犬は都バスに乗れる?バスの乗り方やマナー、事前の準備を徹底解説!

犬は都バスに乗れる?バスの乗り方やマナー、事前の準備を徹底解説!

update

犬と一緒に外出する時に、バスなどの公共交通機関を使いたいと思うことがあると思います。でも犬はバスに乗ることはできるんでしょうか?乗せる場合はどんなポイントに注意すべきでしょうか?今回は愛犬をバスに安心して乗せてあげるためにできるポイントを紹介したいと思います!

update

犬はバス乗車できる?

飼い主と一緒にバスに乗る犬

hedgehog94/shutterstock.com

家にペットがいると和みますよね。帰宅後にペットと過ごす時間ってとても癒されるものです。自宅や近所で過ごすのも良いものですが、休日には愛犬とお出かけするのも良いかもしれませんね。最近はペットと一緒に入れるカフェやドッグラン、宿泊施設なども増えているようです。

でも、普段車を使っていない方や、車を持っていない方は、犬と遠出するとなると公共機関を利用することになりますよね。例えばバスは身近な交通手段です。バスに乗ってちょっと遠くのカフェに行ったり、ドッグランに連れて行ってあげたりするのもいいでしょう。

しかし、そもそも犬も一緒にバスに乗車することはできるのでしょうか?今回は「犬とバス」をキーワードにお役立ち情報を紹介します。バスに乗る際のルールや気をつけたいマナーについても調べてみました。

犬もバスに乗れる

公共バスの中で大人しくしている犬

Domnich Vladislav/shutterstock.com

結論から先に言うと、法律では犬をバスに乗せても良いことになっています。

国土交通省が定めている規則によると、ペットは「持ち込み」というかたちになり、キャリーケースやその他のケースに入れての乗車となります。盲導犬や介助犬などの補助犬は、そのまま乗車することができますが、ペットの場合はケースに入れて持ち込むことになります。ただし、バス会社によって乗り方が異なる場合があります。

バス会社のルールに合わせる

ペットの犬と乗車する場合は、原則的に「ケースに入れての乗車」となります。ケースの形状など、犬をバスに乗せる際のルールが異なることもありますので、あらかじめ調べておくと良いと思います。動物が苦手な人や、アレルギーがある方も乗り合わせることがありますので、乗車マナーやルールを守りましょう。

ペット乗車可のバス会社

キャリーケースの中に入るチワワ

Jari Hindstroem/shutterstock.com

ペット同伴で乗車できるバス会社と、乗車の際のルールをまとめてみました。

関東地方

京王バスの乗車ルールは、「かごやケースに入れること、扉が完全に閉まること、他のお客様のご迷惑にならない状態で乗車すること」となっていました。

東急バスは、ケージなど持ち運び専用のケースに入れて乗車すること、ペットが顔を出さないようにすることや、車内でペットを出さないこととなっています。加えて総重量が10キロ、長さ1メートル内となっています。

東武バスも同様に、「ペット専用のケージに完全に入れた状態」であれば乗車することができるということでした。ただし「他のお客様のご迷惑になったり、混雑時は乗車をご遠慮いただくこともあります」とのことです。

都営バスは、ペットの頭や手足が出ないよう、完全に収容されるケースでの乗車となっています。大きさは10キロ以内で大きさが1メートル以内のものです。「動物が苦手な方やアレルギーがある方へ配慮して、乗車中はケースを開けたりしないようにしてください」となっています。また「ペット用スリングは、ふた付のものでもご遠慮願います」とのことです。

関西

大阪シティバスへの持ち込みも可能です。乗車する際のルールとして、「完全なケースに入れてある」ということが挙げられています。

名古屋の市バスへの乗車ルールとしては、「かご等に収容されており他のお客様に迷惑をかける恐れがないこと」と、膝の上に乗せられる程度の大きさであることとなっています。

九州

西鉄バスでは、子犬や猫などの小動物は、専用のケージに入れていただければ持ち込み可能となっています。ただし「猛獣および蛇の類は除く、混雑時は持ち込みをご遠慮ください」とのことです。

