キジトラ猫ってどんな猫？性格と特徴からわかる飼い方のコツとは？

キジトラ猫の毛色・被毛

キジトラはリビアヤマネコにもっとも近い毛柄をしています。 名前の通り全体に雉（キジ）のような柄をしています。 地色が茶色で黒や黒褐色の縞模様が入っており、ブラウンタビーとも呼ばれます。 しかし、黒が強い毛色だったり、赤茶色が強い毛色だったり、グレー寄りだったりと、キジトラと言っても個体により毛色も様々です。

ちなみに、キジトラのしましまの部分の地肌は、しましまの色になっているのをご存知ですか？ つまり、黒の縞が入っている部分の地肌は、縞が入っていない地肌と比べて黒っぽいのです。 とても興味深いですね！

定期的にブラッシングすると、毛に艶も出て毛並みの良い、非常に美しい縞模様になりますよ。 蒸しタオルや市販のシャンプータオルを使って、毛並みにそって優しく拭いてあげるだけでも、すっきりと美しい毛並みになります。

キジトラ猫の健康管理やお手入れについて知っておきたいこと

Chirtsova Natalia/shutterstock.com

愛猫にはいつも元気で長生きして欲しいですね。 では、キジトラの健康管理やお手入れでは、具体的にどんな点を気をつけたら良いのでしょうか。

キジトラ猫の健康管理方法

猫は室内飼いでも十分に安心して生活出来ますが、猫にとってストレスは大敵です。 ストレスがあると夜鳴きをしたり、トイレを他の場所でするなどの問題行動が出てくるので、猫にとってストレスの少ない環境を整えてあげる事は大切です。 まずは、お休みの日などに、猫の１日の動きをよく観察して下さい。

じっと監視する必要はありません。 話しかけたり、遊んだりしながら、また自分の用事をしながらでも良いので、さりげなく猫の様子を観察してみましょう。 普段と違う様子が見られたら、時間をとってその原因を探りましょう。 最近なにか猫にとってのストレスにつながりそうな変化があったか？どんな時に、どんな場所で、猫に異変が見られるか？など、思い当たるふしがないかよく考えてみて下さい。 ブラッシングやマッサージなどで適度なスキンシップをはかったり、よく話かけてあげたり、遊んであげたり、音楽をかけてみたり、ひとりの時間を作ってあげたり、できることはたくさんあります。

普段から猫の様子をさりげなく観察し、ノートに簡単にメモしておくと、いざ病院に行った時にも助けになるでしょう。 普段と違う様子がみられたら、動物病院に行きましょう。 食欲不振、目やに、よだれ、体臭、元気がなかったり、呼吸が荒かったりしていませんか？ 時々、排便や排尿の様子も見守ってみましょう。 うんちは大切なメディカルチェックのポイントです。 表情や鳴き声、態度などにも健康状態が表れる場合があります。 神経質になる必要はありませんが、気づけるのは飼い主しかいません。 少しでも気になることがあれば早めに動物病院で受診してもらうと良いでしょう。

近年ほとんどの飼い猫は室内飼育だと思いますが、そのメリットは確かに大きいです。 室温飼いを徹底するなら、外からの感染症やノミ・ダニを最小限防いたり、迷子や外で起こりうる事故や怪我から猫を守る事ができます。 逆に、中途半端に外に出したり出さなかったりしていると、猫の側にストレスを与える事になるので、出来るなら室内飼いを徹底しましょう。

また良質な食事を与えることも大切です。 栄養価の高い、バランスや品質のよい総合栄養食をペットフードとして与えましょう。 おやつはあくまでもおやつですので、毎日と言うよりもご褒美の時などにあげる事が望ましいです。 キャットフードの１日の摂取量を守る事は肥満防止につながります。

キジトラ猫に必要なお手入れ

市販の猫用ブラシを使い、定期的にブラッシングを行いましょう。 猫の毛は成長→休止→脱毛という毛周期に沿って常に成長と脱毛を繰り返していますから、ブラッシングはスキンシップを兼ねて毎日行うのが理想です。

また、猫は毎日自分の体をグルーミングしたり、他の猫の体をグルーミングしてあげる事がありますが、その際に舌についた毛をそのまま飲み込んでいます。 たまに猫がえずいて何かを吐き出す事がありますが、それが胃の中に残った毛玉（ヘアボール）です。 飼い主が毎日ブラッシングを行うことにより、ヘアボールを吐き出す頻度や量が減るので、胃への負担を減らしたり消化器系の障害も予防できる事になります。 飼い主がブラッシングすることは、猫同士のアログルーミングと同じことですから、絆を強める事が出来、お互いにとってリラックス効果もありますから、ぜひ毎日行いたいですね。

ブラッシング方法は簡単です。 猫の被毛はある一定の方向に生えていますから、猫の毛並みに沿って櫛を動かしましょう。 ゆっくりとていねいに、愛情を込めて行い、ゆったりと話かけてあげて下さい。 終わったら手で優しく撫でてあげましょう。