うちの猫が爪とぎしない!爪とぎしない子がいる理由を解説

うちの猫が爪とぎしない!爪とぎしない子がいる理由を解説

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猫と言えば、頻繁に自分の爪をといでいるイメージがありますよね。爪とぎ器や家具などをガリガリと削ってとぐことがありますが、中にはほとんど爪をとがないという子もいます。今回は爪とぎしない場合に考えられる理由を紹介したいと思います。

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全ての猫が爪とぎするわけではない

爪とぎ器の上で眠る猫

irnburch/shutterstock.com

猫の飼育で頭を悩ませるのが爪とぎです。所かまわず爪とぎをするのでソファーや本棚などの家具がボロボロになってしまうということもあります。お気に入りの家具に傷を付けられてしまっては困りますよね。ところが爪とぎを全くしないという猫もいます。家具を傷つけないのでうれしい反面、猫らしくないので心配になりますよね。

猫が爪とぎをしないのはどうしてなのでしょうか?今回は猫が爪とぎをしない理由について調べてみました。爪とぎをしないと何か問題があるのでしょうか?猫が爪とぎをするそもそもの理由を調べると、どうして爪とぎをしないのかがわかってきます。さらに爪とぎをしないことに問題があるのかどうかについても検証します。

猫が爪とぎをする理由

爪とぎをしている猫

Zzzufa/shutterstock.com

あちらこちらでガリガリ、ガリガリ!飼い主を悩ませる猫の爪とぎですが、猫が爪とぎをするそもそもの理由は何でしょうか?爪とぎをしない猫もいますが、爪とぎをするそもそもの理由がわかると爪とぎをしない理由もわかるようになります。

爪を鋭く保つため

猫が爪とぎをするのは常に爪を鋭く保つためです。爪とぎをすることによって爪の古い部分を削り、爪を鋭く保っているんです。猫はもともと狩りをして生き延びてきた動物です。獲物を捕らえるためには鋭い爪が欠かせません。狩りの準備として爪を鋭い状態に保っているのです。戦士が自分の剣を研いで戦闘の準備をするかのようですね。

野生の中で生きてきた猫たちは、自分の身を守るために鋭い爪を保つ必要もあります。敵に襲われそうになったり、縄張りを荒らされたりすると、鋭い爪を使って身を守らなければなりません。生きるか死ぬかの大事な場面では鋭い爪が必要不可欠です。普段からしっかりと爪とぎをするのは本能的な行動とも言えます。

猫は高いところに登るのも大好きです。木登りをする際には鋭い爪を引っかけて上手に登ります。生活の中で爪を使うことが多く、しっかりと手入れをして鋭い状態を保っておかなければなりません。

ストレッチ・リラックス

猫が爪とぎをする時に、体をグーっと伸ばしていませんか?これは猫がストレッチをしていると考えることができます。ストレッチは体の健康管理にも役立ちますし、リラックス効果を期待することができます。猫にとっても何かとストレスの多い世の中ですから、グーっと体全体を伸ばして気分転換する必要があるのでしょう。

特にストレスを感じた時にストレッチを兼ねて爪とぎをすることが多くあります。突然の来客など、見知らぬ人が家にいると猫は居心地が悪く感じるようです。そんな時はストレス発散のために爪とぎを始めることがあります。

来客時だけでなく、寝起きや遊んでいる時などにも爪とぎを始めることがあります。着地に失敗したり何かうまくいかなかったりしたときは気分を切り替えるために爪とぎを始めます。このように気分転換やリラックスのためにストレッチをするように爪とぎをするんです。

縄張りの主張をしている

猫の爪とぎは縄張りの主張と関係していることがあります。猫の肉球には臭腺があり、そこから強い臭いを出します。爪とぎをして自分の臭いを付けて縄張りの主張をしているのです。ソファーを爪とぎでボロボロにする猫は、自分の縄張りとしてソファーがお気に入りだったのかもしれませんね。自分の臭いをたくさんつけて、だれも近づかないようにしていたのでしょう。

爪痕を付けるのも縄張りの主張をしていることと関係があるようです。柱や本棚などで爪とぎをする時は立って行いますよね?できるだけ高い位置に爪痕を残すことによって、自分は「大きくて強いんだぞ~!」と主張しているんです。猫の世界では体の大きさが強さに比例します。自分をできるだけ大きく見せることによって他の猫を寄せ付けないようにしています。

