サーロスウルフドッグってどんな犬？性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ！　

サーロスウルフドッグの特徴

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オランダ原産のウルフドッグ犬種であるサーロスウルフドッグは、リンデルト・サーロスという人物によって作出されました。

ダッチウルフホンドやヨーロピアンウルフドッグといった別名があるほか、発音上の問題により、サールロースやサーロースなどと呼ばれることもあります。

運動能力に優れたオオカミと、学習能力があり愛情深いジャーマンシェパードドッグを組み合わせた犬種です。

そんなサーロスウルフドッグの体型や外見的特徴、寿命などについて説明します。

サーロスウルフドッグの体型や外見的特徴

サーロスウルフドッグの標準体高は60cm～75cmで、体重は36kg～41kgで大型犬に分類されています。

見た目はオオカミ寄りのルックスで、引き締まった体型をしています。

顔立ちはオオカミのようで、耳はジャーマンシェパードドッグのような立ち耳、尻尾は垂れ尾でフサフサとしています。

とてもエネルギーに溢れた犬種で、反射神経と運動神経に優れています。

サーロスウルフドッグの寿命

サーロスウルフドッグの平均寿命は10歳から12歳くらいとされています。

遺伝的疾患も少なく、丈夫な犬種ですが、大型犬にかかりやすい病気などがあるので気を付ける必要があります。

ペットとして飼育する際は特に食事や運動のバランスに気を付けて、健やかに生活できるようにしたいものです。

大切に飼育された愛犬は、平均寿命以上に長生きすることができますよ。

その他のウルフドッグ

オオカミと犬を交配させてできた犬種は他にもあります。

例えばチェコスロバキアンウルフドッグ、クンミングウルフドッグ、アメリカンツンドラシェパード、肥後狼犬などです。

これらの中でもFCI（国際畜犬連盟）に公認されているウルフドッグはサーロスウルフドッグとチェコスロバキアンウルフドッグの2犬種のみです。

このチェコスロバキアンウルフドッグは平均体重が20kg～25kgほどで、サーロスウルフドッグに比べるとやや小型です。

サーロスウルフドッグの歴史

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サーロスウルフドッグは、オランダで作出された大型犬種で、この犬種の作出者であるリンデルト・サーロス氏が古代犬種の非凡な能力にあこがれて1920年代から作出が始まりました。

多くの犬種の中でも学習能力の高さや飼い主、家族に対して充実で愛情深い性格をした犬種であるジャーマンシェパードドッグとオオカミの組み合わせが行われました。

最初にメスのオオカミとオスのジャーマンシェパードドッグのハーフ犬を作り、さらにオス親のジャーマンシェパードドッグと戻し交配するという方法が取られました。

こうして、オオカミの血を4分の1（25％）受け継いだ犬種を元にさらに交配を進めました。

軍用犬として活躍することが期待されていましたが、反射神経や運動神経に優れているものの、野生のオオカミの臆病な気質が強く、軍事には適していませんでした。

軍事以外で使えないかと考えられましたが、サーロスウルフドッグは内向的で用心深く、訓練がしにくいという特徴があったために牧畜犬としては使役できずに、さらに遠吠え以外は吠える事が少ないという特徴の為に番犬としても不適格でした。

ただ、しっかりと訓練をすれば、警察犬や盲導犬として使役する事もできますが、非常にコストがかかる為に実化はされませんでした。

そんな使役犬としてはあまり活躍の場を得る事はできなかったサーロスウルフドッグですが、オオカミのような優れた容姿と身体能力の高さから人気が高まり、ウルフドッグの中で最も高い人気犬種になり、1975年にはFCIに公認されました。

現在では主にショードッグやドッグスポーツ、ペットとして飼育されています。