愛犬のライフステージ毎の食事の考え方を徹底解説

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mofmo編集部

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犬には子犬の時期、成犬期、シニア期といったように成長期があります。その時期毎に体が必要としているエネルギーや栄養素は変わってきます。そこで今回はそれぞれのライフステージの特徴やライフステージごとの必要な栄養素、そしてどんなドッグフードを選んだらよいのか見ていきたいと思います。

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老犬期(高齢期)

old golden retriever dog

marcinm111/shutterstock.com

小型犬では11歳、中型犬で10歳、大型犬では8歳ぐらいから徐々に老化が始まります。この老化が始まって犬が亡くなるまでの期間を老犬期といいます。

老犬期の特徴

加齢によって体の様々な部分が衰えていきます。筋力が弱まり、骨ももろくなります。運動量が減少します。基礎代謝も低下していきます。

こうした加齢の症状を止めることはできませんが、進行速度を遅らせることはできます。しっかりとした運動、ケア、食事によって犬は健康を保ち、元気に動ける期間が長くなります。

こうした老犬期の適正なお世話は、犬が長生きするための重要なポイントともなりますし、最後まで幸せに生きてもらうための飼い主の大切な愛情表現とも言えます。

老化が進んでも食欲が衰えない犬は多く、しっかりと食事内容をコントロールしないと肥満になったり、病気になったりしてしまいます。

老犬期に必要な栄養

必要なカロリーは20~40%ほど少なくなります。維持期と同じような感覚でごはんを与え続けると肥満と病気の原因になりますので、必ず調整する必要があります。

筋肉が衰えていきますので、できるだけ良質なタンパク質を与えると良いでしょう。脂質を少なめにすることで肥満防止・カロリーオフを狙えます。

高齢ゆえに消化機能が衰えていきます。適度な食物繊維は腸内環境を整える働きがあります。食物繊維が多すぎるなら、胃腸に負担がかかってしまうので、過度に増やすことは厳禁です。

食欲が著しく落ちてしまった場合は、高カロリーのドッグフードに変更して与えることをオススメします。嗜好性が落ちていることもありますので、だしでドッグフードをふやかして与えてみましょう。

腸内環境を整える乳酸菌やオリゴ糖などを付加的に与えることも消化の助けになるでしょう。

腎機能や心臓血管系が衰えますので、リンやナトリウムは少なめにしましょう。逆にビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEを多めに与えることができます。

老犬期の食事

老犬用のドッグフードに切り替えることができるでしょう。老犬用のドッグフードはカロリーと脂質が控えめになっています。またビタミンを増加させているものが多いようです。

消化の良い食事を心がけるようにしましょう。犬のうんちをチェックして、消化不良を起こしていないかを確かめることができます。

消化不良を起こしているようであれば、腸内環境を整えるための食事に変更したり、サプリメントを活用したりできるかもしれません。

また、ドライフードなどの歯ごたえのある食事を与えているのであれば、ウェットフードなどの柔らかい食事に変更できるでしょう。ドライフードをお湯でふやかすことも出来るかもしれません。

時に老犬の食欲がなくなってしまうことがあるようです。それは嗅覚の機能低下が原因かもしれません。犬の食欲は嗅覚と大きな関係があります。

しっかりと匂いを感じることができるなら、食欲を増進させることができます。

ドライフードであれば温めてあげることが効果的です。食器を温めてあげるだけでもドッグフードの香りが強くなります。また、お湯でふやかしてあげることは香りを強くする点でもおすすめできます。

老犬期の注意点

実は老犬は心不全や腎不全などが原因で亡くなってしまうことが多いのです。ですから、徹底した栄養管理と、体調管理は大切です。

病院での定期健診も欠かさないようにしましょう。病気を早期発見することで犬の負担を減らすことができるでしょう。

適正体重をキープするよう食事管理をしっかりと行なってあげましょう。

運動不足になると体重が増え、思わぬ病気を発症する原因にもなってしまうので、注意が必要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?犬のライフステージのそれぞれの特徴とその時の食事についてご紹介してきました。

それぞれのステージで犬に必要なカロリーは大きく異なります。

特に成長期や繁殖期は犬にとって、とても大切な時期です。たくさんのエネルギーや栄養を必要とします。さらに、それらの時期は犬の一生の中でとても短い期間です。

飼い主さんたちはこの重要な時期にしっかりと犬の必要を満たしてあげるために、事前に情報収集をするようにしましょう。

そうすることで備えをしておいて、慌てることなく必要なケアや食事を与えることができるのです。

老犬期は比較的長いですが、犬の老化が徐々に色濃くなります。

また急な体調変化が起こりやすい時期でもあります。長年一緒に過ごしてきた犬が病気にならないようにしっかりと体調管理と定期健診を行なってあげましょう。

子犬だった犬が成長して大人になっていく様は本当に微笑ましいものです。いつも元気な成犬と共に過ごす生活は楽しさと喜びで溢れています。

老犬となって落ち着いた犬と深い信頼関係を確かめ合うことは本当に充実感を感じさせてくれるものです。

そうした犬の一生にしっかりと向き合うことには、それぞれのステージにあった食事を提供することが含まれるでしょう。是非、楽しみながら愛犬と向き合ってください。

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1 名無しさん
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うちで飼っている愛犬ももう歳だから老犬用のドッグフードを与えています。おやつもあげてるんだけど、カロリーとか気にしながらあげている。まだ元気だからいいけど、将来のことを考えると犬用サプリとかも考えた方がいいのかな?