サバトラってどんな猫？性格と特徴から考える飼い方のコツ！

サバトラの性格

shutterstock.com

サバトラは他の猫種よりも野生に近いものがあるとされているので、よく遊んでなわばりなど行動範囲が広く、行動的で活発なものが多いようです。

また、大きく分けると２つのタイプがあるとされています。

気難しくて警戒心が強い

このタイプのサバトラは、すぐには人に慣れず、飼い主以外の人が来ると隠れたり逃げたりします。

初対面の人には近づこうとしないため、飼い始めて信頼関係を築くのに時間がかかります。

何ごとにも臆病なので、不意の来客や雷や外のトラックの音などの大きな音には必要以上に驚いたり怯えたりします。

それでも少しずつ信頼関係ができてくると、飼い主の言うことを聞き入れるようになります。

興味深いことに、白い部分が多いほど警戒心も強くなるそうです。その理由として考えられるのは、毛色が明るいので外敵に見つかりやすく、身を守るために警戒心が強くなったということだそうですが、はっきりとしたことは分かっていません。

おっとりしていて友好的

人懐っこく、撫でられるのが大好きという性格のサバトラもいます。これも人間に外敵から守ってもらおうとしたからという理由が考えられています。

とはいえ、マイペースな性格なので、あまり構いすぎると逆にストレスを溜めてしまうことがあります。抱かれるのを嫌う傾向もあるようです。

ですから、適度な距離感を保ち、近づいてこないときはそっとしておきましょう。

キジトラとの違いは？

キジトラは猫の祖先のリビアヤマネコと同じ遺伝子構造のため、性格は野生のヤマネコに近いものが多いそうです。

一方でサバトラは、キジトラと他の猫との交配で生まれたと考えられるので、キジトラより穏やかな性格になっているということです。

サバトラの飼いやすさ

人懐っこい性格のサバトラであればすぐに飼い主に懐くので飼いやすいと言えるでしょう。

干渉しすぎずに程よい距離感を保てる人なら相性がいいかもしれません。

警戒心の強いサバトラであっても最初こそ根気が要りますが、信頼関係が築ければちゃんと言うことを聞いてくれるようになります。

その性格を理解して気長に付き合うことのできる人であれば特に問題ないでしょう。

サバトラの飼育環境と飼い方のコツ

Dora Zett/shutterstock.com

警戒心の強いタイプのサバトラは、時間をかけて根気強く環境に慣らしていく必要があります。野良猫を保護して買う場合はなおさらそう言えるでしょう。

しばらくケージに入れて安心させてあげるという方法もあります。餌をあげるときは優しく声をかけて、目の前で食べさせるようにしてください。攻撃しないようなら手の上に餌を乗せてあげましょう。

人懐っこいタイプのサバトラの場合は特に心配いりませんが、触りすぎたりかまいすぎたりしてストレスを与えないように気をつけましょう。

猫は社会化期の生後２週ごろから７週くらいまでに親猫や兄弟、また人間との接触がある程度あると人に友好的になるとされています。できればその時期に子猫を迎えるのがいいかもしれませんね。

サバトラの飼育環境

サバトラはキジトラの性格を受け継いでいるので、活発で行動的です。キャットタワーや爪とぎなどを置いて運動できるようにしましょう。

家族が多かったり、他のペットがいたりすると大きなストレスを与えてしまうかもしれないので、単頭飼いが望ましいでしょう。

サバトラのしつけのコツ

まずトイレの場所を覚えさせる必要があります。

床のにおいをクンクン嗅いでいたり、そわそわしたりしていたらトイレのサインです。すぐにトイレまで連れて行ってあげてください。

一度トイレに自分のおしっこのにおいがついてしまえば、次からはそこでするようになります。もし、違うところでしてしまったりしても繰り返し教えてあげてください。

サバトラのなかには臆病な子もいるので、トイレは静かで落ち着ける場所に置いてあげましょう。

テーブルの上など乗ってはいけないところに乗っていたり、カーテンなど登って欲しくないところを登ったりしていたら、手をたたくなど、大きな音を出しましょう。霧吹きで水をかけるという手もあります。

その行為をすると嫌なことが起こるとはっきり認識するなら、それをしなくなるでしょう。ただ、猫を叩くことはしないでください。敵として認識されてしまいます。