犬が犬を嫌いになる理由や嫌いになった犬への行動とは一体?

犬が犬を嫌いになる理由や嫌いになった犬への行動とは一体?

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mofmo編集部

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犬が犬を嫌ったり、一緒に遊びたがらないことがあると聞くと、同じ動物同士でそんなことがあるのかと不思議に思われる方もおられるかもしれません。 そこで今日は、犬が犬を嫌いになってしまう原因や、嫌いな犬にする仕草、また犬嫌いを克服する方法などをご紹介したいと思います。

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嫌いな犬に対してする仕草

Dogs about to fight fighting dogs uncertainty Thai Ridgeback Dog and  Canaan Dog

GeorgyL/shutterstock.com

ここまでで、犬なのに犬嫌いになってしまう原因を考えることができました。

三つ子の魂百までということわざもありますが、犬にとっても、子犬期にどのような過ごし方をするかが、その後犬の社会で生きていけるかどうかに大きく関わることがわかりましたね。

ではここからは、犬が嫌いな犬に対して見せる行動についてご紹介したいと思います。

吠える

もっともシンプルな反応が、「ワン」と吠えることです。これはあなたのことが「嫌い!」という意思表示です。

一回だけ吠える犬もいれば、吠え続ける子もいるでしょう。また、興奮したようにぐるぐる回ったり、二本足で立ち上がって吠えることもあります。

このように興奮した仕草をしながら吠える子は「大嫌い!!」と、相手の犬が嫌いなことを強く主張している状態と言えるでしょう。

さらに、どこを見ながら吠えているかもポイントになります、相手の犬の目を見つめて、視線を外すことなく吠えるなら、気が強い子で、相手を怖がっているだけでなく、喧嘩上等であることを示しているとも言えます。

唸る

犬が低い声で「ウー」と唸るのは、相手に対して「これ以上近づかないで」「この警告を無視したら攻撃するよ」というメッセージを送っている状態です。

つまり相手を威嚇しているのです。姿勢を低くしながら唸っている場合は、本気度がかなり高いです。実際に攻撃してしまう前に、できるだけ遠くに離して落ち着かせるようにしましょう。

身震いする

気の弱い子は、吠えたり唸ったりすることもできず、恐怖でブルブルと全身を震わせることもあります。

犬の場合、ストレスがかかると、自然と体が拒否反応を示して身震いが起こると言われています。

嫌なことの前、最中、終わった後など、タイミングはそれぞれですが、”嫌だ”という気持ちが身震いという仕草として現れるのです。

固まる

内気な子や臆病な子は、尻尾を下げてただただ立ちすくむこともあります。フリーズ状態です。恐怖で固まり、動けなくなっているのです。

その固まっている間中、子犬の時の恐怖体験がフラッシュバックしているのかもしれません。とてもかわいそうな状態です。

あくび

人間の場合あくびは、眠い時など、のんびりとした気持ちの時にするものですが、犬の場合はストレスを感じている時にあくびが出ます。

あくびをすることで、緊張感を和らげようとするそうです。ドックカフェなど、他の犬と一定の距離は保ちつつも、同じ空間内に犬がいることを嫌がっている時などによく見られます。

”あくびをするなんてこの子もくつろいでいるのね”などと勘違いしないようにしましょう。あくびをしているなら、愛犬は「イライラするな〜」と感じており、その状況がストレスとなっていることを察してあげましょう。

顔や体を背ける

顔を背けたり、体の向きを変えて、嫌な相手を見ないようにすることもあります。「私のことを構わないで」と言っている仕草です。

人間同士でもある仕草なので、イメージしやすいですよね。その犬が来るまでは前を向いていたのに、近づいてきた途端、体の向きを変えて反対方向に行こうとするような場合は、完全にその犬のことが嫌いです。

相手に自分の存在を気づいて欲しくないのです。遊んでいる途中から体を背けた場合は、「しつこい」「もう嫌だ」というサインですので、引き離してあげるようにしましょう。

遠回りをしながら近づく

大好きな飼い主さんや仲の良い犬には、正面からすんなりと近づきますが、苦手意識のある相手や初対面の人や犬にはすぐには近寄りません。

ゆっくりと慎重に、円を描くように遠回りをしながら近づきます。時間をかけながら、本当に大丈夫な相手か確かめながら近づくのです。

犬の心理的には「そこで止まっていて、大丈夫かどうか判断するから」という状態です。遠回りをしながら観察して、オッケーならゆっくり近づきます。

ゆっくり観察した後に、そのまま脇を通り過ぎた場合は、相手のことを「苦手」「嫌い」「危険」と判断したことになります。

まとめ

何らかの理由で犬嫌いになってしまったワンちゃんたちは、自分の気持ちを上記のような仕草で表現して、飼い主さんや相手の犬に伝えます。

仕草や行動から、自分の愛犬が犬嫌いであることがわかったなら、少しでも恐怖心や緊張感を取ってあげれるように飼い主さんとしてしてあげられることがあります。

まだ愛犬が子犬の場合は、犬を熟知しているスタッフさんがいる子犬の幼稚園を利用して、良い経験を積ませて、犬に対する苦手意識を消し去ることができるでしょう。

犬のプロたちは、個々の犬の性格や特性を見極めて、性格の会う犬同士を遊ばせたり、優しい成犬と引き合わせて自信を回復するお手伝いをしてくれます。

すでに成犬になり、犬嫌いが確立されているとしても諦めないでください。まずは、飼い主さん自身がリラックスして、「うちの子は犬嫌いだから」と他の犬を避けるような行動をやめることから始めましょう。

プロや愛犬家の友人の協力を得ながら、愛犬にとってハードルの低そうな穏やかな犬や、低姿勢の犬、ベテラン犬などを選んで、適度な距離を保ちながら慣れさせていくことができます。

犬が反応しない距離を保ちつつ柵越しに対面させたり、それぞれに飼い主に集中させながら隣同士で遊ばせたりして、少しづつ「怖くない犬もいる」「嫌なことをする犬ばかりではない」と覚えさせるのです。

興奮しそうになった時には、お菓子を使って気を引いたり、少し距離を離すなど、あくまでも犬にとって負の経験とならないように、根気強く時間をかけて行いましょう。

他の犬の気配を感じつつも、落ち着いて行動できた成功体験を繰り返すことは、愛犬にとって自信になり、トラウマや苦手意識を克服るのに助けになります。

他にも、「飼い主さんといればどんな状況でも大丈夫」と愛犬が感じられるように、信頼関係を強めることも助けになります。

楽しみながらのトレーニングを繰り返し、しっかりとアイコンタクトを取れるようにしつけたり、待てやお座りなど基本的な指示をしっかり守れるようにして、愛犬があなたといる時には安心感に満たされるようにしましょう。

普段は犬嫌いでも困らなくても、治療で動物病院に入院したり、ペットホテルに預けなければならない時や、災害時などで他の犬と一緒に過ごさないといけないこともあり得ます。

そんな時に、愛犬が犬に囲まれて緊張しながら過ごすより、少しでも気持ちが穏やかに過ごせるようにするためにも、今からでも犬嫌いを克服してあげることは得策と言えるでしょう。

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