ネベロングってどんな猫？性格と特徴から考える飼い方のコツ！

ネベロングの特徴

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ネべロングは別名「長毛のロシアンブルー」と呼ばれています。

「ネべロング」(nebel long)という名前には、ドイツ語の「nebel(ネベル＝霧)」と「long(長い)」を表す言葉を足して付けられたという説があります。

霧がかったようなブルーの被毛が美しく、長い尻尾に特に豊富に生えており気高い雰囲気を放っています。

また、名前に「long(長い)」と入っていますが、これは被毛が長いだけでなく、足や尻尾も長くすらっとした特徴も表しているそうです。

名前の由来のもうひとつ別説は、ネべロングを生み出したブリーダーが愛読していたドイツの叙事詩「Nibelungenlied(ニーベルンゲンの歌)」に由来しているというもので、ネべロングの親となった２匹も、このニーベルンゲンの歌に出てくる登場人物にちなんで名づけらていたそうです。

では、ネべロングの身体的特徴や体型、寿命について見てみましょう。

身体的な特徴や体型

きらきらと輝く美しいブルーの被毛が最大の特徴ですが、光の当たり度合いによって色が微妙に変わり輝いて見え、神秘的で霧をまとったような幻想的な姿です。

このスモーキーなブルーの体に、グリーンの瞳が映えます。

少し離れ気味の目はアーモンド形で、黄色寄りグリーンの色も相まって、きりっと賢そうな気高い表情に見えます。

ロシアンブルーほどの深いグリーンの瞳というよりは、黄緑色に近いグリーン色ですが、ネべロングと認められているのはグリーンの瞳で、黄色は正式には認められていません。

耳は顔や体の大きさに比べると少し大きめで、しっかり立っています。

ネべロングの体型はセミフォーリンタイプですが、スリムな体型であることも特徴的です。

平均体重は、オスは５～６㎏、メスは３～４.５㎏です。

一般的に、ロシアンブルーより、ひと回りほど大きくなると言われています。

寿命

ネべロングは「長寿猫種」としても知られています。

平均寿命は15～18年となっており、猫の品種別平均寿命のトップ１０入りしているロシアンブルーが１３歳ですから、猫全体としても、仲間のロシアンブルーと比べても長生きする猫種であると言えます。

人間と同じく、猫の長寿の秘訣も「食事」「環境」「運動」です。

日々の生活環境を整え、ストレスなく過ごせるようにしてあげることで、愛猫と元気に長く一緒に過ごしたいものですね。

ネベロングの歴史は？

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ネべロングは、比較的新しい猫種で、その歴史は1984年にアメリカで始まります。

家猫であった黒の短毛種のメス猫と、黒の長毛のオス猫の間に6匹の子猫が生まれますが、そのうちの1匹が長い足に細い体、ブルーの長毛をもつ猫で「ジークフリート」と名付けられます。

その後、同じメス猫が子猫を7匹生みますが、そのうちの1匹もブルーの長毛の子猫で「ブルーンヒルデ」と名付けられました。

この2匹、ジークフリートとブルーンヒルデは見た目がとてもよく似ており、ネべロングの始まりとなった猫です。

1986年にこの2匹が掛け合わされ、ブルーの猫が生まれます。

そこで、TICA公認の遺伝学者の協力を得ながら新種としての確立を目指します。

健康的な個体を生み出すためには、遺伝子の多様性が必要であるため近親交配は避けたいところです。

そこで、見た目の似ているロシアンブルーを用いての交配がスタートし、ネべロングが品種として確立するに至りました。

ネべロングの繁殖にロシアンブルーを用いることは公認されていますので、見た目だけでなく品種としても「長毛のロシアンブルー」と言えますね。

ネべロングは、当初TICAにのみ純血種として登録されていましたが、現在ではWCFやGCCFなどの血統書登録団体でも登録され世界中に広まってきています。