猫毛フェルトとは?猫毛フェルトの作り方と猫の正しいブラッシング方法を解説します

猫毛フェルトとは?猫毛フェルトの作り方と猫の正しいブラッシング方法を解説します

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猫を飼っていると飼い主さんを悩ませるのが「愛猫の抜け毛」。換毛期は特に毛が抜けて困ってしまいますよね。そこで今回は、愛猫家たちの間で今話題になっている「猫の抜け毛を集めて作る猫毛フェルト」について取り上げたいと思います。猫毛フェルトの作り方や猫の正しいブラッシング方法について是非参考にしてください。

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猫毛を使って愛猫の分身人形(猫)を作ってみよう!

ニードルを使って人形を作る男性

Roselynne/shutterstock.com

猫毛が準備出来たら、いよいよ愛猫の分身人形制作です。次のような手順で進めることができます。

1.頭部(頭・耳)を作る まず頭部から作っていきます。頭は手で丸め、必要に応じて毛を足し、大きさを調整していきます。ニードルを使って、チクチクと丸くしていきましょう。

耳は別の猫毛で指を使って三角の形にし、接合部分をふんわりとさせた状態にしておきます。その後、耳を頭につける作業に入ります。

ニードルを使ってチクチク指しながら頭に耳をつけていきます。その際、耳から頭に向かってニードルを刺していくことがポイントです。

頭全体を見て、模様を消したり付けたりしたい場合は、変えたい色の猫毛を使って、変えたい部分に猫毛を追加してチクチクと刺していきましょう。

愛猫の模様に合わせて、模様をつけていくことができるでしょう。

2.胴体と手足を作る 頭部に続き、次は胴体と手足の制作に入ります。胴体はまず手で猫毛を丸めます。デコボコや色が気に入らない部分は、猫毛を足してニードルを使って刺していきます。

手(前足)は少し曲げて、接合部分をふんわりとさせた状態にしておきます。その後、手(前足)と胴体の間に猫毛を追加し、ニードルで刺しながら接合していきます。右と左の前足を付けましょう。

前足が接合出来たら、後ろ足の作業です。後ろ足も前足と同じように少し曲げ、接合部分をふんわりとさせた状態で残しておきます。

前足の接合と同じように、後ろ足と胴体の間に猫毛を足して、ニードルを使ってチクチクと接合していきます。足の境目は、少し立体的になるよう接合するとリアル感がでます。

3.頭と胴体を接合する 続いて、完成している頭と胴体をくっつける工程に進みます。

接合部分に猫毛を足しながら、頭上から胴体に向かって、また胴体から頭に向けてニードルでチクチクとしっかりくっつけていきましょう。

4.形を整える すべての部位が合体したら、カットして形を整えていきます。猫毛はまとまりやすいというメリットがありますが、いざ人形にするとピンピンと飛びはねています。

カットする前に、薄めた洗剤で全体を軽く撫でて、その後飛びはねている毛をハサミでカットしながら形を整えていきましょう。

5.目・耳・鼻・口のそれぞれのパーツを仕上げる 続いて、目、耳、鼻、口の細かいパーツを作っていきます。

・目の作り方 まず目を付けたいと思う位置に目打ちを使って穴をあけます。ソリッドアイ(人形用の目)にボンドをつけ、差し込んで完成です。

・耳の作り方 耳は、耳の中にピンク色のフェルトを三角に丸めながら、ニードルでチクチクとくっつけていきます。

・鼻の作り方 鼻も耳と同じように、ピンク色のフェルトを鼻サイズにまとめ、鼻を付けたい位置にチクチクとくっつけていきます。

・口の作り方 口はミシン糸を使って縫い付けていくことができます。好みによっては、付けなくても問題ありません。

猫の正しいブラッシング方法とは?

ブラッシングされて気持ちよさそうにする猫

undefined/shutterstock.com

猫毛フェルトをするには、どうしても愛猫の毛が必要です。猫を飼っているなら、すでに毎日ブラッシングをしていることでしょう。

でも、初心者飼い主さんの中にはブラッシングのコツが掴めず、奮闘している方もいるかもしれません。では猫の正しいブラッシング方法をご紹介しましょう。

猫のブラシの種類

ブラッシングの道具には、さまざまな種類があります。用途や長毛種、短毛種など愛猫に適したブラッシングを選ぶことは大切です。

・スリッカーブラシ スリッカーブラシとは、細い金属のピンがたくさんついているブラシです。主に長毛種の毛玉を解きほぐすために使います。

毛の根元からとかす必要があるので、乱暴に扱うと皮膚を痛めてしまう危険性があります。また、無理に毛玉と取ろうとして引っ張ると、猫も痛がりますので、毛先から毛玉を優しく解きほぐすように使いましょう。

