ソフトドライのドッグフードってどうなの?与えすぎてはダメな理由はこれ!

ソフトドライのドッグフードってどうなの?与えすぎてはダメな理由はこれ!

update
mofmo編集部

mofmo編集部です。

mofmo編集部

口当たりがよく、肉の食感にとても近いソフトドライのドッグフードは嗜好性が高いこともあり多くの犬が大好きです。愛犬が喜ぶのでついつい与える飼い主さんも少なくはありません。そんな犬に大人気のソフトドライのドッグフードなのですが、実は与えすぎない方がよいんです。今回はその理由を紹介したいと思います。

update

ソフトドライのドッグフードを犬に与えない方が良い理由3つ

ソフトドライのドッグフードは嗜好性が高く、柔らかいのでシニア犬や食欲のない犬にピッタリなのですが、デメリットでも見たようにいくつか気になる点があります。なんといっても愛犬にとってリスクがあるためおすすめできるフードではありません。 どんなリスクがあるのか見てみましょう。

添加物が含まれている

ソフトドライのドッグフードがおすすめできない一番の理由が「添加物」の使用です。 ドライタイプのドッグフードは水分量が少ないためカビが生えるリスクが低く日持ちするようにできています。ウェットタイプのドッグフードの場合は製造工程で殺菌を行うので、開封しなければ長持ちするようにできています。

ところがソフトドライのドッグフードの場合は水分が多いですが、殺菌、滅菌処理が行われているわけでもなくただの袋詰めなのでカビが生えないよう、保存ができるように防腐剤や保存料、酸化防止剤といった添加物が使用されていることが一般的です。 特にスーパーやホームセンターで売られている市販のソフトドライのドッグフードは必ずといってよいほど添加物が大量に使われています。 またソフトドライのドッグフードの特徴であるしっとり感を出すためにも、湿潤調整剤などの添加物が使用されています。

これら大量の添加物が体によいか?といったら決してそんなことはありません。私たち人間が食べるものもなるべく添加物が含まれていないものを選びたいと思うのではないでしょうか?添加物の体に与えるリスクは周知の事実です。添加物が原因でアレルギーを起こす犬も少なくないようです。

添加物についてはまた後で述べたいと思います。

長持ちしない

二つ目の理由は長持ちしないことです。 ソフトドライのドッグフードはどうしても水分が多いため、日持ちしません。そのため上記で述べたように防腐剤や防カビ剤などの添加物が大量に使用されます。

また一般的なソフトドライタイプのドッグフードはただ袋詰めされているものですので、保存状態によってはすぐに品質が低下します。封を開けたままにしておけば空気に触れることで酸化が始まります。添加物もからだによくありませんが、酸化したフードを与えることも犬のからだに負担になります。

また乾燥して水分が飛んでしまったり、虫がつく可能性もあります。当然そんな品質の劣化したフードを食べれば体によくありません。 ですから開封後はジッパー付きの袋を利用する、気密性の高い容器を利用するなどの必要があります。

長持ちしないということが健康被害にまで及ぶのです。

カロリーが高い

ソフトドライタイプのドッグフードはどうしても製法上ドライフードよりもカロリーが高い傾向にあります。 またソフトドライのドッグフードの主原材料は小麦粉やコーンミールといった穀物であることがほとんどです。穀物は炭水化物ですので体内に入ると糖質に変わりやはり肥満の原因となります。

また上記でも述べたようにソフトドライのドッグフードは嗜好性が高いため、犬は喜んで食べます。噛まなくても食べられるため満腹感がなかなか得られず、もっと欲しがります。 こういった理由からいつもソフトドライのドッグフードを食べていると肥満になる傾向にあります。

肥満はあらゆる病気の原因となっています。 私たち人間も肥満になることで足腰に負担がかかったり、心臓などの内臓に負担がかかるため病気になるリスクが高まります。犬も人間と同じです。太ってしまうとダイエットしようと思ってもからだが重たく、また心臓に負担がかかるため運動もままなりません。こうして悪循環に陥るのです。

