飼い主さんが気をつけてケアしてあげるようにしましょう。
寒い時期は汚れだけではなく、肌の乾燥も気になる季節です。ブラッシングする時などに定期的に肌の状態をチェックしましょう。もし、乾燥などでカサカサしているならシャンプーの頻度を少し減らすか、犬用のボディクリームなどでケアしてあげてください。
-
- 愛犬と一緒に出社する夢を実現した富士通『ドッグオフィス』に行ってみた!
- “愛犬と一緒に出社する” ワンちゃんを飼っている社会人なら憧れる人も多いのではないでしょうか。そんな夢のような取り組みを富士通は大手企業ながら実現してしまいました。富士通が愛犬家のためにどんな取り組みをしているのか新たに設立された【ドッグオフィス】を取材してきました!
- 犬の生活
-
- 【2023年版】猫の毛を洗濯で取る方法を伝授!併用して悩みを解消しよう!
- 猫の毛が抜け落ちてしまうのはどうしようもないことです。どんなにお掃除を頑張っていても、猫の毛は衣類に付着してしまうものです。猫の毛を洗濯で落とすにはどうすれば良いのでしょうか?この記事では、猫の毛を洗濯で取る方法をご紹介します。
- 猫と暮らしたい
-
- 【獣医師監修】犬が口をくちゃくちゃする理由を解説!意外な理由と注意点を解説【2023年版】
- 犬が口をくちゃくちゃと動かしている様子を見たことがあるでしょうか。不思議な仕草なので、普段から気になっている飼い主さんも少なくないと思います。今回は口をくちゃくちゃする理由を紹介します。
- 犬の気持ち
-
- 【2023年版】万一に備えよう!犬や猫などのペットを守るおすすめ防災グッズをご紹介!
- 災害時はトラブルが起きる可能性大!いざという時に犬や猫などのペットを守れるように今のうちに備えておきましょう。この記事では、災害時にどんなトラブルが起き得るか、どんな備えをしておく必要があるかについて詳しく解説しています。また、おすすめの防災グッズもご紹介しています。
- 犬の生活
-
- 【2023年】犬と行けるお花見スポット20選!愛犬と桜を写せる絶景ポイントも【関東】
- 外出規制の緩和に伴い、お花見が盛り上がっています。「今年こそは心置きなく愛犬と一緒に桜を楽しみに行ける!」という方も多いはずです。関東には犬と一緒に楽しめるお花見スポットがたくさんあります。今回はその中から、おすすめの20選をご紹介します!
- 犬と暮らしたい
-
- 【2023年版】日本最大級のペットイベント「インターペット」とは?注目ブースもご紹介!
- 3月30日~4月2日に日本最大級のペットイベント「インターペット」が東京ビッグサイトで開催されます。「人とペットのより良いライフスタイルを提案する」というコンセプトの下、600社以上がブース出展します。この記事では、今年のインターペットの中で注目のブースを10選ご紹介します!
- 犬と暮らしたい
-
- どうしてこうなった?羊毛フェルトの失敗作10選!!~犬編~
- フワフワの羊毛に針で刺すことで形を作る羊毛フェルトは、手軽に始められる手芸として人気があります。一方で、初心者の間は失敗作を生み出してしまうことも多いです。そんな失敗作の中には「笑える」あるいは「怖い」ものがたくさんあります。今回は、その中から犬の失敗作をピックアップしてご紹介したいと思います!
- 犬と暮らしたい
-
- 【2023年版】犬も花粉症になる?症状と愛犬&飼い主におすすめ花粉対策グッズ10選 【獣医師監修】
- 3月になり本格的に花粉のシーズンになりました。鼻水やくしゃみなどの花粉症の症状に悩まされている方も多いと思いますが、犬も花粉症になるのでしょうか?今回は、犬の花粉症やその対策について解説していきます!
- 犬の健康
-
- 【2023年版】ドッグランに犬用温泉まで!?ワンちゃんに優しいキャンプ場10選!
- 未だにブームが衰えないキャンプ。キャンプ場にはペット同伴可能でワンちゃんと一緒に楽しめるキャンプ場もあります。今回は、そんな中でも特にワンちゃんに優しいキャンプ場10選をご紹介したいと思います。ドッグランや犬用温泉が付いているキャンプ場もありますよ!
- 犬のお出かけ
mofmo掲示板
-
- 多頭飼いしたい。けど家族には1匹で十分だと言われます。
- 多頭飼いしたきっかけ、教えてください!
- コメント
もう1匹犬を飼いたいですが、家族に反対されます
-
- 留守番時に吠え訴えている愛犬
- 私が仕事に出かかえようとすると、吠えて飛びかかり阻止してきます。ゲージに入れて留守番させたほうがいいのか悩んでいます。
-
- ペット可のマンションを分譲で買いたい。注意点は?
- ペット可の分譲マンションをさがしてます。 知人が購入した時はペット可だったのに、10年ぐらい前に、いろいろトラブルがあり ペット禁止になったマンションがあります。 現在飼育のワンちゃんはそのまま飼育し、新たに飼育することを禁止されました。 マンションで飼育する際の注意点を教えてください!
- コメント
分譲マンションでも犬の大きさ等の規定が細かくあります!大型犬NGの分譲マンションも多いので、事前に不動産屋さんに聞くのがオススメです。