甘えん坊で愛らしいマルチーズ！その特徴やおすすめドッグフードを紹介！

躾のポイント

マルチーズは、飼い主の感情に敏感で頭もいいので、本来ならばとても躾しやすい犬種です。しかし、愛くるしい姿ゆえに甘やかしすぎてしまったり、マルチーズならではの気質ゆえに気をつけるべき躾のポイントがあります。

これから特にマルチーズに必要な躾のポイントを二つご紹介いたします。可愛いからこそ、きちんとトレーニングして、みんなに愛される子にしてあげましょう。

甘やかさない

甘えん坊だからこそ、きちんと躾けないと、飼い主との上下関係が狂ってしまい、手がつけられない状態になりかねません。

愛玩犬として作られたとはいえ、賢い犬種ですし、犬ならではの序列を明確にしてそれに従うという習性はあるので、飼い主がリーダーであることをきちんと教えこめば、従順に従います。

しかし、飼い主が可愛らしいルックスや小さいサイズ、甘え上手という性格にメロメロになり、好き放題にさせてしまうと、わがままになり、要求吠えをしたり、大胆な特質も手伝って攻撃的な性格になってしまいます。

ですから子犬の時から、一貫性を持って、良いことと悪いことの線引きをしっかりして、いけないことをした時には毅然として対処することが必要です。可愛いからといって、甘やかしすぎないようにしましょう。

どうのように教えるかというと、ご飯の時間や遊ぶ時間は全て飼い主が決めるようにして、要求吠えをしても決して屈することなく、飼い主がリーダーであることを認識できるようにしましょう。

要求吠えをした時は完全に無視をするか、しばらく吠え続けるようなら、違う部屋など犬から見えないところに行くようにしてください。

そのようにして、「吠えたらもらえる」「自分の思い通りに飼い主は動く」とインプットさせるのではなく、飼い主のルールに従う必要があると分からせるのです。

無駄吠え

さらに大切な躾として、無駄吠えをしやすい犬種なので、くせにならないように小さな時から教える必要があります。寂しがりやで飼い主といるのが大好きなので、一人で留守番をさせると、寂しさから吠えたりします。ですから自分がいない時の訓練も必要になります。

また、警戒心が強いので、インターホンの音で吠えたり、配達員の気配や、通行人が家の前を通っただけでも吠える場合があります。マンションや集合住宅などが多い日本の密集した住宅事情だと、無駄吠えしないようにきちんと教えなければ、近所迷惑になってしまいます。

さらには散歩中に、すれ違いざまに人に吠えたり、通りすがりの犬を威嚇することもあるでしょう。

こういう状況を防ぐためには、子犬の時から、他の人や動物と触れ合わせることが大切になります。そのようにしてコミュニケーション能力を鍛えてあげたり、音や環境にならせるなら、びっくりして吠えることは少なくなります。

また、警戒心から吠えるたびに、お座りをさせて落ち着かせるということを繰り返し、安心しても良いこと、リーダーである飼い主と一緒にいる時には、自分が警戒しなくても守ってもらえることなどを理解させましょう。

このようにきちんと躾けるなら、友好的でチャーミングな成犬に成長するでしょう。

飼い主に向いている人

ここまで見てきたマルチーズの特徴や躾のポイントを考えるなら、どんな性格の人、またどんなライフスタイルの人にぴったりか絞れてきたのではないでしょうか。

マルチーズは初心者向きと言われるほどに、飼いやすい犬です。飼い主に愛情をもち、賢いので今まで犬を飼ったことがない人でも、問題なく飼えるでしょう。

ただ、飼い始める前に犬の特徴と自分のライフスタイルをよく考えて、犬と自分にストレスが生じることなく飼育できるかを真剣に考慮することは、犬を飼う人の責任ともいえるでしょう。

マルチーズの寂しがりやで、飼い主に深い愛情を抱き一緒に痛がることを考えると、愛犬とべったり過ごしたい人、長期出張など家を開ける機会が少ない人が向いています。

さらに被毛の手入れを考えると、毎日ブラッシングをする時間と気持ちがある人、トリミングを楽しみたい人が向いています。お手入れが負担と感じる人は、向いていないでしょう。