柴犬カットってどんなカットのこと?注意点やリスク、カットの頻度まですべて解説!

柴犬カットってどんなカットのこと?注意点やリスク、カットの頻度まですべて解説!

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柴犬カットとは、毛の長い犬種などを柴犬のようにカットする手法です。ポメラニアンやトイプードルなどで柴犬カットをする方が増えてきています。ここではポメラニアンを例にして、自宅でカットする方法や注意点、カットの頻度について取り上げます。

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柴犬カットって何?

柴犬

Africa Studio/shutterstock.com

柴犬カットとは、一体どのようなカットのことを言うのでしょうか。それは、毛の長い犬種などを柴犬のようにカットする手法です。ポメラニアンやトイプードルなどで柴犬カットをする方が増えてきています。

ここでは、ポメラニアンの柴犬カットについて考えてみたいと思います。

ポメラニアンの柴犬カット

ポメラニアン

Eric Isselee/shutterstock.com

ポメラニアンにとって、柴犬カットはポピュラーなカットスタイルです。柴犬カットにすると耳や顔が丸く見えて、ポメラニアンの可愛らしさが強調されます。

外見は柴犬の子犬のような雰囲気に仕上がります。ポメラニアンの柴犬カットの場合、しっぽの毛は短めにしてふんわりさせます。毛の長さは6㎜にカットするのが最適と考えられています。愛らしいポメラニアンの顔立ちを引き立てるカットとなっています。

ポメラニアンと言えば、クリクリとした大きな目やフワフワした柔らかい毛が印象的ですが、あえて柴犬カットにしてポメラニアンらしさを一部なくしてみるわけです。

柴犬カットの火付け役となったのは、ポメラニアンの俊介君です。この俊介君は、2010年頃に飼い主さんがツイッターで俊介君の写真を掲載してからあっという間にフォロワーが増えて話題になった人気のわんちゃんです。俊介君が柴犬カットになったのは、飼い主さんが日本犬が好きでポメラニアンを日本犬の様に刈ってみたことから始まったそうです。

柴犬カットをしようとする際、つま先まで刈り込まないように注意しましょう。毛の切り方など少しの違いで雰囲気が変わってくるので、トリマーさんにお願いしておいたほうが安心です。

自宅でカットするには?

では、ポメラニアンを自宅でカットしたいと思う場合はどんな準備をすれば良いでしょうか。スリッカーブラシ、コーム、トリミング用はさみを準備しましょう。

はじめにスリッカーブラシを用いて、ブラッシングをしてあげます。スリッカーブラシとはラバーの土台の上に、ピン状のブラシが連続して植えられているブラシのことです。

スリッカーブラシは、被毛や毛玉のもつれを取り除くのに最適です。長い毛で毛の量が多くなるわんちゃんや、下毛と上毛という二層のダブルコートになっているわんちゃん、硬い被毛を持つワイヤーヘアの犬種にも最適です。

犬のスリッカーブラシをセレクトする際には、手にあてて痛くないものを選ぶのが良いでしょう。毛玉や抜け毛を取り除きます。切り進める前に、どんな仕上がりにするか、部位ごとにイメージをしておくことが大事です。

はさみを持つ際には、わんちゃんの体に対して平行に持ちましょう。切りたいラインを下の刃に合わせます。それから、上の刃を動かすようにして少しずつカットしていきます。耳などの切りにくい部分についてはコームを活用します。

コームとは平面上の金属製の櫛のことです。他のブラシとは用途が異なっており、被毛をとかすためのブラシでなく、被毛のもつれや毛玉のチェックなどに使用します。

さらには、ふわふわっとした被毛の犬種をカットする時に、根元からしっかりと被毛を立たせるために使用したりすることもあります。コームを横にして皮膚にあてて、被毛の長さを測ることに用いることもあります。

コームの選び方としては、柄付きコームや前面がコームになっているものがあります。お好みに合わせてセレクトできるでしょう。

コームを使って毛を取り出してカットすると便利です。慣れないうちは時間がかかるものです。犬に負担をかけてしまうこともあることでしょう。それで、慣れないうちは何日かに日を分けて、部位ごとにカットをしていったほうが愛犬に負担をかけずに済むかもしれません。

自宅で愛犬を自らの手でカットする時には、次の点も注意しましょう。ポメラニアンの場合、皮膚が露出するような短さのカットはしてはいけません。プロのトリマーさんでも、極端に短いカットはおすすめしないことが多いようです。

なぜならポメラニアンの被毛は、紫外線から肌を守ったり体温を保ったりする重要な役割を持っているからです。刈り込んだり短くしすぎたりすると、被毛の正常な機能が損なわれてしまいます。それにより皮膚への刺激が大きくなってしまい、様々な疾患を起こしてしまう恐れがあるのです。

例えば、本来のホルモンバランスを崩してしまい、脱毛症などの皮膚病にかかりやすくなってしまうかもしれません。さらに、短くカットしてしまいますと毛が生えにくくなってしまったり、毛質が変わったりする恐れもあります。やはり短くカットしないように注意が必要となるでしょう。

毛質が変わるとどうなるのでしょうか。例えば、毛の濃い部分と薄い部分がまだら模様になって、見た目が悪くなるリスクがあります。

人間のカットではよく用いられるバリカンも用いないようにしましょう。ポメラニアンのようにダブルコート種は、バリカンを使ったカットには向いていないからです。バリカンで刈った毛が生えてこないこともあります。

その原因については、はっきりとしたことはまだ分かっていません。ホルモンの影響とか、バリカンで毛を刈ることで毛質や皮膚が変化するなどと考えられています。

バリカンを使ったトリミングが原因で、アロペシアXになる危険リスクがあります。アロペシアXは脱毛症の一種です。手足と顔以外の尻尾や胴体の毛がごっそり抜けてしまう病気です。ポメラニアンが発症する率が高いと考えられている病気です。

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