ですから肥満にならないように飼い主が体重管理をしてあげなければなりません。

ソフトドライのドッグフードに使われている添加物

ソフトドライのドッグフードには多くの添加物が使用されていると述べましたが、具体的にどんな添加物が使用されているのでしょうか?中には危険な添加物もあるので、購入する際はそれら危険な添加物が使用されていないか確認してください。ここでは危険なできれば避けたい添加物を紹介します。

プロビレングリコール

一つ目は湿潤調整剤として使用される「プロビレングリコール」です。 保湿力が高いため、しっとりとしたやわらかさを維持する助けをします。さらに防カビ効果もありソフトドライのドッグフードに欠かせない添加物といえるでしょう。

保湿力の高さや防カビ効果があることから私たちが使う化粧品や麺類、おにぎりなどにも使われています。 人間用にも用いられているなら安心と思われるかもしれませんが、そんなことはないのです!大変毒性が高い添加物のため使用量には制限が設けられているほどです。

実際猫への使用には影響があり、プロビレングリコールを与えた結果赤血球の破壊が見られたり、腎臓や肝臓への影響、アレルギーといったリスクがあったようです。 犬への健康被害はまだ報告されてはいませんが、猫への影響があったということで、犬への影響も心配です。

ソルビン酸カリウム

二つ目は防腐剤としての「ソルビン酸カリウム」です。 カビや細菌、酵母の繁殖を防ぐ働きがあり、食中毒の発生を防ぐ効果があるとされています。食用の食品添加物として広く使用されており、みそやケチャップ、マーガリン、かまぼこなどの練り物にも使用されています。 この添加物も人間用に使用されているなら安全性が高いと思われるかもしれませんが、やはりその考えは間違いです。

ソルビン酸カリウムは発色剤として使用されている「亜硝酸ナトリウム」と一緒に摂取することで強力な発がん物質を生成するといわれています。遺伝子障害を引き起こすこともあるようで、ソフトドライのドッグフードには発色剤が添加されていることが多いので、危険です。

ブチルヒドロキシアニソール(BHA)

続いて紹介する3つは酸化防止剤です。 BHAは元々ガソリンの酸化防止剤として使用されていました。その後高い酸化防止効果があることからバター、マーガリン、魚介冷凍品などの食品添加が認められました。

高い酸化防止効果がある一方、健康被害も深刻でマウスを使った動物実験では歩行困難や死亡例もあるほどです。アメリカの実験においても膀胱がんや甲状腺がんの危険性が示唆されています。

ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)

BHTも元々は石油用の酸化防止剤として使われてきました。その後ガムなどの一部のお菓子屋魚介冷凍食品など限定的に使用が認められました。 しかし現在では発がん性やアレルギーなどのリスクが疑われ危険視されています。

エトキシキン

エトキシキンは元々はゴムの固定剤として開発された薬剤で、ベトナム戦争時にはアメリカ軍が枯葉剤の酸化防止剤として使用した過去があります。非常に強力な酸化防止効果がありますが、毒性も強くがんの発がん性が高いといわれています。

日本では食用への添加は一度も認められたことがないほど強力な酸化防止剤です。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (4件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板

4 名無しさん
通報

ソフトドライのドッグフードは歯やあごにトラブルを抱えており硬いドライフードが噛めない犬にもピッタリなので、ワンちゃんの状況をみてあげるようにするといいかもしれませんね。虫歯になりやすいので、食後の歯磨きは忘れずに。

3 名無しさん
通報

ソフトドライのドックフードはワンちゃんたちの食いつきがいいので、ついたくさんあげたくなってしまうのですがあまりよくないんですね。水分が多い分傷みやすいですし、食後に歯磨きしないと虫歯の原因になりやすいんですね。

2 名無しさん
通報

ソフトドライって水分も多いので、なかなかお水を飲んでくれないときや、噛む力が弱まっているときに役立ちますよね。ただ、歯垢になりやすかったりするので、きちんと歯磨きまで面倒を見てあげることが重要だと思うな。

1 名無しさん
通報

うちはわんちゃんにご飯をあげる時はドライフードとウェットタイプのフードを混ぜて与えています。ドライフードだけだと食いつきがあんまり良くないからウェットタイプに助けられてたけど、健康面であんまり良くないのか。

食いつきがいいドライフードを探すしかないかな。