
ネベロングってどんな猫?性格と特徴から考える飼い方のコツ!
ネベロングという猫を知っていますか?「猫界の貴族」とも呼ばれ、「猫の人気ランキング」でもベスト5にランクインする“ロシアンブルー”の長毛種のことを“ネべロング”といいます。珍しい猫種ですが、その美しく神秘的な姿で多くの人を魅了しているネべロングの特徴や性格、飼い方としつけのポイントをご紹介します!

ネベロングの毛色・被毛
ネべロングは、美しいブルーの被毛が最大の魅力で、光の当たり具合で輝いてみえるティッピングと呼ばれる特殊な毛質をしています。
被毛の色は、このブルー一色です。
長毛のダブルコートですが、毛玉になりにくくシルクのような手触りが特徴的です。
長毛種として登録されていますが、胴体部分の被毛はセミロングで、尻尾に向かって被毛が長くなります。
オスのネべロングには首周りに飾り毛があり、耳の後ろにもフワフワした房毛が生えています。
ネベロングの健康管理やお手入れについて知っておきたいこと

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長寿猫として知られ、20歳を超える子もいるネべロング。
できるだけ長く一緒にいたいと思うのは当然なので、長生きしてくれるのは嬉しいポイントですね。
とはいえ、環境や体質によって寿命は変わりますから、長く一緒に暮らすためには日ごろの健康管理が重要です。
ネべロングの健康管理方法やお手入れについて見ていきましょう。
ネベロングの健康管理方法
ネベロングは、1984年に誕生してから品種改良された猫種なので、まだ遺伝的な病気など分からないことが多い猫種です。
今のところ、特別かかりやすい遺伝性疾患は報告されておらず、健康的な猫種です。
ただ、上述の「ネべロングの飼育環境」で触れましたが、トイレの清潔さに気を付けてください。
猫自体キレイ好きですが、ネべロングはその中でもとても清潔でキレイ好きな猫種です。
トイレが汚れていることに敏感で、汚れているところでトイレをすることを嫌がり、我慢してしまう傾向があります。
トイレの我慢が続くと、泌尿器科系の病気にもなりやすいので、トイレを小まめにチェックしてあげましょう。
ネベロングに必要なお手入れ
キャットショーでも注目を浴びる、その美しい毛並みを最大限引き出したいですね。
毛質はシルクのようで、長毛ですが絡まりにくく毛玉ができにくいと言われていますが、冬毛は、おなかのあたりのブラッシングがあまりできないと毛玉が出来てしまいます。
毛玉が出来てしまったら、縦にハサミを入れて櫛でとかしましょう。
毛玉に直接櫛を入れると、毛に皮膚が引っ張られてしまい、痛がりますし、猫は一回嫌な目にあうとなかなか触らせてくれなくなり、ブラッシングを嫌がるようになってしまいます。
普段は、毎日ブラッシングをしましょう。
数日に1回でもいいですが、小まめにブラッシングしたほうが毛玉の予防になり、1回のお手入れ時間が短時間で済むので猫にとってもストレスになりません。
毎日行ったほうが、猫も「日常のこと」として慣れてくれますよ。
ブラッシングのついでに耳を固く絞ったティッシュや、ノンアルコールのウエットティッシュでさっと拭いてあげましょう。
“お手入れの時間”と固くならずに、“コミュニケーションの時間“、“スキンシップの時間”として、飼い主もリラックスした状態で行うと、猫にもそれが伝わりますよ。
飼い主への愛情一筋のネべロングにとって、優しくお手入れされるこの時間を、ネべロングはとても嬉しく満足します。
飼い主からの愛情や温かさを感じることができるので、時間は少しでもいいので毎日お手入れする時間をとってくださいね。