国産ドッグフードのおすすめは?安心安全な2つをご紹介!
mofmo編集部です。
「日本国産」と聞くと、高品質で安心できるというイメージが定着していますよね。そこで今回は、「ドッグフード業界での国産の質はどうなのか」「国産でも全てが良いわけではないこと」「安心安全なおすすめの国産ドッグフード」についてお話いていきたいと思います。
「日本国産」と聞くと、高品質で安心できるというイメージが定着していますよね。車・電化製品・衣料品など幅広い分野で、メイドインジャパンの質の高さが認められ、日本国内だけではなく、海外からも高い評価と信頼を得ています。
私たち日本人もそのことを誇りに思っていますし、「日本国産」ブランドに対して評価を嬉しく感じるのではないでしょうか?
しかし、そのような気持ちが、”日本国産の商品は全て良いもの””国産であれば間違いない”と、盲信的に信頼してしまい、商品ごとに安全性を確かめることを怠ったり、原材料などのディティールを確認しなくなるという危険な状態を生み出しています。
そこで今回は、「ドッグフード業界での国産の質はどうなのか」「国産でも全てが良いわけではないこと」「安心安全なおすすめの国産ドッグフード」についてお話いていきたいと思います。
国産ドックフードの特徴
Javier Brosch/shutterstock.com
結論から言うと、残念ながら日本国産ドッグフードの質は低く、ペットフード全般において、日本は後進国と言う位置付けです。ペットフード先進国と言われている、ドイツやイギリスのレベルと比べると、非常に低いというのが現実です。
まさかの結果に耳を疑った方も多いことでしょう。しかし、それが現実なのです。今日は、なぜ国産がそこまでレベルが低い状態なのかという根本的な原因と、国産のドッグフードの特徴をいくつか見ていきましょう。
規制
なんと日本では、ドッグフードは食品ではなく、「雑貨」に分類されています。犬の健康を左右し、体を作り上げるはずのドッグフードが、信じられないことに、食べ物ではなく雑貨という扱いなんです。
食品でないなら、人間の食品には禁止されているような、危険な添加物の使用も許されてしまいますし、内容量の表示の規制も緩くなります。これが日本国産のドッグフードの品質が低いことの根本的な原因とされています。
もちろん、全く規制されていないわけではなく、農林水産省と環境省が定めた、ペットの健康と安全を守るための「ペットフード安全法」があり、原材料・賞味期限・製造業者・原産国の記載を義務付けたり、製造法のガイドラインが定められています。
しかし、そのようなガイドラインや規制法も、ドッグフードはあくまで雑貨にすぎないという価値観の元に規制されていますので、食べ物としてはかなり低いレベルでしか保護されていません。
大事な家族の一員である愛犬に、”雑貨基準で作られた低品質の食べ物を与えるなんてどうなんだろう”と、飼い主としての責任を真剣に考えておられる方なら疑問に思われるはずです。
ペット先進国第一位で、動物愛護に対する意識が高い国であるドイツでは、ドッグフードも、人間が食べられる原材料で作らなければならないと定められています。つまり、ヒューマングレードのドッグフードにするための規制が徹底されています。
また、”カナガン”や”ナチュラルドッグフード”などの、優良ドッグフードを多く製造販売しているイギリスも、原材料はもちろん、副産物に至るまで厳しく規制されています。
アメリカでは、食品医薬品局とアメリカ飼料検査官協会という二大安全基準に加えて、ペットフード業界独自のいくつもの基準があり、それらすべてをクリアしたものだけを販売するという徹底した規制がなされています。
もちろん、ペットフードに対して日本よりも規制が低い国もありますし、企業のモラルの低さや営利第一主義によって、海外製でも安心できない製品もあります。
ですが、ペット先進国と言われる国々では、ドッグフードは当然「食品」という認識のもとに、高い安全基準をもとに、犬の体に悪影響を及ぼすものは配合されないように、しっかりと規制されて作られています。
ですから、ドッグクフードに関しては、概して海外産の方が質が高く、国産=高品質と考えることはできないことを覚えておきましょう。
危険な添加物
