「ANF キャットフード」の解析!原材料や評判も紹介します!

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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アメリカ産の人気プレミアムキャットフード「ANF」をご存知ですか?1955年創業の老舗ペットフードメーカーの販売する人気の高いキャットフードです。今回はそんな「ANFキャットフード」の原材料や成分を徹底分析してみたいと思います。安心して愛猫に与えられるキャットフードでしょうか?

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「ANFキャットフード」の原材料と成分

キャットフード

undefined/shutterstock.com

では早速、猫の健康を考えたANFキャットフードの原材料を分析してみましょう。

今回は一般的な「ANFタミアミアダルト」の原材料と成分を分析し、本当に愛猫に安心して与えることができるフードなのか見てみたいともいます。

原材料は以下のとおりです。

鶏肉粉、ひき割り玄米、鶏脂肪、ビートパルプ、ひき割りオーツ麦、乾燥卵製品、魚粉、醸造用酵母、天然香料、レシチン、魚油、塩、炭酸カルシウム、塩化カリウム、L-リジン、DL-メチオニン、タウリン、ユッカエキス、硫酸鉄、パントテン酸カルシウム、硫酸亜鉛、ビタミンE、硫酸マンガン、ナイアシン、硫酸銅、ビオチン、硝酸チアミン、ビタミンA、塩酸ピリドキシン、リボフラビン、ビタミンB12、アスコルビン酸、ビタミンD3、葉酸、ヨウ素酸カルシウム、メナジオン亜硫酸水素ナトリウム、亜セレン酸ナトリウム、酸化防止剤(ミックストコフェロール、アスコルビン酸パルミチン酸エステル)となっています。

では詳しく見てみましょう。

たんぱく源

ANFタミアミアダルトの原材料欄を見てみると、第一原材料に「鶏肉粉」があげられています。

猫が必要とする動物性たんぱく質である肉が第一原材料になっていることは高く評価できる点です。

鶏肉は野生時代の猫が狩りをして食べていたであろう肉で嗜好性も高い肉です。

他にも動物性たんぱく源としては「魚粉、乾燥卵製品」が使用されています。

チキンと魚と卵という3種類の動物性たんぱく質が摂取できるように配合されています。

色々なタンパク源が含まれているということで猫に必要な必須アミノ酸もバランスよく摂取できることが期待できます。

一つ気になる点は肉や魚がすべて「粉」であることです。

粉であるということは一度熱を加えて乾燥粉砕しているということです。

加熱処理することによって栄養素が半減するのが一般的なので、できれば生肉、生魚を使うとより良いように感じますね。

あえて「粉」を使用することのメリットももちろんあります。

乾燥させることで栄養素が凝縮されているので、よりたくさんのたんぱく質が摂取できます。また粉末状になっているので消化吸収が良くなります。

こういった理由でプレミアムキャットフードの中にはあえて「粉」を使用しているものもあります。ANFキャットフードもそんなキャットフードの一つなのでしょう。

ANFキャットフードの公式サイトを見ても、新鮮な鶏肉を主原材料に使用しているということですので、肉副産物や4Dミートと呼ばれる粗悪な肉は使用していないと思いますが、できれば生肉やどんな魚を使用しているかはっきりしてくれたらもっと良いですね。

穀物

第二原材料を見ると「ひきわり玄米」が使用されています。他にも「ひきわりオーツ麦」が穀物として使用されています。

肉食動物である猫は穀物の消化吸収を苦手としています。穀物を消化するためのアミラーゼという酵素を持っていませんし、小腸が短いため穀物の消化に向いていないのです。

特に小麦やトウモロコシは消化ができす、アレルギーを起こしやすい食材といわれています。

ANFキャットフードで使用している穀物は玄米とオーツ麦ですので、比較的消化も良く栄養価の高い穀物ですので、そこまで心配しなくても良いかもしれません。

しかもすべて「ひきわり」にしているため消化しやすくなっています。

オーツ麦は猫草の一種ですので食物繊維も豊富な食材で、特に害はないでしょう。

しかしいくら消化に良いとはいえ穀物であることに変わりはありません。

たくさん摂取すれば消化機能が弱い猫にとっては負担がかかってしまいますし、特にひきわり玄米は第二原材料になっているので含有量が多いことが予想されます。

消化不良を起こす可能性があるといえます。

油脂

続いてANFキャットフードで使用されている原材料には「油脂」があります。

ここでは「鶏脂肪、魚油」が使用されています。

これら油脂には不飽和脂肪酸であるオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が豊富に含まれており、健康な皮膚や被毛の維持をサポートしてくれます。また鶏脂肪は嗜好性を高めてくれます。

市販のキャットフードを見てみると「動物性油脂」といったどんな動物の脂なのかはっきりしていないあいまいな表現のものがあります。

もしかしたら粗悪な原料から搾り取った油脂かもしれませんし、複数の獣の油をブレンドしているかも知れません。

その点ANFキャットフードではどんな油脂を使用しているか明らかにしている点は高く評価できるので、できれば魚油に関してもどんな魚の油を使用しているのかはっきりしてくれればもっと良かったです。

ビートパルプ

第四原材料を見てみると「ビートパルプ」が出てきます。

ビートパルプの使用に関しては賛否が分かれるのですが、あまりおすすめできる原材料とはいえません。

ビートパルプとはサトウダイコンから砂糖を搾り取った残りカスのことで、食物繊維補給やかさ増し目的で使用されます。

ANFキャットフードでもこれらの目的で使用されているのでしょう。

ただしビートパルプは食物繊維が豊富で、うんちをかためる作用があります。

ですから大量に摂取することで便秘になってしまう可能性があるのです。

さらにビートパルプには残留薬品の可能性もあります。

砂糖を搾り取る時に使用する薬品がビートパルプに残っている可能性があり、そんなビートパルプを摂取することでわずかな量とはいえ劇薬を摂取してしまう可能性があるのです。

こういった理由からビートパルプはキャットフードにはふさわしい原料とはいえないのです。

食物繊維補給が目的でしたら、他の野菜やくだものから摂取した方が望ましいでしょう。

何よりANFキャットフードでは第四原材料にビートパルプがあげられていることから、かなりの量が配合されていると考えられます。これはあまり良いとはいえませんね。

添加物

ANFキャットフードの高く評価できる点は合成添加物を使用していないことです。

市販のキャットフードに見られるような合成着色料や合成酸化防止剤が一切使用されていません。

これら合成添加物はアレルギーや発がん性のリスクがあるため、使用していないというのは高く評価できます。

合成酸化防止剤を使用しない代わりに、安全性の高い自然由来の「ミックストコフェロール(ビタミンE)、アスコルビン酸パルミチン酸エステル(ビタミンC)」を使用しています。

ですから安心して愛猫に与えることができます。

成分

ANFタミアミアダルトの成分は以下のとおりです。

たんぱく質32.0%以上、脂質20.0%以上、粗繊維3.0%以下、灰分6.5%以下、水分10.0%以下、エネルギー381.7kcal/100gとなっています。

たんぱく質脂質ともに必要な栄養素がしっかり摂取できます。

また灰分(ミネラル等)が6.5%以下と抑えられています。

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1 名無しさん
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tだ栄養バランスがいいだけのキャットフードはたくさんありますが、ANFキャットフードは皮膚や被毛の健康維持や便のにおいなど、猫特有の悩みを改善するためにサポートしてくれるんです。ただし、ミネラルが低いのでそこは注意ですね。