猫にゴーヤを食べさせても大丈夫?ゴーヤに含まれる栄養素や猫へのメリットを紹介していきます!

猫にゴーヤを食べさせても大丈夫?ゴーヤに含まれる栄養素や猫へのメリットを紹介していきます!

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独特な苦味で好き嫌いが分かれるゴーヤですが、実は栄養価が非常に高く、夏バテ解消や美肌効果など様々な健康効果が期待される野菜として知られています。そんな栄養満点なゴーヤですが、ネコちゃんに食べさせても大丈夫な食材なのでしょうか?ゴーヤに含まれる栄養素やネコちゃんにゴーヤを与えるメリットを紹介します。

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ネコちゃんにゴーヤを食べさせても大丈夫なのか

食欲旺盛な猫

Africa Studio/shutterstock.com

このように栄養満点のゴーヤですが、ネコちゃんに食べさせても健康に問題は生じないのでしょうか。結論から言うと、少量であれば全く問題ありません。 ゴーヤは、ネコちゃんの健康に悪影響を及ぼすというわけではありません。それで、少量であれば安心してネコちゃんにも食べさせることが可能です。むしろゴーヤに含まれている様々な栄養素は、人間だけでなくネコちゃんなどの動物にとっても大切な栄養素です。 しかし、前述のようにゴーヤにはセロリの30倍もの食物繊維が含まれています。一度に大量のゴーヤを食べさせると、ネコちゃんの胃腸に負担がかかって消化不良を起こしてしまい、下痢や腹痛などを引き起こす危険性があります。

どれくらいの量を猫に食べさせても良いか

野菜に含まれる「セルロース」は、猫にとって消化しづらい成分であるため、ネコちゃんの胃腸に負担をかけてしまいます。それで、ゴーヤを与える時には給餌する分量に注意して食べさせるようにしましょう。 どれくらいの量を食べさせたら良いかは、ネコちゃんの種類や体格、その日の体調などによって異なります。体調が良い時は大丈夫でも、疲れていたり、ストレスを感じていたりして、消化器官の働きが鈍っているために、消化不良を起こしてしまうということもあります。 また、高齢のネコちゃんや成長途中の仔猫などは、そもそも消化能力に限界があるので、多くを食べさせることはできません。 それで、どれくらいの量のゴーヤを一度に食べさせたら良いかは、一概に基準を設けることはできません。しかし、健康な成猫であれば、茹でた後の状態で小さじ1強程度であれば問題ないと言われています。

ネコちゃんにゴーヤを与えるメリットとは

ネコちゃんにゴーヤを与えると、どんな効果を期待できるのでしょうか。ゴーヤの成分がネコちゃんに与える良い影響についてご紹介します。 先ほどご紹介した通り、ゴーヤには大切な栄養素がたくさん含まれています。人間がゴーヤを食べて、必要な栄養素をしっかり吸収できるのと同じように、ゴーヤに含まれる栄養素はネコちゃんにとっても大切な栄養素です。 例えば、ゴーヤの苦味成分である「モモルデシン」には、食欲を増進させる効果が期待できます。「モモルデシン」は、ネコちゃんの体内に入ると胃腸の働きをサポートする役割があります。 胃液が活発に分泌されるようになり、結果として食欲が促進されます。加えて、「モモルデシン」には、自律神経のバランスを整える効果もあります。さらに、血圧を下げる働きも認められています。 ゴーヤに含まれている「ビタミンC」は、ネコちゃんにとっては体内でも生成できる成分なので、必ずしもゴーヤから摂取しなければならないわけではありません。 しかし、肝臓で合成できる「ビタミンC」には、限界があると言われています。一説によると、一日の最大合成能力は60㎎と言われています。成長途中の仔猫や、妊娠中や授乳中のネコちゃんは、より多くの「ビタミンC」を必要としています。

また、肝臓の病気を抱えていたり、高齢で体内の機能が低下している場合には、必要な「ビタミンC」を体内で作り出せないということもあります。

そうした猫のために最近では「ビタミンC」を効率的に摂取できるネコちゃん用のサプリメントも販売されています。それほど「ビタミンC」はネコちゃんにとって非常に大切な栄養素だということです。

なぜなら「ビタミンC」には、白血球の作用増加を促して、ネコちゃんの免疫力を向上させる働きがあります。免疫力が強化されることによって、病気の感染を防いだり、体内での生化学反応を正常に保てるようにコントロールする働きもあります。