規制がゆるいことによる弊害の一つは、危険な添加物を多く使用した製品が、さも良いものかのように販売されていることです。
人間の食品には絶対に使用しないような、もしくは、海外では動物愛護の観点から禁止されているような添加物が、日本国産のペットフードには普通に使用されています。
大手メーカーと言われていたり、知名度の高いドッグフードのパッケージを一度ご覧になって見てください。原材料一覧に、香料・防腐剤・酸化防止剤・発色剤・着色料・保存料・膨張剤などの添加物がずらりと並んでいます。
テレビコマーシャルをしていたり、ペットショップやホームセンターでよく見かける、皆が”安心して食べさせられるかも”と思っているようなメーカーの商品でも、発がん性の危険があったり、肝臓や消化機能に弊害をもたらす可能性のある添加物が使用されているのです。
しかも、食品扱いではないので、パッケージに使用されている全ての添加物が表記されているわけではありません。見えるだけでもゾッとする量なのに、見えないところで使用されている添加物を考えると恐ろしくて言葉を失います。
これらの有害な添加物が含まれたドッグフードを食べ続けると、愛犬にどんな影響があるか想像できますよね?犬は体が小さく、薬品の影響も受けやすいので、特に気をつけてあげなければなりません。
またパッケージに、「〇〇ミール」や「〇〇パウダー」という表記も多く見かけると思いますが、それは、どこの肉なのか、なんの魚なのかもわからないものをベースにして作っているということを表しているのと同じことです。
原材料があやふやで、腐敗した肉や、病気の動物などを使用していたり、普通なら食べない部位を砕いて入れていたりするので、ミールやパウダーという表記がある商品は、質がよくないことを証しているのと同じことです。
犬に必要な動物性タンパク質が豊富と言っても、出所のわからない〇〇ミールでは、本当に必要な栄養素を補えるか疑問ですし、むしろ体を蝕む危険性があることも覚えておきましょう。
穀物類
国産ドッグフードの顕著な特質をもう一つ挙げるとすると、トウモロコシや小麦などの穀物を多く使っていることです。穀物の何が悪いのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、穀物は犬にとってなんの益にもならないことをご存知ですか?
もともと肉食の犬は、腸が短く、穀物を食べるような消化機能を持ち合わせていません。ですから、穀物類を食べても、なんの栄養素も吸収できないどころか、胃腸に負担となり消化不良を起こす可能性が高いです。
このように、犬にとってなんのメリットもない穀物類をなぜドッグフードに入れるのでしょうか?それは、安い穀物類でかさましをして、原価を抑えるという完全に人間側の都合です。
このことからも、国産のドッグフードは、犬の健康を全く考えていないことが明らかですね。
ペットフード先進国では、穀物を一切使用しない、「グレインフリー」のドッグフードを食べさせることは常識とされています。犬の健康を考えれば当然のことでしょう。
日本人は、「国産」と同じように、「無添加」という言葉にも弱く、無添加なら安心と思いがちですが、ドッグフードに関しては、「穀物不使用」、「グレインフリー」というのも大事なポイントになります。
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ドッグフードが食品の扱いではなく雑貨として扱われているなんて驚きのあまり言葉が出ませんね。口にするものなのに、なぜ食品に分類されないのか不思議でなりません。毎日食べるんですから、食品として認められるべきですよね。
無添加なら安心できるって思いがちですけれども、無添加のみではなくて穀物不使用・グレインフリーという視点でもチェックしないとダメなんですね。新しいフードを買いに行く時、無添加のところばかりに目がいっていました。
『残念ながら日本国産ドッグフードの質は低く、ペットフード全般において、日本は後進国と言う位置付け』という事実に驚きました。先入観って怖いですね。この記事を見ていなければ外国産と国産が並んでいたら、間違いなく国産を選んでました。
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