【獣医師監修】こんな仕草に要注意!犬が具合が悪い時の様子を見極めよう!

【獣医師監修】こんな仕草に要注意!犬が具合が悪い時の様子を見極めよう!

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mofmo編集部

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犬と暮らす毎日は幸せなものです。そんな幸せを長続きさせるために必要なのが健康です。あなたは愛犬の健康管理がしっかりできていますか?もし犬がこんな仕草をしていたら要注意です。犬の健康を見極めるためにも、具合の悪い時の仕草を見極められるようになりましょう。

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ワンちゃんが苦しい時の仕草

苦しむ犬

Anna Hoychuk/shutterstock.com

これからワンちゃんが苦しい時の仕草をいくつかご紹介したいと思います。こうした仕草が見かけたなら、ワンちゃんが苦しいと感じているのかもしれません。他にもサインがあらわれていないか、最近なにかワンちゃんに起こらなかったかよく考えてみましょう。

呼吸が荒い

呼吸の荒い犬

Anna Hoychuk/shutterstock.com

ワンちゃんは通常小さく「ハッハッ」という呼吸をします。しかし、大きな音を出して「ハアハア」と激しく呼吸することがあるかもしれません。さらに激しくなると「ゼーッゼ―ッ」といかにも苦しそうな呼吸をすることもあります。

運動をしたあとで、しばらく経っておさまるのであれば、特に気にする必要はありません。しかし、いつまでたっても荒い呼吸が続くなら、それはワンちゃんが苦しんでいる証拠でしょう。

夏の時期になるといつもよりは呼吸が荒く感じるようになります。これは、ワンちゃんが呼吸によって体温調節を行なっているからです。大きな問題とはなりませんが、あまりにも気温が暑い日には注意してあげましょう。

体内の熱を放出できなければワンちゃんも熱中症になったり、脱水症状へと繋がったりします。

呼吸が荒いと感じたら、涼しい場所でしばらく様子を見るようにしましょう。呼吸の仕方にも注意しましょう。

最近ワンちゃんの呼吸が荒くなりやすいと感じたら、少し運動量を落としてみると良いかもしれません。身体に負担をかけているのかもしれません。高齢になると、このような対応も必要になってきます。

不安を感じるなら、獣医さんにしっかりと見てもらった方が良いでしょう。

体全体で呼吸をする

体調の悪い子犬

Ben82/shutterstock.com

ワンちゃんの呼吸が荒くなると、少し不安に感じますよね。身体全体で呼吸をすることはさらにワンちゃんに負担がかかっている証拠です。身体全体で呼吸をするということは、通常の呼吸方法では十分に呼吸ができないことの証拠です。

ですから、この状態はワンちゃんがとても苦しんでいる状態だと言えます。呼吸器官系やその他の部分で何らかの異常がある可能性が高いでしょう。

まずは落ち着くことが出来る場所に移動して、なるべく呼吸が楽にできるように助けてあげましょう。ワンちゃんにとってどのような姿勢が楽なのかも探してあげると良いでしょう。ワンちゃんの体勢を変えることで、呼吸困難や痛みなどが少し和らぐことがあります。

無理のない範囲でいくつかの姿勢をとってもらい、一番呼吸が安定する姿勢を続けるようにしましょう。少し落ち着いたなら病院に連れていくことをおすすめします。

咳を何度もする

咳き込む犬

Billion Photos/shutterstock.com

ワンちゃんが何度も咳をすることがあるかもしれません。これもワンちゃんが呼吸器系で苦しいと感じているサインかもしれません。呼吸がしづらいと感じる時に、咳をすることで呼吸を行ないやすくしているのです。咳だけでなく、くしゃみや鼻水なども同様に呼吸困難サインとなります。

ワンちゃんが痰を上手く出せない時にそれが不快の原因になったり、呼吸困難を悪化させたりします。痰は水分が少なくなると排出しづらくなるのです。十分な水分を与えることで、痰を出しやすくしてあげましょう。

