犬が鼻にしわを寄せるのはどんな時?表情やしぐさから愛犬の気持ちを読み解こう

犬が鼻にしわを寄せるのはどんな時?表情やしぐさから愛犬の気持ちを読み解こう

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犬は人間のように言葉を使ってコミュニケーションを取ることはできませんが、表情で気持ちを伝えようとすることがあります。ここでは特に「犬が鼻にしわを寄せる時」の犬の気持ちについて取り上げます。犬が人間にどんな気持ちを伝えようとしているのか、鼻から分かる犬の気持ちについて読み解いていきましょう。

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犬は表情で気持ちを伝えている

笑ってる?

Aaron Amat/shutterstock.com

犬は人間のように言葉を使ってコミュニケーションを取ることはできません。しかし、言葉以外のいろんな方法で自分の気持ちや感情を伝えようとしているのをご存知ですか?

犬が気持ちを伝える方法の一つに“表情”があります。犬は実はとっても表情豊かな動物です。

「え?犬に表情があるようには見えないんですけど…」と思われる方もいるかもしれません。確かに、犬によってそれぞれ個性や性格が違いますし、犬種によっても顔の造りが違うので、表情の見え方も異なります。でもよーく観察していると、犬もいろんな表情を見せることがあることが分かるでしょう。

犬も人間と同じようにさまざまな感情を持ちます。嬉しいとか楽しいと感じる時もあれば、寂しい時や悲しい時、怒りを感じる時もあるのです。そうしたいろんな感情や気持ちを、顔のさまざまなパーツを使って表情に表します。

もちろん、犬は人間と同じほどには顔を動かして表情を作ることはできません。それは犬と人間では表情筋の動きが違うからです。でも犬にも表情筋があり、表情を変化させることで飼い主に自分の気持ちを伝えようとしています。

たとえば目を細めるのは、とても満足していて喜んでいる気持ちの表れです。逆にまばたきをすることは、緊張や不安を和らげようとすることや、相手への敵意が無いことを示すためであると言われています。

他にも鼻や口、耳、しっぽの動きなどからも犬の気持ちを知ることができるのです。ここでは特に「犬が鼻にしわを寄せる時」の犬の気持ちについて取り上げます。

犬が人間にどんな気持ちや感情を伝えようとしている証拠なのか、犬の鼻から分かる犬の気持ちについて読み解いていくことにしましょう。犬が「鼻にしわを寄せる」顔をした時どんな点に注意すると良いのか、対処法はあるのかについても取り上げていきます。

犬が鼻にしわを寄せるのはどんな時?

鼻にしわを寄せる犬

Vitaly Titov/shutterstock.com

犬を飼っている方であれば、愛犬が鼻にしわを寄せているような表情を見せるのを見たことがあることでしょう。

犬が鼻にしわを寄せている時は歯がむき出しになっていることが多いことから、愛犬家の中ではこの表情を「ムキ顔」なんて呼び方をすることもあるようです。

鼻にしわを寄せて歯をむき出しにしている様子を見ると、普通は「怒っているのかな?」と思うことが多いでしょう。もちろん怒っている時にそうした鼻にしわを寄せる表情をする時もあるようですが、それだけではないようです。

では犬が鼻にしわを寄せるような表情やしぐさをするのはどんな時でしょうか。

怒っている時や威嚇している時

まずいちばんに考えられるのはやはり、犬が怒っていたり威嚇していたりする時に見せる表情であるということです。

犬が威嚇や怒りの気持ちを出すのはどんな時でしょうか。それは特に緊張や警戒を感じるような、犬にとって緊迫感を感じさせるような状況に面している時でしょう。見知らぬ人に近づかれた時や、他の犬と遭遇した時などはそうかもしれません。

犬が怒っている、あるいは威嚇して鼻にしわを寄せているということは、他に犬のどんな行動で理解できるでしょうか。

威嚇や怒りの気持ちを出している時は興奮状態にあるので、うなり声や吠え声を出すかもしれません。吠えていないとしても歯をむき出しにしていたり、口角が極端に短かったりあるいは長かったり、耳が前に傾いていたり、左右に開いていたりといったことでも分かります。さらにしっぽが上がり毛が逆立っている時も、怒っている気持ちの表れだと言えるでしょう。

威嚇行動と言うのは、攻撃体勢に入る一歩手前の状態です。「これ以上近づかないで!」「もうやめて!」というサインであることを覚えておきましょう。そしてそれ以上犬を興奮させないことです。

犬を追い詰めてしまうようなことを続けると、犬は噛みついてくることがあります。人間にとっても危険やトラブルの元になりかねないので、これ以上興奮させないように、その状況を回避してあげるようにしてください。

不安や困惑を感じている時

犬は怒っている時や威嚇している時だけではなく、不安や困惑を感じさせる状況に面している時にも鼻にしわを寄せる表情をすることがあります。

もちろんそうした不安や困惑、怯えの気持ちというのは犬の警戒心や緊張からくるものですから、それが発展すると怒りや威嚇につながっていくと言えます。

犬が緊張している時、あるいは不安や怯えを感じている時は、他にどんな行動やしぐさから分かるでしょうか。

耳が後ろに倒れていたり、体を低くして硬直させていたり、しっぽがダランと下に下がっていたり、口をしっかり閉じていたり、目を細める、あるいは目をつぶっていたりするような時は、不安や緊張の気持ちを出していると思ってください。しっぽがお腹の下に入っていたら、完全に怯えているサインです。

もちろん、すべての犬が同じようなサインを出すとは限りません。ここで挙げた以外にも、感情を表すサインは個々の犬によって異なります。いずれにしても、不安や緊張を感じさせるような状況は犬に大きなストレスを与えてしまいますから、飼い主の方でなるべく早めに回避してあげるようにしてあげてください。

