猫の毛玉が多いと問題あり？毛玉対策と改善法は？

毛玉ができてしまった時の改善法

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毛球症になってしまった場合は、お薬か外科手術で治療することで改善される場合があります。治療と同時に、毛玉ができにくいように対策をとることも忘れないでくださいね。

軽度ならお薬で改善しよう！

軽度であれば毛球除去剤を週に１～２回舐めさせて、便での排出を促します。毛球除去剤には胃腸で消化されない流動性パラフィンやワセリン、蜜ろうなどが含まれており、この油分が毛玉や便をコーティングし、腸壁を通りやすくしてくれます。

食用ではない成分が入っており不安に思うかたもいるでしょうが、毛球除去剤は体内で吸収されずそのまま体外に排出されますので短期的に使用するぶんには問題ありません。

長期間使用すると腸の栄養吸収が妨げられ、栄養不良になってしまう可能性がありますのでご注意ください。

重度の場合は手術も……

除去剤の効果が出ないくらい大量に毛玉が詰まっている場合は開腹手術の必要があります。

吐き気や便秘がずっと続いているのにそのまま様子見をしていると、胃や腸にたまった毛玉がどんどん成長して何も食べられなくなり、最悪の場合は衰弱死してしまいます。そうなる前に早めに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

入院期間は最短でも３～４日、費用は全額自己負担なので１５～２０万ほどかかります。

他のケアにも気配りしよう

毛玉を大量に飲み込む原因となった疾病や、毛球症による胃腸の異常が見つかった場合は、合わせて治療をしましょう。どちらか一方だけを治療しても毛玉は再発してしまいます。

猫の毛玉についてまとめ

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猫の毛玉といっても侮るなかれ、場合によっては重症化してしまう場合もあります。愛猫が苦しむことのないように、日ごろから体調管理をしっかりしてあげましょう。

毛玉吐きは猫それぞれ

短毛種よりも長毛種のほうが飲み込む毛の量が多いため毛玉ができやすく、毛質もストレートよりカール、硬く太い毛より細く柔らかい毛のほうが毛玉になりやすい傾向があります。

しかし、あなたの愛猫がストレートヘアの短毛種でも油断は禁物です。皮膚病やストレスによる弊害で毛球症になる短毛の猫はたくさんいます。

普段から観察を

猫は毛玉をよく吐く動物ですが、吐く頻度や便の状態、食欲などに異常がないかを普段からチェックしてあげることが大切です。毛球症は判断の難しい病気なので、あれ？おかしいな・・・と思ったら早めにかかりつけ医に相談しましょう。