もちろん、無理に水を飲ませようとするなら余計に呼吸しづらくなるものです。ワンちゃんの咳が多い時はタイミングを見計らって水を与えてみましょう。それで改善することもあるかもしれません。

様子をみても咳が増えてくるようであれば、呼吸器系、循環器系の病気を抱えている可能性があります。病院に連れていき、しっかりと診断してもらうようにしましょう。

動作が緩慢

動作が緩慢な犬

135pixels/shutterstock.com

「いつもより動きが遅いな」と感じるでしょうか?もしかしたらワンちゃんは身体の痛みや呼吸の辛さを感じているのかもしれません。

散歩に出かける時もいつもよりゆっくりと立ち上がるかもしれませんね。気持ちとしては散歩に行きたいと思っているのですが、身体が付いてきていないのかもしれません。もちろん、寝起きや寝る前で身体が動かないだけかもしれません。

しかし、いつものルーティーンにおいて動作が緩慢になっているのであれば、要注意です。「ごはんをゆっくり食べる」「ゆっくりと歩く」「物音などに対する反応が鈍い」などが見受けられたなら、どこか苦しいところがないか、痛いところがないか探してあげるようにしましょう。

老齢のワンちゃんは筋肉が弱くなったり、関節に痛みが生じたりするので、動作が緩慢になることがありますよね。これも苦しい時のサインなのですね。

老齢ゆえに対処が難しく、ほとんどのワンちゃんが経験することではあるのですが、そのワンちゃんが苦しんでいることにはかわりません。なるべく、優しく扱ってあげたり、苦しさが和らぐ方法を探ってあげたりするのはいかがでしょうか?

ずっと伏せている

具合の悪い犬

Sinseeho/shutterstock.com

ワンちゃんが伏せっていることが多くなるのであれば、これもワンちゃんが苦しんでいる証拠です。伏せっているのはその状態がまだ楽だからでしょう。

痛みや息苦しさは続いているものの、身体を動かすとさらに辛く感じてしまうのでしょう。ですから、一番楽な体勢を取っているのです。病気などの場合がそうです。

「伏せっていると痛みや息苦しさを感じない」という場合もあるでしょう。外傷や関節の痛みがある場合がそうです。

飼い主さんが、ワンちゃんの抱えている問題を見逃しやすい場合でもあります。伏せっていることが多いとしても、その間はいたって健康そうに見えるので、問題はないと判断してしまうのですね。

ですから、単に「息が荒い」「苦しそうな表情」だけが苦しい時の仕草とは言えないのです。「ずっと伏せっている」なら、飼い主さんは「どこか苦しいのかな?」「動くと痛いのかな?」と考えてあげるようにしましょう。

飼い主さんが呼んでも起き上がろうとしない場合は、重症かもしれません。

鳴き声をあげる

診察を受ける犬

TercoPics/shutterstock.com

飼い主さんに自分の苦しみを伝えたい時に鳴き声を上げることがあるかもしれません。「クーンクーン」と寂しそうな声で飼い主さんを呼ぶことがあるかもしれませんね。どこか体調が悪いのかもしれません。痛みを抱えているのかもしれません。

ワンちゃんがそのように意思表示をしてくれることはありがたいことですよね。ワンちゃんの様子を確認して、問題が生じてないかチェックしてあげましょう。

もちろんワンちゃんによっては、甘えるために、注意を向けてもらいたいために、苦しくなくても鳴くことがあります。そのような場合はしっかりとしつけてあげることが出来ますね。

あまりにも強い痛みを抱えている場合は、寝たきりですがるような鳴き声をあげることがあります。とても悲痛な鳴き声で飼い主さんにとってつらいものですね。これほどの場合、大抵は病院に行って処方してもらった後でしょう。

飼い主さんは出来るだけワンちゃんのそばにいてあげてください。人間もそうですが、ワンちゃんは飼い主さんが近くにいると安心感を覚えます。この時は痛みに対する意識が弱くなるのです。

飼い主さんにとってできることは少ないかもしれませんが、ワンちゃんにとってとてもうれしくありがたいことなのです。

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