また、抗酸化作用もあるので、ネコちゃんの体を若々しく保つ効果もあります。さらに、傷の回復を早めたり、発がん性物質から健康な細胞を保護する役割もあります。

それで、ゴーヤによって「ビタミンC」を摂取することは、ネコちゃんにとっても非常に大きなメリットがあると言えます。

過剰に摂取しすぎると問題を引き起こす「ビタミンB」とは異なり、仮に「ビタミンC」を過剰摂取しすぎたとしても、不要な分は体外に排出されるので問題ありません。 それで、好き嫌いの分かれる食材ではありますが、もしネコちゃんが好んでゴーヤを食べるようであれば、ゴーヤは猫ちゃんにとってメリットのある食材と言えるでしょう。

ネコちゃんにゴーヤを与える時の注意点について

ゴーヤをカットしている人

otnaydur/shutterstock.com

では実際にネコちゃんにゴーヤを与える時には、どんな点を注意する必要があるのでしょうか。先ほども述べたように、本来肉食であるネコちゃんは、人間とは大きく異なり野菜を消化するための酵素があまりありません。 そのため、一度に大量の野菜を食べると、消化するのが難しくなってしまいます。また、生で与えてしまうとゴーヤに含まれている栄養素をきちんと消化吸収できないようです。 結果として、ネコちゃんの胃腸に負担をかけるだけでなく、そもそもゴーヤを食べさせる意味がなくなってしまいます。ゴーヤをネコちゃんに食べさせる場合には、事前に必ず茹でてからあげるようにしましょう。 一度にあげて良い分量は小さじ一杯程度を目安に、体調の変化を確認しながら与えるようにしましょう。ネコちゃんが食べやすく、また消化しやすいように、5mm四方程度に細かく刻んでトッピングすると良いでしょう。 注意が必要な点として、ゴーヤはウリ科の植物です。ネコちゃんの体質によっては、メロンなどのウリ科の植物にアレルギー反応を起こしてしまう可能性もあります。 それで、初めてネコちゃんにゴーヤを食べさせる時には、ネコちゃんの体に与える影響を観察するために、普段のフードの少量混ぜて与えてみて、健康に異変が生じないかどうか確認するようにしましょう。 少量ずつネコちゃんに与えることにより、食べさせた分のゴーヤの栄養素を十分に体内に吸収させることが可能になります。

また、人間でもゴーヤを食べる時には「たね」や「わた」を取り除いてから調理すると思います。ネコちゃんに食べさせる時にも、同じように中の「たね」や「わた」を取り除いてから食べさせるようにしましょう。 「たね」や「わた」を食べてしまったとしても、健康に害があるわけではありません。しかし、「たね」や「わた」を食べると消化不良を起こし、ネコちゃんの胃腸に負担をかけてしまう可能性があるので、食べさせない方が良いでしょう。 このように、ゴーヤを食べさせる時には、必ず体調の変化を確認するようにしましょう。アレルギーの危険性があるだけでなく、猫によってはそもそもゴーヤの成分が体質に合わないという可能性があります。

ゴーヤがネコちゃんの体質に合っているか見極める方法は

ネコちゃんの健康状態を確認する方法は、いくつかあります。簡単に確認する方法の一つはうんちの状態を見ることです。それで、ゴーヤを食べてネコちゃんの体調に変化が起きていないかどうかを、排泄物の状態をチェックすることで確認することができるでしょう。

もし、ゴーヤを食べさせるようにしてから、便が急に緩くなってしまったり、おしっこの回数が増えるとしたら、ゴーヤの成分がネコちゃんの体質に合っていない可能性があります。 その場合は、ゴーヤを与える量を調整してみたり、一旦与えるのをやめてみて、ネコちゃんの体調が良くなるか様子を観察することができます。もし愛猫の体質に合わない場合には、残念ながらゴーヤを食べさせるのはやめた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか。ゴーヤは栄養価が高く、夏バテ対策としても効果のある野菜です、そして、ゴーヤには健康に役立つ栄養素が、他の野菜と比較しても圧倒的に多く含まれているということがわかりました。 ゴーヤには、ネコちゃんにとっても大切な栄養素をたっぷり含んでいて、人間と同じように、ネコちゃんもゴーヤを食べることによって、健康を増進させることができます。それで、少量であれば食べさせても全く問題ありません。 夏の暑さでバテてしまっているネコちゃんを見たら、普段のキャットフードにゴーヤを少量トッピングして、栄養素をプラスしてあげると元気を取り戻すかもしれません。もし、ネコちゃんの体質にゴーヤが合わないようであれば、無理に与えず、量を減らすかまたは一旦与えるのをやめて、ネコちゃんの様子を観察しましょう。

飼い主さんもネコちゃんと一緒にゴーヤを食べて、夏の暑さに負けず元気に過ごしてくださいね。

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