猫は環境によって顔が変わる?猫の顔が変化する要因を詳しく解説します!

猫は環境によって顔が変わる?猫の顔が変化する要因を詳しく解説します!

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人間の顔は環境によって変化があるものです。猫に同じようなことが起こるのでしょうか?愛猫の昔の写真を見ていると、飼い始めた時と今では顔が異なっていることに気づくことがあります。猫の顔が変わったように見えるのは錯覚でしょうか?それとも環境が変化すると顔にも変化が出てくるのでしょうか。詳しく解説します!

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猫の顔が変わる要因とは?

2匹の猫

Maridav/shutterstock.com

猫の顔は環境によって変化すると考えられます。しかも、その環境をつくる様々な要素によって猫の顔が良い方向にも、悪い方向にも変化するのです。

猫の顔が変わる要因とはどんなものでしょうか?代表的な要因をいくつかご紹介します。今の環境に猫の顔を悪化さえる要因がないか調べることが出来るでしょう。さらに、顔色が優れない猫でも良い方向へと変化させること出来ると分かります。これらの要因を考慮して環境を変化させることで、そうできるのです。

食べ物

環境によって食べるものや食べる量は大きく変化します。当然ですが、栄養豊かな食事を十分な量与えられるなら猫の顔は豊かになります。逆に、食事が十分に手に入らない環境であれば、猫の顔は印象の悪いものとなります。

野良猫が拾われて飼い猫になるときには、食べ物による影響が強いでしょう。野良猫としての生活は厳しいです。食料を得られる機会が少ないので、大抵の野良猫はやせ細ってしまいます。栄養不足でもありますので、皮膚や被毛がボロボロになることも多いです。

そうした猫が飼い猫として育てられると、食べものが極端に変わることでしょう。これまでは不規則だった食事が定期的なものになります。栄養バランスの良いキャットフードが与えられますし、生きていくのに十分な量も与えられるでしょう。むしろ、肥満になってしまうほどに与えすぎることも多いものです。キャットフード以外にもおやつを与えることもあるからです。

野良猫が飼い猫になると、やせ細った顔がふくらみを持つようになります。加えて、十分な栄養によって肌つやがよくなり、被毛も綺麗になります。食べ物によって、同じ猫とは思えないほど改善されるのです。

当然ですが、環境の悪化によって食べ物が変わってしまうと、猫の顔も悪化してしまうことがあります。

ストレス

猫の顔つきは、ストレスによっても大きく影響されます。環境が変わると、猫に加わるストレスも変わります。飼い猫として生活できている猫はストレスが少ないので、穏やかな表情になります。

逆に野生で生活している猫は、野生生活の中で様々なストレスを感じています。外敵に命を絶えず狙われるストレスは想像を絶するものです。さらに、縄張り争いやケンカがあります。身体的な圧力や、精神的な圧力は猫に強いストレスを与えます。

結果、厳しい表情になってしまうのです。相手を威嚇したり攻撃したりすることが多い環境であれば、眉間にしわが寄ったままになります。敵から逃げることが多いのであれば、絶えず怯えているような表情になります。自信の無さが顔に表れるのです。

飼い猫であっても強いストレスを感じることがあります。あってはならないことですが、飼い主の暴力や虐待によって強いストレス感じている子もいるのです。

それらによってトラウマを植え付けられる子もいます。一度トラウマになってしまうと猫の性格は非常に憶病になってしまい、人間を極端に警戒するようになります。その感情は表情にも表れます。

ストレスは環境によって変化することが多いです。ですから、環境が変わって猫の顔が変わることも多いのです。

身だしなみとケア

猫の顔つきに影響するのは、単に表情や肉付きだけではありません。猫の顔の汚れや被毛の艶、さらには病気の有無も関係します。環境が変化する時に、これらの要素に変化がもたらされることが多いのです。

野良猫たちは自分の汚れを取る手段が限られています。自分で身体を舐めることでしかきれいにすることが出来ません。自分の舌の届く範囲しかきれいにできませんし、すべての汚れを取り除くことも出来ません。

また、野良猫は自分の病気を治すことも出来ません。病気が皮膚に影響を与えたとしても、それを放置するしかないのです。それに対して飼い猫たちには、日々身だしなみを整えてくれる飼い主さんたちが付いています。飼い猫は定期的にシャンプーされるものです。汚れやノミやダニを取り除くことが出来るので、被毛の色がきれいに保たれるだけでなく、病気にもなりにくくなります。

毎日ブラッシングしてくれる環境が整っていれば抜けた被毛をしっかりと取り除くことが出来ますし、毛並みが整えられますよ。猫が病気になってもすぐに動物病院に行って治療してもらえます。お薬などで問題もすぐに治ります。

このように環境が異なるだけで、猫の見た目には大きな変化があります。野良猫を拾ってきたときと半年後を比べるだけでも、その顔つきはかなり異なるでしょう。被毛の艶や色から健康そうに見えるはずです。

人や他の猫との係わり

環境が異なると、その猫の周りの猫の数や、人とのかかわり方も異なってくるでしょう。

野良猫時代はいつも一人ぼっちだったかもしれません。環境によっては集団で生活する場合もあるでしょう。周りにも同じような野良猫ばかりがいて、争いが絶えない場合もあります。

飼い猫としての時代でも変化があります。飼い猫になったとたん、他の猫と会うことが無くなるかもしれません。しかし、人間と接する機会は増えることでしょう。周囲には絶えず飼い主やその家族がいて、人間との付き合いが増えるのです。

一人で過ごすことが多くなれば穏やかさが手に入るものの、寂しそうな表情になるものです。逆に周囲に人や猫がいるなら、緊張感が顔に表れることもあります。信頼できる仲間や人たちばかりなら甘えることができるので、緩やかな表情になったりするものです。

猫の顔は歴史を通じて変化してきた?

山猫

EcoPrint/shutterstock.com

猫は短期間でも環境が変化することによって顔が変わることが分かります。そうであれば、その変化がもっと長い世代に渡れば渡るほど、変化の度合いも大きくなるのでしょうか?猫の歴史から考えてみましょう。

猫は元から人間と近しい動物だったわけではありません。猫はもともと野生動物だったと言われています。人の近くに住んでいるような野良猫ではなく山などに生息している「山猫」だったのです。

昔の人間たちは、自分たちの作物をネズミから守るために山猫を家畜化したと言われています。倉庫の番人をさせるために人間に育てられるようになったのです。

世界的にみると、数千年も前から猫は人間に家畜化されて共に暮らしてきたようです。現代までの長い期間の間に環境が変わり、家猫として育てられてきたのですね。

現代でももちろん山猫は存在します。それらと家猫の顔を比べてみてください。明らかに顔つきは異なっているのではないでしょうか?山猫は鋭い表情をしているものが多いですが、私たちの周りの家猫たちは柔らかい表情をしているのです。このことは、「長期的な環境の変化でも顔は変わる」ことを示しています。

猫たちも自分の生活する環境に適応する力があるのですね。山で狩りを続けていればその生活に適応した顔つきになりますし、家猫として人間たちに世話されて過ごすなら、その環境に適応した顔つきになるのです。

まとめ

猫は環境によって顔が変わることがあるのでしょうか?あると言えます。野良猫から飼い猫になったときには大きな環境の変化があります。食べ物やストレスの度合いも大きく変わりますから、短期間であっても顔つきに影響を与えるのです。長期的な環境の変化でも猫の顔は変わると言えるでしょう。それぞれの環境に適応していくと言えます。

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