・ピンブラシ ピンブラシは、人間用のブラシと形状が似ており、長毛種でも短毛種でも種類と問わず使うことができます。ピンの先が丸くなっているものを選べば、皮膚を傷めることなく、安心・安全に使うことができるでしょう。

絡まってしまった毛も簡単にほぐすことができるので、日常的に使いたいブラシのひとつです。

・ラバーブラシ ラバーブラシはその名前の通り、ラバー(ゴム)や柔らかいシリコンを素材としたブラシです。あたりがやわらかいので、短毛種のブラッシングでも痛みを与えることなく使えます。また、マッサージに使うことも可能です。

・獣毛ブラシ 獣毛ブラシは、ホコリや抜け毛を取り除くために使うブラシです。

豚毛や猪毛でできているブラシで、適度な水分や油分が含まれているため、猫の被毛をツヤツヤにする効果があります。猫を飼っているなら1本あると便利なブラシです。

長毛種なら毛先が不揃いのハードタイプ、短毛種なら毛先の長さが揃っているソフトタイプの獣毛ブラシがおすすめです。

・コーム コームは人間の櫛に似た形状をしており、主に毛の流れを整える際に使用します。コームを選ぶときは、目が粗いものがおすすめです。長毛種と短毛種の両方に使うことができます。

ブラッシングの順番とコツは?

猫をブラッシングする際、次のような手順で行うと猫も嫌がりません。

まず頭の後ろかや首からはじめ、背中、腰、尻尾、お尻、お腹という順番です。猫が触られても嫌がらない部分から始めることがコツです。

つまり、後頭部、首周りからスタートします。その後、少しずつ背中に向かってブラッシングしていきます。

首のうしろから背中の後方にかけてブラッシングする際には、被毛の流れを意識しながら、それに沿って溶かすようにしましょう。そして、そのままブラシを腰からしっぽの先までブラッシングしていきます。

猫の中にはお尻回りに敏感な子もいるので、愛猫の様子を見ながら強さを加減しブラッシングしていきましょう。そして、最後に猫の局所部であるおなか周りです。

お腹は愛猫を膝の上で仰向けにして行うとブラッシングしやすいですし、猫も安心することができるでしょう。

ブラッシングの頻度は?

猫毛が欲しいあまり、毎日愛猫をブラッシングしたい方もいるかもしれませんが、ブラッシングの適切な頻度は、愛猫の抜け毛の量によって変わってきます。

換毛期は、毎日ブラッシングをしても追いつかないぐらい抜け毛が多い子もいます。特に長毛種の猫ちゃんは、換毛期になると毎日こまめなブラッシングが必要でしょう。

一方、短毛種の猫ちゃんの場合、換毛期以外はあまり抜け毛が発生しない子もいるかもしれません。

抜け毛が少ないときでも、スキンシップ目的に軽くブラッシングすることはできますが、抜け毛はあまり集まらないかもしれませんね。

おすすめの猫毛フェルトのお店

ネットショッピングしている女性

Ollyy/shutterstock.com

猫毛フェルトの作り方を見てきましたが、「自分は不器用で自信がない・・」という方や「難しそう・・」と感じている方は、「猫毛フェルトのお店」にオーダーしてみるのはどうでしょうか?

本物の猫の毛のフェルト、愛猫をブラッシングして集めた毛で作るアートを扱っている「猫毛フェルトのお店」の店主である蔦谷Kさんは、「猫毛フェルトの本」も出版しており、2009年からプロ猫毛フェルターとして活動しています。

興味のある方は、公式ホームページをチェックされることをおすすめします。

猫毛フェルトのお店 ホームページ

まとめ

猫毛フェルトの作り方をみてきましたが、いかがでしたか?猫毛フェルトは猫を飼っているなら、愛猫の抜け毛をリサイクルして可愛い人形や帽子などを製作できる大変魅力的なものです。

そのほかにもアイデア次第で、猫毛を使ったアイテムを作ることもできるでしょう。この機会に愛猫の抜け毛を集め、猫毛フェルトをマスターしてみるのはどうでしょうか?愛猫もきっと喜ぶことでしょう。

そのためにはまず、愛猫を正しい方法でブラッシングしてあげてくださいね。

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1 あっきょ
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作り方が画像で解説されていないので、分かりにくい。結局ショップに誘導する為のものか。