
ラブラドールレトリバーってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!
世界で最も飼われている犬種のラブラドールレトリバーは欧米ではもちろん、日本でも大人気の大型犬です。 走ったり泳いだりするのが好きなとても活発な犬ですが、その能力の高さから盲導犬や介護犬としても大活躍しています。 そんなラブラドールレトリバーの特徴や性格、飼い方やしつけ方のコツを紹介します。

ラブラドールレトリバーの特徴

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ラブラドールレトリバーはカナダで見いだされ、イギリスで発展したレトリーブ(Retrieve=獲物を回収する)と呼ばれる狩猟犬の一種です。
高い作業能力と従順な性格が評価されているラブラドールレトリバーの外見的特徴、寿命や体型について説明します。
ラブラドールレトリバーの外見的特徴

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ラブラドールレトリバーの公式スタンダードは国や団体によって若干の違いがあります。
イングリッシュタイプは品評会用とも言われており、外観重視の血統で、一般的にはアメリカンタイプに比べて小柄で胴が短くて全体的にがっしりしています。
アメリカンタイプは作業用とも言われ、比較的スリムで足が長く、イングリッシュタイプに比べて頭部と鼻が細長くなっています。
いずれにせよ、ストップが明確で平らな顔をしていて、キラキラしている表情豊かな目が特徴です。
目の色はブラウンとヘイゼルで、黒い縁取りをしています。
横幅が広い頭部、垂れ耳、骨太で筋肉質な体つきをしています。
泳ぐのが得意で、水猟犬に適した特徴も備えています。
例えば指の間の水かきが発達していて、さらにオッターテイルと呼ばれる太い尾がかじ取りの役割を果たします。
また水をはじく性質のある密生した被毛により、冷たい水中でも長時間泳ぐことが可能です。
ラブラドールレトリバーの寿命・体型
ラブラドールレトリバーの平均寿命は10歳から14歳くらいとされています。
日本では大型犬とされており、中型犬や小型犬に比べると短い寿命だと言われています。
中には19歳まで生きたラブラドールレトリバーがいるという記録があるので、食事や運動など健康面でのケアをすることにより、できるだけ長生きしてほしいですね。
体格の基準は国によって若干の違いがありますが、日本の基準だと体高の目安がオスが約57cm~62cmで、メスが約54cm~59cmとされています。
体重の目安はオスが約29kg~36kgで、メスが約25kg~32kgとされています。
オスのほうが大柄でマズルも太くて頭部に幅があり、メスのほうがほっそりとしていて小顔です。
ラブラドールレトリバーの歴史

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16世紀頃、イングランドからニューファンドランド島(カナダの東海岸・ラブラドール州)に持ち込まれた使役犬と、地元のニューファンドランド犬の交配によって生まれたセント・ジョンズ・レトリバーが血統元だとされています。
セント・ジョンズ・レトリバーはそこで漁網からこぼれる魚の回収をしたり、小さな船を引く仕事をしていました。
この能力は訓練の賜物ではなく、実は持って生まれた能力だったようです。
1820年ごろイングランドの貴族、初代マルムズベリー伯爵紳士がセント・ジョンズ・レトリバーの能力に目を留め、水鳥猟の狩猟犬にしようとイングランドに持ち帰ったとされています。
自身の領地でカモ猟のためにセント・ジョンズ・レトリバーを繁殖させていたマルムズベリー伯爵は、さらなる改良と血統の確立を決意し、そして生まれたのがラブラドールレトリバーです。
ニューファンドランド島にはすでにニューファンドランド犬がいましたので、区別するために「ラブラドールレトリバー」と名付けられ、1870年までには一般的な名称としてイングランドで用いられていました。
1903年にイギリスのケネルクラブに公式犬種として認められ、1917年にアメリカのケネルクラブに公認されました。
セント・ジョンズ・レトリバーは黒の毛色しかありませんでしたが、ラブラドールレトリバーとしての品種改良が進む中でチョコレートやイエローの毛色が生まれるようになりました。
記録されている最初のイエローのラブラドールレトリバーは、1899年にC.J.レドクリフ中佐の犬舎で生まれた「ベン・オブ・ハイド」だと言われています。
また記録によると1892年にバルクー公家の犬舎でチョコレートの斑点模様の子犬が生まれたと言われていますが、チョコレートのラブラドールレトリバーの作出は1930年代だとされています。
実働能力が非常に高いうえに、賢くて穏やかな性格の良さがアメリカとイギリスで評価され、ラブラドールレトリバーは飼育頭数が多い犬種になりました。
人気が世界中に広がると、世界で最も飼育されている純血種となり、ここ日本でも人気の犬種として知られるようになっています。
イギリスで最初に盲導犬としてラブラドールレトリバーが使われるようになると、介助犬、麻薬探知犬、災害救助犬などとして活躍するようになり、その高い能力は様々なフィールドで重宝されています。
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写真がシーズーじゃないと思うんだけど‥。
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にゃごたです。ずっと猫を飼いたかったのでもし飼えたらと妄想してました。 もし飼う機会があれば、にゃごただ!と決めた年にケガしてる猫を保護したので、念願のにゃごたと呼んでます。 メスなんですが
性格はよくテレビで見聞きするの同じで、そのまんまでした。穏やかで人懐っこくて社交的、このイメージはラブラドールレトリバーを育てた経験がなくとも知っています、だって有名ですから!いつかはラブラドールを飼って一緒に暮らしたいものです。
日常生活の中でラブラドールレトリバーを目にする機会はとても多いのですが、こちらの記事を拝読して、知らないことだらけだと痛感させられました。歴史や、水を弾く毛であることも知りませんでした。まだまだ勉強不足ですね。
今は私も若いですし、家族もみんな元気なのでちょっと元気でわがままな小型犬を飼っていますが、
将来絶対飼いたいと思っているのが、ラブラドールレトリバー。
賢くて穏やかで従順な性格は老後に飼うのにいいのかなぁと思っています。
昔から大型犬に憧れがあったけど、主人の実家のラブラドールに会った時は、温厚な性格と人懐こさにびっくりしました。本当に癒されるし、実家で勝っていたチワワとは大違いだと思っちゃいましたね。子供がいる家庭にもおすすめだと思うな。
ラブラドールは穏やかで賢い犬種だというのは知っていたのですが、タイプが色々あることは知りませんでした!
毛の色によっても性格の違いがあるんですね。別名「破壊王」は笑いました笑
学生の頃、盲導犬を見かけるとたいていがイエローのラブラドールだったので不思議でした。
意外にも寿命はあまり長くないのですね。