自己アピールをしている

飼い主の関心を引くために爪とぎをする猫もいます。飼い主が見ているところでわざわざ爪とぎをするのです。「こっちを見て~」とか「遊んでよ~」と誘っているのかもしれませんね。自己アピールをしているので少しは構ってあげるようにしましょう。

猫が自己アピールで爪とぎをしている時は、相手をしてあげないと今度は構ってもらえないことがストレスになってさらに爪とぎをするようになります。所かまわずガリガリとやるので大事な家具に傷を付けられてしまうかもしれません。

基本的にマイペースでそっけない猫が多いですが、このように自己アピールをする猫は飼い主のことが大好きなのかもしれませんね。せっかく築いた良い関係なので大切にしましょう。いつまでも構ってあげないとそのうち嫌われちゃうかもしれませんよ。

猫が爪とぎをしない理由

飼い主に爪を切ってもらっている猫

MakDill/shutterstock.com

「猫と言えば爪とぎなのに、我が家の猫は爪とぎをしない!」ということはありませんか?飼い猫の中には爪とぎをしない子もいるようです。どうして爪とぎをしないのでしょうか?7つの理由を考えてみましょう。

1.ストレスを感じていないから

猫は繊細で神経質な動物でもあるのでストレスを抱えやすいと言われています。ストレスを発散させるために爪とぎを行うことがありますが、猫がストレスを感じることなく満足のいく生活を送っている場合は爪とぎをしないことがあります。美味しい食事が時間通りに与えられて空腹を感じることが少ないとか、落ち着いてゆっくり寝ることができるスペースがあるのでしょう。

来客時でも安心して過ごせるパーソナルスペースがあると猫はストレスを感じることなく過ごすことができます。マイペースな性格の猫がマイペースに生活できる環境にいると、ストレスを感じることがなく、爪とぎを忘れてしまうのかもしれませんね。

室内飼育をしている猫で、一匹だけの場合は縄張り争いをする必要もありません。縄張りを荒らされることがありませんし、寝ているところを襲ってくる敵の存在もありません。爪を鋭く保って警戒する必要がないんです。その上にストレスフリーで生活しているのですから、爪をとぐ必要がないのでしょう。

2.爪が短いから

猫が爪をとぐのは、爪の古い部分を削り取って鋭くてちょうどいい長さに調整するためです。飼い主が定期的に爪切りをして、爪が短い状態に保たれていると、猫は爪とぎをする必要を感じません。爪が長くなることによる違和感もないので、わざわざ爪とぎをする必要もありません。飼い主によるケアが行き届いているわけですから、褒められるべきことだと言えるでしょう。

爪切りで猫の爪を短い状態に保っておくのはいいことですが、切り過ぎには注意しましょう。猫の爪のピンク色の部分は神経や血管が通っています。間違って切ってしまうとケガをしてしまうので注意してください。

3.爪が長すぎるから

爪が伸びれば勝手に爪とぎをするわけではありません。爪が長すぎて爪とぎをしない子もいます。爪が長すぎて爪とぎがしにくいのかもしれません。程よい長さに切ってあげるといつものように爪とぎをするようになるかもしれません。または爪が長すぎて爪とぎをすると痛いのかもしれません。やはり爪を切ってあげる必要があるでしょう。

4.おっとりした性格の猫だから

おっとりした性格の猫は爪とぎをしないことがあります。ストレスを感じやすい性格ってありますよね。臆病な猫や警戒心が強い猫はちょっとしたことでストレスを感じるので爪とぎをしてリラックスする必要があります。好奇心が旺盛な猫もあちらこちらで爪とぎしてヤンチャぶりを発揮します。

おっとりとした性格の猫はストレスを感じることが少なく、細かいことを気にしないのでしょう。気分転換やストレス発散の必要がないので爪とぎをしないことがあります。他の猫やペットとの争いも好まないので縄張り争いには無関心です。爪を鋭く保って攻撃する、身を守るといった考えはないのでしょう。

5.まだ子猫だから

猫が爪とぎをするようになるのは生後12か月が経ってからだと言われています。12か月未満の子猫の場合は爪とぎをしないのが普通です。特に問題はないので成長するまで待つようにしましょう。12か月を過ぎると自然に爪とぎをするようになるでしょう。または上記の理由で爪とぎをしない子に育つかもしれません。

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