猫のたるみすぎたお腹って何！？ルーズスキンの原因と対処法を知ろう。

猫のお腹のたるみ「ルーズスキン」の対処法

猫のお腹のたるみがルーズスキンの場合は、猫の体の特徴の一つなので特に何かをおこなう必要はありません。

もちろん猫の健康にも問題ないので大丈夫ですよ！

また避妊手術をしたばかりの猫や何度も出産をしたメス猫は、お腹の皮膚が伸びてルーズスキンのようになっていることもあります。

これも病気ではありませんので、心配する必要はほとんどないでしょう。

ルーズスキンか肥満かの判断はこんな風にできますよ。

ぷよぷよなお腹やお腹と後ろ足の付け根の間をつまんでみた時に、ふわふわした皮だけならがルーズスキン、中にお肉も一緒にあるようならルーズスキンではなく肥満の可能性大です。

肥満かあやしい時は、念のため猫のウエストも確認してみましょう。

脇腹を触った時に肋骨の骨感は感じられますか？

猫を真上から見て、くびれが全く見られないなら肥満になっているでしょう。

ルーズスキンでなく肥満が原因の対処法

Benoit Daoust/shutterstock.com

ルーズスキンの猫もお腹の部分にたるみがありますが、肥満の猫もお腹がたるみやすくなります。

上記のチェックをして飼い猫が肥満状態にあったなら、さっそくダイエットを始めましょう。

室内飼いの猫は、外に散歩をしに行く猫と比べると行動範囲がとても狭く、運動不足になりがちなため、肥満になりやすくなります。

少しぽっちゃりしているくらいなら問題ありませんが、まるまると太っている場合は糖尿病や他の病気の原因になりかねず、健康状態にも影響が出るでしょう。

また体の重さを支える関節にも負担がかかり、年齢を重ねていくと関節のトラブルになってしまう可能性もあります。

ダイエットを始めると早く成果を出したくなるかもしれませんが、緩やかに体重が減少していくようにコントロールしてあげてください。

いきなり厳しい食事制限をしたり、たくさん運動させたりすると、猫の体に負担がかかりすぎてしまうことがあります。

普段より少なめな食事に、普段よりも多めに遊ばせるなど、ちょっとずつ進めていきましょう。

人間もリバウンドせずにダイエットするには、一月に体重の5％以内の減量が理想的といわれているそうです。

60キロの人が体重の5％減量すると、大体3キロくらいでしょうか。

4キロの猫が体重の５%減量しようと思ったら、大体200グラム。

数字上はあまり変化がないと思うかもしれませんが、「ダイエットしているのに全然変わらない…」と思わず、「飼い猫はかなり頑張って痩せた！」と思ってくださいね。

無理せずゆっくり減量していきましょう。

ダイエットしたのに、お腹がたるんでいる

肥満だった猫がダイエットに成功すると、かなり体重が減ったのにまだお腹がたるんでいる場合があります。

それは太っていたときに伸びた皮膚が縮まず、もとに戻らなかったためです。

人間も少しのダイエットでは皮がたるむことはありませんが、けっこう肥満度が高かった人がダイエットに成功すると、伸びた皮膚がたくさんたるんで余ってしまうことがあるでしょう。

同じように猫も超肥満猫がダイエット成功した時に皮が余ってしまったり、もともとあったけど埋もれていたなどで気が付かなかったルーズスキンが、より目立って見えるようになるかも知れません。

残念ながらこのたるみを縮めることはできませんが、ダイエットを頑張った証なので心配しなくて大丈夫ですよ。