犬がスルメを食べても大丈夫?塩分の過剰摂取による健康のリスクを解説!

犬がスルメを食べても大丈夫?塩分の過剰摂取による健康のリスクを解説!

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スルメは香りもよく、歯ごたえが健康に良い日本の食材です。塩気を感じながら、噛めば噛むほど旨みを増すスルメは、これからも日本の定番の食材、また肴であり続けるでしょう。そんなスルメですが、犬に与えても健康的な意味で問題ないのでしょうか?スルメにまつわる情報を幾つかまとめてみました。

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犬がスルメを食べても問題ないか

スルメ

Binh Thanh Bui/shutterstock.com

スルメは香りもよく、歯ごたえが健康に良い日本の食材です。塩気を感じながら、噛めば噛むほど旨みを増すスルメは、これからも日本の定番の食材、また肴であり続けるでしょう。

そんなスルメですが、犬に与えても健康的な意味で問題ないのでしょうか?スルメにまつわる情報を幾つかまとめてみました。

犬はスルメを食べられる

結論から言えば、犬が少量のスルメを食べても健康的なリスクはありません。生のイカ、特に内臓にはチアミナーゼが含まれているため、生のイカを食べるとビタミンB1を分解して、吸収を阻害してしまうリスクはあります。

しかし、スルメは一度火を通してあるため、チアミナーゼは壊れて機能を失います。イカそのものには毒性や危険性がないため、犬は調理されたスルメを食べても問題ありません。問題があるとすれば、塩分の過剰摂取です。

塩分の過剰摂取は危険?

塩分過剰

Imagesines/shutterstock.com

スルメはかなりの塩分を含んでいます。噛むと塩味があるため美味しく感じますが、犬には過剰な塩分摂取になっている場合があります。この塩分過多についてですが、人間の場合は健康リスクが指摘されているものの、犬の場合はそうではありません。

現在のところ、犬の塩分過多な食事と疾患の直接的な関連を裏付ける研究はありません。塩分が多いと腎臓病になりそうな気がしますが、犬の体の機能についてはそこまで解明できてはいないようです。

付け加えると、犬も塩分が含まれている食材や食事の方を好む傾向にあるようです。

しかし、裏付けがないからといってリスクがないという訳ではありません。

高塩分の弊害

塩分を摂取すると、人間でも犬でもナトリウムとして体内で利用するシステムが働きます。ナトリウムは体内の電解質のバランスを調整するのに必要で、細胞壁や体液のコントロールを司っています。

高塩分の食事を口にすると、ナトリウムは腸から吸収されて血液に溶け込みます。ナトリウム値が異常に上がった際、体は水を多く摂取して濃度を薄めようとします。味の濃いものを食べると喉が渇くのはこれが理由です。

体内の水分量が多くなると、今度は腎臓がフィルターとして水分量を調節しようとします。通常より多い血液を調整しなければならないため、腎臓が常にフルスロットルで働くことになります。過度に働き過ぎた腎臓はやがて疲弊し、ナトリウム濃度や水分量を上手く調節できなくなります。

疲れ過ぎた腎臓はダメージを抱え込み、極度に疲弊するとやがて機能しなくなります。これが腎疾患です。腎臓は一度傷つくと再生しないため、残った健康な部分の腎臓だけで全身の血液を綺麗にしなければなりません。

つまり、今度はさらに高負荷の状態で働かなければならず、やがて全身の老廃物や毒素を除去できなくなり寿命が来ます。腎臓病の治療は、残った部分で如何に機能を保たせるかを目的に処置を行います。

研究結果がなくても、リスクがないとは言えない

以上が、塩分が腎臓に与える簡単な説明になりますが、先ほども述べたように犬の高塩分の食事と腎疾患のリスクに直接の関連は見出されていません。

しかし、科学的な根拠が現時点でないことと、健康的にリスクがないことはイコールではありません。科学的な根拠がないというよりは、むしろ未だに解明されていないと言うべきでしょう。

もちろん、人間の疾患や原因をそのまま犬にも同じように当てはめるべきではありませんが、塩分の過剰摂取によって腎臓に負担がかかるのは、人間も犬も同じです。過度に負担がかかっている部分は、やがて疲弊してダメージから回復できなくなります。

犬が塩分を必要としない、あるいは過剰な塩分はすべて綺麗に排出できる動物であれば問題ないかもしれませんが、そこまで現代の科学や動物学が解明できているわけではありません。

無用な健康リスクを招かないためにも、スルメを考えなしに与え続けるのは辞めた方が賢明でしょう。

そもそも犬は、人間ほどナトリウムを必要としていません。人間は汗をかくことでかなりの量のナトリウムを排出するため、普段からナトリウムを摂取しなければなりません。しかし、犬は汗をかく場所が限られています。肉球など数か所からしか汗をかかないため、ナトリウムの消費量も自然と少なくなります。

そこで、人間と同じように食材やメニューを食べ続けると、ナトリウムの過剰摂取になってしまいます。高塩分の食事が直接犬の体に悪影響を与えることが証明されていないとしても、塩分の処理に腎臓が働かなければならないのは事実です。

慢性腎臓病や腎疾患は早期発見も難しいため、愛犬の寿命を縮めてしまうことになりかねません。

犬が必要とする塩分量

では、犬にはどれほどの塩分が必要なのでしょうか?一般的に、「1日あたり、体重1キログラムあたり50ミリグラム」と言われており、これが標準的な数値として扱われているようです。

塩分で言えば、体重10キロの犬で約1.2グラム、薄切りハムで2枚程度です。当然、ドッグフードにも塩分が含まれているため、おやつやご褒美としてハムやソーセージを与える場合は注意が必要です。

スルメに含まれる塩分量は、概算で100グラム当たり3グラム程度で、体重10キロの犬がスルメ30グラム程度を食べると、もう1日の塩分摂取量を満たしてしまうことになります。スルメは少量であれば全く問題ないと言えますが、好んで食べるようなら確実に塩分過多になります。

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