どの地域でも、共通しているのは「完全にふたができるケースに入れる」ことと、「他のお客様のご迷惑にならないこと」「混雑時はご遠慮いただく場合がある」という点ですね。ケースの大きさに関してはバス会社によって異なりますが、1メートル以内、もしくは膝の上に乗るくらいの大きさとなっています。他のお客様のご迷惑にならないかどうかで判断すると良いようですね。

バス乗車時のマナー

飼い主にシャンプーしてもらっている犬

sattahipbeach/shutterstock.com

ペットの持ち込み可のバスに乗る際に、心がけたいマナーをまとめてみたいと思います。

顔や手足を出さない

バスに乗る際は、犬が顔を出したりしないよう、扉やふたが閉まるケースを使用しましょう。ペット用スリングやリュックタイプのものもあります。顔が出せるようになっていたり、ケージのスキマから手足が出てしまうものもあるかもしれません。

都バスに乗る場合は、顔や手足の出ないケースを使用するようにしましょう。動物が苦手な人は、「飛び出してきたらどうしよう」と心配になってしまうかもしれません。また、アレルギーを持っている方もいるかもしれません。しっかりとふたや扉の閉まるものに入れて乗車すると、他のお客さんも安心して乗車できます。

ケースから出さない

バスの乗車ルールとして、「ケースに収容して持ち込み」「ケースから出さないこと」となっています。バスの揺れや人の話し声で、犬がちょっと緊張してしまうこともあります。犬を出して安心させてあげたり、ちょっと出して様子を見てあげたくなりますが、バスの乗車中はケージから出さないようにしましょう。

思いがけず走り出してしまうと、他のお客さんもびっくりしてしまいます。また、きちんとしつけができていて、落ち着いた状態であっても、周りのお客さんはちょっと不安に思ってしまうかもしれませんね。周りのお客さんの迷惑にならないこと、というルールがありますので、不必要に心配させないためケージから出さないようにしましょう。

吠え声に注意

持ち込みの条件として、ケースに入れることや他のお客様の迷惑にならないようにすることがありましたね。その他にも、犬の吠え声にも注意しておきましょう。

動物が苦手な方は、吠え声がすると驚いてしまうかもしれません。犬もいつもと違う環境で緊張していたり警戒していますから、吠えやすくなるかもしれません。できるだけ普段から吠えないようにトレーニングしておきましょう。

また、吠えてしまった時に、すぐに落ち着かせてあげられるように対策をとっておきましょう。できるだけ犬が安心して乗れるように、いつも使っているグッズを入れておいたり、好きなおやつを少量持っておくなどもおすすめです。

ニオイに注意

犬種によってはニオイの強い子もいますね。乗車しているお客さんの中には、動物のニオイが苦手という方もおられるかもしれませんので、できるだけ対策を取っておきましょう。ニオイが気になる場合は、シャンプーをしておいたり、ボディメンテナンスをしておきましょう。

毛の長い犬種やシワのある犬種は汚れが溜まりやすくなります。定期的にシャンプーやブラッシングをして、体を清潔にしておきましょう。シャンプーが苦手な子もいますので、無理のない範囲でケアしてあげましょう。

犬は自分のニオイが消えてしまうと、ストレスになることもあります。シャンプーでニオイが消えてしまうと落ち着かなくなる子もいます。その場合は、ニオイを取りすぎてしまわないよう、シャンプー剤を使わず、ぬるま湯で洗い流すくらいがいいかもしれませんね。犬への負担がかからない範囲で、清潔にしておきましょう。

時間帯を考える

平日の朝や夕方など、通勤ラッシュの時間帯は避けておく方がいいかもしれませんね。キャリーケースは場所を取ってしまいますので、ラッシュ時には他のお客様の迷惑になってしまうことがあります。また、人が多いと犬も驚いてしまうかもしれません。沢山の人の話し声や、慣れないニオイに落ち着かなくなってしまいます。

また、通勤時間は道も混みやすくなります。バスに乗っている時間が長くなり、ワンちゃんにとってもストレスになってしまうかもしれません。犬と一緒にバスに乗る場合は、人の多い時間や渋滞しやすい時間帯は避けておくのがベターです。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板