【獣医師監修】猫にじゃがいもはOK！じゃがいもの知られざるメリットを解説！【2023年版】

猫にじゃがいもを与えるメリットとは？

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飼っている猫にじゃがいもを与えるメリットには、何が挙げられるでしょうか？じゃがいもに含まれる栄養素を摂るなら様々な利点があります。その幾つかを見てみましょう。

食物繊維が豊富に含まれている

まず、じゃがいもには水溶性の食物繊維が豊富に含まれていることが挙げられます。じゃがいもは、食物繊維がたくさん含まれているため、猫にとって消化が良く、整腸作用が期待できるでしょう。

じゃがいもに含まれている炭水化物は、猫が摂取するならすぐに消化吸収されてエネルギーへと変わります。じゃがいもは、猫の便秘解消にも効果が期待できるため、便秘気味の猫には良い食材と言えるでしょう。じゃがいもをマッシュして猫に与えるならより消化しやすくなります。

ダイエットにも期待できる

じゃがいもには炭水化物がたくさん含まれており、猫の満腹中枢神経に働く効果が期待できます。そのため、通常のご飯を食べさせる前に、じゃがいもを少し与えるならお腹が満腹になります。

じゃがいもは、他の食材と比較しても安価ですし栄養が豊富です。キャットフードと一緒に与えたり、おやつにもピッタリな食材です。適度な量のじゃがいもを猫に与えるなら、良いエネルギー源になりますし腹持ちにも良いと言えるでしょう。

しかしこれまで見てきたように、じゃがいもをたくさん食べさせると逆効果になる可能性があるので、分量にはくれぐれも気を付けましょう。

ビタミンCが含まれている

猫も人間と同様、免疫力が低下してしまうと風邪などの病気にかかりやすくなります。猫の免疫力を低下させないために、ビタミンCを摂取することは大切です。ビタミンCを摂取することにより、猫の体の免疫力を高める効果が期待できるからです。

その点、じゃがいもにはビタミンCやビタミンB6が多く含まれています。じゃがいもの中に含まれているビタミンCは、デンプンに守られているので加熱しても失われることがないと言われています。。

そのため、ビタミンCを摂取するためにも、じゃがいもを猫に与えることは良いと言えるでしょう。さらにビタミンCは、コラーゲンの合成を助けてくれますし、猫の肌を健康にキープする働きがあります。そして、ビタミンCは猫のストレス解消に役立つことが期待できるでしょう。

カリウムも含まれている

じゃがいもには、カリウムも豊富に含まれています。じゃがいもに含まれているカリウムの量は、100g中410mgです。カリウムは、体の中にあるナトリウムを排泄して、血圧を下げる働きがあります。

猫は、高血圧になると、目、脳、心臓、腎臓にさまざまなダメージをうける危険性があります。しかし、じゃがいもを食べることにより、高血圧を予防し大きな病気にかからないよう未然に防ぐことが期待できます。

また、カリウムは利尿作用にも効果的です。尿を出さないと腎臓に負担をかけてしまう怖れが生じます。尿を出さずに腎臓に負担をかけた結果、慢性腎不全になることもありますが、じゃがいもに含まれているカリウムの利尿作用によって老廃物を排出することが期待できるのです。このように、カリウムは腎臓病や心臓病など様々な病気の予防にも効果的と言えるでしょう。