生のカブを犬が食べても大丈夫?与える際の注意点を解説していきます!

生のカブを犬が食べても大丈夫?与える際の注意点を解説していきます!

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愛犬の体調管理のために、新鮮で栄養価の高い野菜やフルーツをあげている飼い主さんもいます。今回はカブを生で犬に与えても良いのかを調べてみました。カブに含まれる栄養素や、食べさせる際の注意点についてまとめてみたいと思います。生で食べるのが良いか、加熱して食べる方が良いのかについてもまとめています!

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生のカブを犬に与えても良い?

生のカブ

Lubos Chlubny/shutterstock.com

犬の健康を考えて、愛犬に食べさせるものに気を使っている飼い主さんは多いと思います。食品添加物の多い食品や、おやつなどカロリーの高いものは控えめにしている方も多いかもしれません。愛犬の体調管理のために、新鮮で栄養価の高い野菜やフルーツをあげている飼い主さんもいます。

今回はカブを生で犬に与えても良いのかを調べてみました。カブに含まれる栄養素や、食べさせる際の注意点についてまとめてみたいと思います。生で食べるのが良いか、加熱して食べる方が良いのかについても調べてみました。犬を飼っている方は、愛犬の健康増進に役立ててみてください。

カブを食べさせても良いか

カブの葉っぱを食べる犬

Christian Mueller/shutterstock.com

カブは栄養価の高い野菜の一つです。健康維持のために犬にも食べさせたくなりますが、与えて良いのかどうかも気になりますよね。

結論から言うと、カブは犬が食べても良い食材です。野菜やフルーツの中には、犬がアレルギー症状や中毒症状を引き起こしてしまう食べものもあります。ネギやニンニク、チョコレートなど、与えてはいけない食材はいくつかあります。しかしカブは、アレルギー症状を引き起こしたり中毒症状を引き起こす心配はないとされています。

食べても良い食材とされていますが個体差がありますので、初めて食べさせる場合は少量だけ与えて、問題なければ量を増やすようにしてみましょう。

生で与えても良い?

カブは犬が食べても良い食材です、では、生で食べさせても良いのでしょうか?カブと似た大根の場合は、生のままだと辛みを強く感じますよね。犬も生の大根の辛みを苦手とする子もいますが、カブの場合は辛みがほとんどありません。

カブは犬にとっても食べやすい食材です。生で食べてもアレルギーや中毒症状が出る心配はないとされていますので、生で与えることもできます。生の方が食感がありますので、固いものが好きな犬にとっては食べ応えがあって良いかもしれません。

ただし、おなかの調子の悪い時や歯が弱ってきているシニア犬の場合は、火を通して柔らかくなったものをあげる方が良いかもしれませんね。

カブは生でも火を通してもどちらでも食べることができますので、犬の体調や好みに合わせて変えると良いと思います。

カブに含まれる栄養素とは

カブ

tim08/shutterstock.com

カブにはどんな成分が含まれているのでしょうか?代表的な栄養素を挙げてみますね。

βカロテン

βカロテンは植物に含まれる色素成分です。βカロテンには抗酸化作用や、免疫力を高める働きがあるとされています。細胞の老化を抑えるとか、がん予防に効果があるともいわれています。

このβカロテンの優秀な点は、体内でビタミンAが不足するとビタミンAに変換することができるという点です。ビタミンAは皮膚や粘膜を強くする働きがあります。栄養素は過剰摂取を避ける必要がありますが、βカロテンの場合は体内でビタミンAに変換することができます。β-カロテンの過剰摂取を心配する必要はないといわれています。

ビタミンC

カブにはビタミンCも含まれています。ビタミンCにはいろんな効果があります。

ビタミンCには酸化防止作用があり、運動や加齢による体の酸化を防ぎます。また、身体をつくる働きを助けます。体を作り上げていくのに必要な成分としてコラーゲンがありますが、このコラーゲンを生成する際にもビタミンCが必要になります。

関節炎の防止としてもコラーゲンが有効ですが、うまく機能させるためにビタミンCも必要です。丈夫な体を作るためにビタミンCは欠かせない栄養素ですので、摂り入れたいですね。

さらに、ビタミンCは鉄の吸収を助ける働きもあります。貧血気味の場合は鉄分を意識的に摂取しますが、それに加えてビタミンCも一緒にとると効果的です。

ビタミンCが不足すると疲れやすくなったり歯肉炎が起きたり、関節痛などの症状が現れます。愛犬が最近疲れやすくなっているとか、歩きたがらない、口内炎ができているなどの変化が見られる場合はビタミンC不足が一つの原因かもしれません。

体をつくったり傷の治りを早めたり、疲労回復などいろいろな効果があるビタミンCですので、摂っておきたいですね。

カリウム

カリウムは体内の塩分を排出する働きがあります。血圧を維持したり、体内の水分量を調整したりしてくれます。さらに細胞機能や心機能を正常に保つという働きもあります。カリウムは犬の健康を保つために必要な成分の一つです。

このカリウムという成分ですが、ちょっと注意しておく点もあります。カリウムは適切量の摂取であれば健康促進に役立ちますが、過剰摂取するとカリウム血症という症状を起こすこともあります。

食物繊維

カブには食物繊維も含まれています。食物繊維は犬の腸内環境を良くするのに役立ちます。便秘改善の効果もありますので、便秘気味のときには食べさせると良いかもしれませんね。

食物繊維は便秘改善に有効だとされていますが、食べる量には注意が必要です。犬の腸は人間の腸より短く、消化器に負担がかかりやすいようです。犬は野菜や食物繊維をたくさん消化できるつくりではないので、あげ過ぎには注意です。私たち人間ほど食物繊維を摂る必要はありませんので、少量プラスする程度でよいかと思います。

食物繊維をたくさん撮りすぎると消化不良を起こしてしまいます。食物繊維を摂り過ぎてうまく消化されないと、下痢をしてしまいます。せっかく取り入れた栄養素も、十分に吸収されないまま排出してしまうことになります。さらに下痢をすると脱水になったり栄養不足になったりしてしまいます。

整腸作用のある食物繊維ですが、適量食べさせるようにしましょう。

アミラーゼ

カブにはアミラーゼという消化酵素が含まれています。アミラーゼは炭水化物の一種であるでんぷんを消化するのを助けます。胃もたれや胸やけを解消したり、腸の調子を整えくれたりします。

胸やけや胃もたれが原因で食欲が落ちているときには、少量食べさせてあげるのもありかもしれません。

皮や葉の部分

カブの皮や葉の部分も食べることができます。皮や葉の部分は根の部分と比べて少し固めです。また、根の部分よりも食物繊維が豊富に含まれています。根の部分より消化器官に負担がかかりますので、犬の体調を見て食べさせるかどうか判断しましょう。

胃腸が弱っている時は刻んで細かくしてから食べさせると、消化器官への負担も軽くなります。また、茹でるなど火を通すと柔らかくなりますので、高齢の犬や子犬には加熱して食べさせるのがおすすめです。

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