猫って一体どれくらい寝てるの?猫の眠りについて徹底解説!

猫って一体どれくらい寝てるの?猫の眠りについて徹底解説!

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猫が寝る姿はかわいいですよね。仕事から疲れて帰ってきた時や、ストレスを抱えている時に、寝ている猫の姿を見ると、心が和むのではないでしょうか。よく寝るイメージが強い猫ですが、どれくらい寝るのかに興味を持っている飼い主さんも多いはずです。そこで今回は猫の睡眠や寝姿から分かる心理状態などをまとめました。

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猫が寝ている時の姿勢

横になって寝ている猫

Koldunov Alexey/shutterstock.com

猫の寝姿様々です。かわいらしい寝姿を見ると心が温まりますよね。猫の寝姿から何かわかることがあるのでしょうか。実は猫の寝姿には気温やリラックス度が関係しています。

猫によって過ごしやすい気温とはどれ位なのでしょうか。だいたい、20℃から22℃位と考えられます。もし、それよりも暑いと放熱がスムーズにできるようにと、仰向けになったり手を伸ばしたりする場合があります。逆にそれよりも寒く適温を下回るなら、身体を丸めて熱が逃げにくい姿勢で眠ります。

この点は、人間とも似ているのかもしれません。人間も考えてみますと、夏にはいかにも放熱がスムーズにできそうな、大の字のような姿勢で休んだり、冬場の寒い時期は布団に入っても寒くて、思わず縮こまったりするのではないでしょうか。やはり人間も気温に応じて、寝姿を変化させることがあります。

リラックスの度合いによっても、寝姿が変化することがあります。他から襲われる危険が高い環境なら、リラックスすることができません。敵が来たらすぐに動けるように足を地面につけて眠ります。一方リラックスできる環境にあるなら、リラックス度合いは高まり、仰向けなど、無防備な感じの寝姿になって行きます。

これから、幾つかの猫の寝姿についてさらに詳しく考えてみましょう。

横向きに足を投げ出して眠る場合

少しだけ警戒している状況の時には、横向きになって足を投げ出して眠ることがあります。この体勢であれば、仮に何かが生じても、逃げやすいと言えるでしょう。

身体を丸めて眠っている場合

丸くなって眠る猫の姿はよく見る光景です。この寝方は、気温が低い時に熱が逃げないようにするための、そして周りを警戒している時の寝方です。危険が迫ってきた時にはすぐに逃げることができるように、足は床面につけて寝ています。

お腹を見せて眠る場合

お腹を見せて眠るのは、飼い主さんを信頼している証拠とも考えられています。また、身体の中の熱を逃がす効果もあるようです。かなりリラックス度が高いと言えるでしょう。警戒心が強い野良猫などが、この寝姿になることはほとんどありません。やはり外は室内と比べて危険が多いですからね。

ちなみにこの寝姿は、季節としては、特に気温が高い夏の時期に見かけることが多いようです。

おしりを向けて眠る場合

この寝姿は、飼い主を慕っている猫に見られるようです。前方から敵が攻撃してくれば、自分の目で危険を察知できるかもしれません。しかし、後ろから攻撃してくる場合には、なかなか気づくのが難しいです。

猫がおしりを飼い主さんに向けて寝ている場合には、後ろは飼い主さんに任せたというような、信頼している証拠と言えるのかもしれません。「俺の背中は預けた」といったイメージでしょう。

飼い主さんと一緒に寝てくれないのはどうして?

キャットタワーで眠る猫

I Wei Huang/shutterstock.com

しっかり寝るものの、飼い主さんと一緒に寝てくれないという猫もいます。猫が一緒に寝てくれない理由についても考えておきましょう。

飼い主さんとの信頼関係がまだない

飼い始めて間もなかったり、しばらくたっていても、忙しい生活をしていたりすると、猫とのコミュニ―ケーションを十分に図ることがまだできていないかもしれません。

「外出ばかりで猫をお留守番にさせてしまう時間が多くなる」ということがないように、できるだけ一緒にいる時間をキープしてみましょう。日頃からスキンシップをしてかまってあげたいものです。

猫が寝る時は、通常の状態よりも無防備になるということになります。ですから信頼関係が築かれていない段階で飼い主さんと一緒に寝るというのは、なかなか難しいことでしょう。

コミュニケーション不足の状態なのに、寝る時には寄って来るというようなうまい話はなかなかありません。地道に猫との信頼関係をしっかりと築いてゆきましょう。

猫のお気に入りの場所がある

猫は自宅の中にも自分の縄張りを持っています。例えば、キャットハウスなど、一番くつろげる個人的なスペースがあれば、あえて飼い主さんと一緒には寝ないということもあるでしょう。

一方、飼い主さんが寝ている所が気に入らないから来ないという場合もあります。布団が小さかったり、飼い主がいると狭かったりして、猫にとっては寝心地が悪い布団なのかもしれません。あるいは、エアコンなどの風が直接当たるからいやなのかもしれません。いずれにしても、その場所が気に入らないなら、一緒に寝てはくれないことでしょう。

それで、布団やベッドに乗せても寝てくれないときには、試しに布団を別のものに変えてみるとか、ベッドをやめて布団にしてみるとか、飼い主さん自身が寝る環境を変えてみるといった工夫ができるでしょう。環境が変化すれば猫が一緒に寝てくれるようになるかもしれません。

猫の側の警戒心が強い

猫はしょっちゅう寝ているというイメージがあるものですが、警戒心が強く、深い眠りの時間はそれほど長くはありません。そんな時に、飼い主さんと一緒に寝るということは、猫によってはさらに落ち着かない状況となり得ます。

警戒心の強さから、猫によっては、飼い主さんと一緒に寝てくれないことがあります。

においが気に入らない

猫は嗅覚が優れています。そのため、強い匂いは苦手です。強い香水をつけていたりすると、あるいは洗濯の柔軟剤の匂いが猫の嫌いなにおいだったりすると、飼い主になついてくれないことがあります。

猫は柑橘系のにおいも好みません。柑橘系のにおいが周囲にただよっていると、猫は飼い主さんと一緒に寝てくれないかもしれません。もし部屋の中の芳香剤でそういう香りが使われているのなら、別のものに変えるか全く使わないでみると変化があるかもしれません。

まとめ

今回は猫が夜寝てくれない理由について考えてみることができました。猫が寝てくれないことで飼い主が睡眠不足になってしまっては問題です。また猫の側に何かしらの不都合があって寝られないのもかわいそうです。

人間と猫の睡眠は違うものですが、睡眠はどちらにとっても重要な要素です。睡眠不足になれば病気の原因にもなるかもしれません。

飼い主さんの側でできる対策も紹介しましたが、気になる点があれば早速実行してみるのはいかがでしょうか。対策を実行して静かな環境を作ってあげれば、家族も猫も健康に過ごせるようになるでしょう。猫も大切な家族です。少しでも落ち着ける環境を整えてあげましょう。

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