嬉しい時や喜んでいる時

これがいちばん意外に思えるかもしれませんが、嬉しいことがあった時や喜んでいる時に、鼻にしわを寄せる表情をする犬もいるようです。

怒りや威嚇、不安や緊張とは真逆の感情なので、見分けるのが難しいと感じるかもしれません。しかし、喜びや嬉しさを表すために鼻にしわを寄せるのはまず稀な行動だと思ってください。ほとんどは威嚇や怒りからくる行動です。

「喜んでいるのかな~」「あら、嬉しいのかしら?」などと勘違いして、うっかり近づいて噛みつかれたなんてことになったら大変です。

もし喜んでいる時や嬉しい時であれば、犬はとてもリラックスしているはずなので、他のパーツや行動もよくチェックするようになさってください。嬉しそうにしっぽを振っているかもしれませんし、耳を横に下げているかもしれません。目を嬉しそうに細めて、穏やかな表情を見せていることでも分かることでしょう。

では、嬉しい時や喜びの気持ちを表す時に「鼻にしわを寄せる」ような独特の表情を見せる犬がいるのはどうしてなんでしょうか?それにはいくつかの理由が考えられます。まず考えられるのは、飼い主の表情のマネをしている可能性があるということです。

飼い主が愛犬を褒めている時や、嬉しそうにしている時に見せた笑顔を真似ているのかもしれません。飼い主が見せた笑顔が歯を出していて、鼻が上がっているのを見て、「これが『嬉しい』とか『楽しい』という感情なんだ、同じような表情を真似すれば嬉しい気持ちを分かってもらえるんだ」と思ってしている可能性があるということです。

犬が飼い主の表情をよく観察してマネをするということは実際によくあります。犬はそれだけ飼い主の事をよく見ているし、親のように感じて真似たいと思ってくれているんですね。そう思うとなんだかより愛らしく感じますね。

犬が嬉しい時や楽しい時に「鼻にしわを寄せる」別の理由は、ある時に威嚇とか怒りの気持ちでこの表情をした時に、飼い主がそれを怖がらないで逆に面白がってくれたので、「味を占めて繰り返すようになった」可能性があるという理由です。

犬は人間と暮らしていく中で、コミュニケーションの取り方を自然と身に着けていくようになります。「こういう行動をすると飼い主が喜んでくれて、おやつをもらえた」といったような、犬にとって何かいいことを経験した時に、その行動を認識して繰り返すことがあるのです。

本当は怒ったからこの表情や行動を見せたのに逆にその表情を飼い主が喜んでくれた、褒めてくれたといった時に、また飼い主に褒めてもらいたくて、喜んでもらいたくて鼻にしわを寄せる表情をするのでしょう。

威嚇や怒り、不安や緊張でしている時とは明らかに様子が違って見えると思うので、愛犬の様子をよく観察するようにしてください。

犬が鼻にしわを寄せる時どう対処したらよい?

怒ってる犬を落ち着かせる飼い主

leungchopan/shutterstock.com

犬はいろいろな理由で「鼻にしわを寄せる」表情を見せるということが分かりますが、それでもやっぱりいちばん多い理由は、威嚇や怒りの気持ちを出す時だと言えるでしょう。

犬が鼻にしわを寄せて威嚇行動を取っていたり、怒って興奮していたりするような時は、次に攻撃体勢に入ろうとしている時でもあります。不必要に刺激してうっかり近づいたり触ったりすると、噛みつかれて大きなケガを負ってしまう可能性もありますから絶対にやめましょう。

また、犬が威嚇するのは不安や緊張、恐怖の感情ともつながりがあります。「やめて」「怖い」「いやだ!」といった気持ちを表すサインでもあるわけです。

ですから、犬が鼻にしわを寄せて歯をむき出しにしている時に、その行動をただ叱ったりするのは良くありません。愛犬の名前を大声で呼ぶ行為も、犬を追い詰めて不安やストレスを増やすだけなのでやめましょう。

犬が威嚇行動で鼻しわ寄せ表情をしている時は、その状況をなるべく回避してあげるとか、その表情を犬がやめるまでそっと見守ってあげるのがいちばん良い方法です。

愛犬が何に対して怒っているのか、どんな状況を嫌がって怯えているのか、その原因を見きわめて愛犬がなるべく穏やかな気持ちで毎日を過ごせる環境を整えてあげることが、飼い主にできるいちばん最善の方法だと言うことができます。

まとめ

笑うパグ

BCFC/shutterstock.com

犬は人間との暮らす中で、いろんな方法を使って人間とコミュニケーションを取ろうとしてきました。人間がすることを良く観察しそれを真似することで人間の感情に寄り添おうとするのも、犬特有の行動と言えるかもしれません。

特に犬は目や耳、鼻や口など、顔のさまざまなパーツを使って、人間に自分の気持ちや感情を伝えようとしています。よく観察していると、あまり表情がないように思えた犬でも、実は表情筋をたくさん動かしていろんな表情を見せてくれていることに気付くこともあるでしょう。

今回は特に、「犬が鼻にしわを寄せる」のはどんな気持ちの表れなのかについて取り上げてきました。いちばん多い理由は「威嚇や怒り」「不安や緊張」の感情表現ではありますが、嬉しい時や喜んでいる時に鼻にしわを寄せる犬もいることが分かります。

「鼻にしわを寄せたりなんかして、変な表情ばっかりするな~」なんて思っていたら、実はこれは愛犬のスマイルで、嬉しさや喜びの気持ちを自分に見せ用途してくれているんだなんて分かったら、愛犬がますます可愛く思えてきますよね。

一緒に生活する中で、愛犬だけが見せるいろんな表情をぜひ見つけていきましょう☆

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