
猫は飼い主さんのことが大好き!愛猫が心を開いている仕草やサインを見つけよう!
警戒心が強い猫は犬と比べると懐いてくれているのかがイマイチ分からないこともあります。しかし超ポーカーフェイスにみえる猫も、実は飼い主さんに心を開いているサインをきちんと出しているのです。ここでは、猫が心を開いている仕草についてまとめてみました!これを読めば、愛猫との距離もさらに縮まることでしょう。

その7:お尻を向けて座る

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猫と暮らしていると、傍にいるにもかかわらずなぜかお尻を向けて座っている……ということはありませんか?「私の顔なんか見たくもないのかなぁ〜」「こっちを向いてくれれば良いものをお尻ばかり見せて……」と思ってしまいそうになりますが、これは何を意味するのでしょうか?
これはねこちゃんが「決してあなたは私を襲わない」と確信し信頼している証拠です。ねこちゃんにとってお尻は急所です。背中など背後から襲われれば致命傷になりかねません。そんな後ろ姿を飼い主さんに見せているわけですから、「信頼しています」「安心しています」という表現であり、それだけ心を開いている状態と言えるのです。
また、飼い主さんにお尻を見せているということは、飼い主さんの前にいるということです。これは「私があなたをお守りします」という気持ちで前でガードしてくれているのかもしれません。まぁ、実際に何かがあったら一目散に逃げてしまうかもしれませんが、こんな風にプラス思考に解釈しておいても良いかもしれませんね。
その8:飼い主さんに添い寝する
飼い主さんに添い寝をするねこちゃんは、信頼感や安心感が一目瞭然に形となって現れている姿です。
猫にとって一番無防備な時間と言えるのが睡眠時間です。そして家猫ちゃんであっても、野生動物だった時代の名残で外敵を常に警戒していると言われ、熟睡ができない生き物と言われています。
そんなねこちゃんが飼い主さんのそばを選んで寝るというのは、信頼して安心できる場所と認識しているからでしょう。そんなねこちゃんはどんなに暑い猛暑の中でも飼い主さんの傍で寝ようとするものです。
しかし、飼い主さんと一緒に寝ることが大好きなねこちゃんが、シーツや布団カバーに使った柔軟剤のにおいがきつかったなどという理由で添い寝を辞めてしまうこともあります。また、体調が悪く一人でじっとしていたいなどという時もあります。なぜ添い寝をしなくなったのか、ねこちゃんを観察して、改善できる点は改善してあげて、体調が悪いようならば動物病院を受診させてあげてください。
愛猫ちゃんが心を開いている飼い主さんだからこそ、原因がわかるかもしれません。
その9:抱っこをせがんでくる
撫でられることは好きだけど、抱っこされることは嫌いというねこちゃんは非常に多いです。なぜならば自然界において母親猫が子猫を抱っこするということはないからです。
人間の親は赤ちゃんや子供たちを連れて移動する時には抱っこをすることが多くあります。しかし猫の場合、母猫は子猫の首の後ろの皮をくわえて移動するため、抱っこをするということはないのです。そんなねこちゃんが抱っこをせがんでくるということは、飼い主さんの腕の中の温もりや膝の上での心地よさに安心感を得ていることの証拠と言えます。
『抱っこをせがんでくる』ということは、飼い主さんに心を開いている証拠と言えるでしょう。
その10:「ニャー」と話しかけてくる

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ねこちゃんが自分から「ニャー」と話しかけてくることがあります。このようなねこちゃんは、心を許した相手に「元気?」みたいな感じで声をかけてくるようです。とてもフレンドリーな感じで機嫌が良い時と言えるでしょう。飼い主さんが何か応えると再び「ニャー」と応えてきます。会話になっているかどうかは別として、ねこちゃんは満たされている時と言えるかもしれません。
その他、ゴハンを食べ終わった後には「ごちそうさま」「美味しかったよ」などと言っているのかもしれません。また、「一緒に遊ぼ〜」とか「一緒に寝よ〜」などのお誘いだったり、「お腹すいた〜」「ドア開けて〜」などの要求だったりということもあるかもしれませんが、いずれにしても心を開いている飼い主さんに対して行なっている仕草の一つと言えるでしょう。
その11:出待ち
「出待ち猫」という言葉を聞いたことがありますか?猫を飼ったことがある人ならほとんどの人が経験していることだと思います。
例えば飼い主さんがお風呂に入っている時に脱衣所での出待ちをする、トイレに入っていればトイレのドアの向こうで出待ちをするねこちゃんがいます。水が流れる音や、トイレットペーパーがカラカラとなる音が気になって仕方がないのかもしれませんが、大好きな飼い主さんのいく先々について回るストーカー猫さんのようです。
しかしこれも愛情の現れです。気になって気になって、飼い主さんのことを全て把握していたいのでしょう。
その12:プレゼントを持ってくる
かわいい愛猫の「ニャー」というなき声に振り向いてみると、誇らしげに「おみやげだよ〜」と、獲物を持ち帰ってくることありませんか?これは「飼い主さんがお腹を空かせていたら可愛そう」という、おおむね好意的な気持ちからのおみやげであって、決して嫌がらせではありません。
外に出ない完全な家ネコちゃんであっても、お気に入りのおもちゃをそっとベットに持ってきて、「これで遊ぶと楽しいよ!」と優しい気持ちからプレゼントしてくれることがあります。
飼い主さんに愛情たっぷりに育てられたねこちゃんだからこそ、プレゼントを持ってくるのでしょう。心を開いている証拠の一つと言えます。
まとめ

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いかがでしたか?猫が心を開いている仕草についてまとめてみましたが、当てはまるところはいくつあったでしょうか?
超ポーカーフェイスにみえるねこちゃんですが、こんなにも飼い主さんのことが大好きで心を開いているサインがあったのです。心当たりのサインがあったのではないでしょうか。
自由気ままでマイペースなねこちゃんは、しつこくされることが嫌いです。「あまり構ってこないけど、こちらから近づけば優しくしてくれる人」が大好きです。
全ての飼い主さんが行なっていることですが、愛猫ちゃんの性格や好みをよく理解して、嫌がることや怖がることをしないようにすることが、心を開き深い絆で結ばれるための秘訣です。
愛猫ちゃんがいつもあなたに癒されているように、あなたも愛猫ちゃんの喉をゴロゴロ鳴らす音を聞きながら心癒される日々が続きますように……。