犬にお菓子ってどのくらいあげていいの?気を付けること等のまとめについて。

犬にお菓子ってどのくらいあげていいの?気を付けること等のまとめについて。

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mofmo編集部

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飼っている愛犬が、美味しそうにお菓子を食べているところってかわいいですよね。「もっとちょーだい!」とせがまれたら、いくらでもあげたくなっちゃいます。 でも、お菓子をあげて健康的には大丈夫なのかもちょっと気になりますよね。今回は犬にお菓子をあげる理由や、お菓子の選び方、あげ方などを調べてみました。

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お菓子の目的

Little asian girl kissing a siberian husky puppy on bed

ANURAK PONGPATIMET/shutterstock.com

犬のお菓子は「必ず与えないといけないわけではない」ようです。犬の健康を保つための栄養は、基本的にドッグフードから摂取することになります。おやつばかり食べていると栄養がとれませんし、肥満にもつながります。ですので、やはり主食はドッグフードです。

私たち人間の場合は、おやつとしてフルーツを食べると「栄養補給になる」とか、チョコやスナック菓子でも「適量であればいい」とか「ストレス解消になる」など、お菓子を食べるメリットっていろいろあります。では犬の場合はどうなんでしょうか?

コミュニケーションツール

犬のお菓子は、飼い主さんとのコミュニケーションツールの一つになります。犬は主従関係をはっきりさせる習性があります。誰が主人かはっきり分かること、リードしてくれる人がはっきり分かっていると、生活しやすくなります。

良いことをした時に飼い主さんからお菓子をもらい、きちんと訓練してもらうことで、きちんと主従関係ができあがり、安心して生活できるようになります。お菓子を上手に使い褒めてあげること、良いこと悪いことを教えてあげることで、より仲良くなることができます。

ご褒美

私たち人間の場合は、適度に間食をすることで栄養を補うこともありますよね。とくに不足しがちなビタミン類や食物繊維、鉄分などは、おやつとして果物やナッツ類から補給する人もいます。デスクワークなどで疲れた時には、ちょっと糖分を取ると作業効率が良くなるという話もありますね。

ですが、犬の場合は栄養補給というより、ご褒美やしつけ、コミュニケーションの一環としてあげるものです。犬の「トイレトレーニング」を行う際や「待て」を教える時に、ご褒美としてお菓子をあげると、スムーズに進んでいくことがあります。

飼い主さんが「良くできたね!」「えらいね!」と思っていても、言葉だけで犬に伝えるのは難しいです。犬は賢いので、人間の言葉を理解できるといわれることもありますが、ある程度飼い主さんと犬のコミュニケーションがとれるようになった後のようです。飼い始めたころはとくに、褒めていることが伝わるように、ご褒美としてお菓子を上手に利用するといいでしょう。

上手くできたご褒美としてお菓子をあげると、「こうすれば美味しいものがもらえる」「こうしたらいいんだ」ということが分かりやすいですので、1度で正しい行動を覚えられることもあります。

もちろん、犬にとって嬉しいことや褒められていると感じることは、お菓子以外にもあります。撫でてもらうことやおもちゃで遊んでもらうことで、飼い主さんから褒められた、好かれていると感じることもできますが、初めのうちは「お菓子をもらった!」というのが伝わりやすくて良いかもしれませんね。

ちょっと気を付けておくと良い点ですが、ご褒美としてお菓子をあげる際には、褒め言葉を伝えてからあげるようにするといいようです。そうすると、お菓子をもらう前に飼い主が言っていた言葉は「嬉しい言葉」なんだと認識し、おやつがなくても言葉だけで「いま褒められた」と認識することができるようになります。

毎回お菓子をあげていると肥満にもつながってしまいますので、お菓子と一緒に言葉かけもして、飼い主さんの褒め言葉を学習できるようにしてあげましょう。しっかりと主従関係ができあがり、コミュニケーションがとれるようになってきたら、だんだんお菓子をあげる回数を少なくしていくと良いようです。

お菓子のあげ方

Woman is filling bowls with homemade dog food, ready to freezing the dog treat portions, diy recipe

Miriam Doerr Martin Frommherz/shutterstock.com

少量

栄養バランスの面から考えると、少量がおすすめです。犬の体をつくる主食は、やはりドッグフードですから、犬にあげるお菓子は少量にとどめておくのがいいでしょう。

あげる量の目安としてですが、「一日に必要なカロリーの10~20パーセント」といわれています。一日に必要なカロリーは犬の大きさや年齢によって違いますが、もし700kcalを摂取している犬の場合は、50kcalをおやつとしてあげて、650kcal分はドッグフードで与えるのが理想的です。

700kcal分は食べてもいいわけですが、お菓子だけで500.600kcalを摂取してしてしまわないよう注意しましょう。ドックフードがメインで、お菓子は少量にしましょう。

回数を分ける

私たち人間の場合、ちょっと高いものや味がいいものを食べると、満足度が上がりませんか?私の場合は自分へのご褒美として、ちょっと高級なチョコを食べるとテンションが上がってまたやる気が出るのですが...(笑)。犬の場合は、質より量、でもなく、「回数」なんだそうです。「お菓子をもらうこと自体が嬉しい!」ため、お菓子をもらう回数が多ければ多いほど、満足度が高くなるそうです。

犬はほとんど噛まずにのみこんでしまうため、一度に多くあげても少しだけあげても、満足度という点では変わりがありません。それよりも飼い主さんとのコミュニケーションやご褒美として何度ももらう方が、犬にとっては嬉しいようです。回数が多い方が犬にとっては嬉しいものですので、細かく裂いてあげても十分なんです。

ですので、一日にあげるお菓子の量を決めておいて、それをできるだけ細かく分けて何度も与えるほうが、犬にとっての満足度が高くなります。犬はおやつをもらうこと自体が喜びですから、決まった量を少しずつ、何度も分けてあげるのがおすすめです。

タイミング

しつけを目的としてお菓子をあげる場合、何が良かったのかがはっきり分かるタイミングであげましょう。良い行動ができた直後にあげると、なぜご褒美がもらえたのか理解しやすくなります。特に理由なく、飼い主の気が向いたときにあげるだけだと、犬も混乱してしまいますので、あげるタイミングをきちんと決めておきましょう。ポケットにおやつを忍ばせておくと、褒めたいタイミングでサッとあげることができます。

また、犬の食事サイクルに影響のない時間かどうかも考えてあげましょう。お菓子を食べ過ぎてご飯が入らなくなる...って私たちでもありますよね。犬の場合も同じで、お菓子を食べ過ぎるとやはり、ドッグフードが食べられなくなってしまいます。ですので、お菓子をあげる時間にも気を付けましょう。

お菓子をあげるタイミングの一案ですが、しつけたいことが上手にできた時にあげることもできますし、「ドッグフードを食べた後」にあげるのもありなようです。ドッグフードをきちんと食べない子もいるようですので、その場合は「きちんとご飯を食べたご褒美」としてお菓子をあげることで、ドッグフードを食べないといけないことも教えられます。用意したドッグフード全部食べ終わったらお菓子をあげる、という流れを作ってあげるのもいいかもしれませんね。

また、犬によっては空腹の時間が長いと吐いてしまう子もいるようです。そのため、寝る前に少しだけ消化の良いお菓子をあげて、朝まで空腹時間が長くなりすぎないようにしている方もいるそうです。犬の個体によって体質・合う合わないが違いますので、様子を見て判断してあげてください。

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