猫がトイレで寝てしまう理由とは?トイレで寝るのをやめさせる対処法を徹底解説!

猫がトイレで寝てしまう理由とは?トイレで寝るのをやめさせる対処法を徹底解説!

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1日のほとんどを寝て過ごす猫ですが、起きている貴重な時間はほぼグルーミングに費やすほどキレイ好きな性格をしています。しかしそんなキレイ好きな猫の中には、トイレで寝ることが好きな子もいます。なぜそんな行動を取るのでしょうか?この記事では猫がトイレで寝る理由とやめさせる方法を解説します。

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子猫のトイレトレーニングについて

トイレに入る子猫

Andrey_Kuzmin/shutterstock.com

子猫のトイレトレーニングをどのようにしたらよいか悩んでしまう飼い主さんは少なくありません。特に猫をはじめて飼う方にとっては不安もあることでしょう。

本来猫の祖先と言われているリビアヤマネコは砂漠環境で生活していましていたため、砂に穴を掘って排泄をしてきました。現代のネコにも本能としてその習性が残されており、子猫でも生まれた時から知っています。そのため、母猫が子猫にトイレトレーニングをすることはありません。

それでもトイレ以外の場所に粗相をしないようにするためにも、飼い主さんは子猫にトイレトレーニングをする必要があります。また子猫がトイレで寝てしまう場合は、そこがトイレであることを認識させるトレーニングをしなければいけません。

では、家族として子猫を迎える場合、どのようにトレーニングができるのかその方法をご紹介しましょう。

子猫のトレーニング方法と最適な時期

家族として迎えたばかりの子猫にトイレトレーニングをする場合、その子猫の成長に合ったトイレトレーニングをすることがポイントです。

子猫は生まれてから3週間前後経過しないと、自分だけで用を足すことはできないと言われています。つまり生後3週間前後の子猫の場合は、用を足す際には母猫のサポートが必要なのです。

母猫は子猫のお尻の辺りを舐めて、子猫がおしっこやウンチをするように促します。母猫が側にいない場合は、自分で用が足せるように成長するまで、飼い主さんが母猫に代わりをする必要があります。

ペットショップやブリーダーさんから子猫を迎える場合はすでに3週間以上経過しているので、飼い主さんが母猫の代わりをする必要はありませんが、それ以外の方法で子猫を迎えることもあるでしょう。その場合は母猫の代わりをしてあげましょう。

まず清潔なガーゼ、もしくは布を用意してぬるま湯に浸します。子猫のお尻の辺りをガーゼなどで優しく叩くことがコツです。絶対にお尻をこすらないようにししょう。

生まれてから3週間前後経過したら、子猫のトイレトレーニングを始めます。子猫はトイレに行きたくなると、トイレの位置を探す行動を見せます。絨毯を引っかいたり、床に鼻を近づけてにおいを確かめるような行動を取ったりします。これらの行動をしたら子猫を優しく抱っこして、そのままトイレの砂の上に置きましょう。

猫砂の感触に慣れない間はモゾモゾ動いてみたり、スムーズに排泄をせずに落ち着かない様子をみせたりしますが、きちんと排泄するまでは焦らずに待って見守ってあげましょう。そしておしっこやウンチを猫砂の上でちゃんとできたなら、大げさなくらいに褒めてあげることがポイントです。その後続けて数回上手に猫砂の上で排泄ができたなら、トイレトレーニングは成功です。

トイレトレーニングを成功させるためには、子猫がいつ排泄するのかをタイミングを把握しておくことが大切です。猫の性格や性質など個体によって異なりますが、多くの猫は起床後と食事後にトイレに行く傾向にあります。子猫をよく観察し、そのタイミングを見極めましょう。

子猫のトイレトレーニングに失敗してしまったら

子猫が続けてトイレで用を足したのでトイレトレーニングに成功したと思っても、トイレで用を足すということが習慣づいていない場合は、トイレ以外の別の場所で粗相をしてしまうこともあります。

せっかくトイレトレーニングをしたのにほかの場所で粗相をしてしまうと、つい怒りたくなってしまうことでしょう。

しかし絶対に子猫を叩いたり、大きな声で怒鳴ったりしてはいけません。怒ったり怒鳴ったりしても子猫がトイレを覚えることにはつながりません。かえって”飼い主さんが怖い・・”と不安を抱えたり、飼い主さんに対して警戒心を抱いたりするようになってしまいます。

ですからはじめから、猫はすぐにトイレの習慣が身に付くものと考えるのではなく、失敗することも念頭に入れておくようにしましょう。そうすればたとえ子猫がトイレ以外の場所で粗相をしてしまったとしても、トイレの場所を覚えるまでじっくりと向き合うことができるでしょう。

もしトイレ以外の場所で粗相をしてしまった場合は、またその場所で粗相をしないように排泄物の臭いを洗剤などを使ってキレイに除去する必要があります。それにより同じ場所で粗相をすることの回避につながります。

子猫のトイレトレーニングを習慣づけよう!

トイレトレーニングを1週間前後行っても、トイレの場所を覚えない子猫も中にはいます。そのようなケースの場合、現在使用しているトイレの猫砂や、トイレの置き場所を変えてみることができるかもしれません。

なぜなら猫砂の感触が好みでないとか、トイレの置いてある場所が落ち着かないなど猫砂や場所に問題がある可能性があるからです。

また猫はとても清潔好きな性格をしていますので、トイレが汚れているとおしっこやウンチを我慢してしまう子もいます。ですから、トイレはいつもキレイな状態を維持することが基本です。トイレが汚れていると違う場所で粗相をしまうこともあるので、いつもキレイなトイレ環境を整えてあげましょう。

これらの対策を講じてもトイレトレーニングが上手くいかない場合は、何かの疾患を持っている疑いがあります。動物病院を受診して獣医師さんに相談してみましょう。

トイレトレーニングをする時の最適なトイレの置き場所

砂の上でおしっこやウンチをするという行為は、母猫が教えなくても生まれ持った本能や習性で知っているものです。

もちろん子猫にトイレトレーニングをすることは大切ですが、犬とは違いスムーズにトイレを覚えてくれるのが猫の飼育のメリットです。

しかし子猫の中には、トイレトレーニングをしてもなかなかトイレを使わない子やトイレが気に入らないような素振りをする子もいます。おそらくトイレの猫砂や置き場所が好みではないことが考えられます。

たとえばトイレがいつも人が頻繁に通る場所にある、トイレが汚れている、空気が悪いなどが当てはまる環境にトイレを設置しているなら安心して粗相ができないため、ほかの場所で粗相をしてしまうことでしょう。もしトイレトレーニングが上手にいかないなら、トイレの置き場所を見直してみましょう。

まとめ

トイレットペーパーにくるまる猫

g215/shutterstock.com

猫がトイレで寝る理由を中心にみてきましたが、いかがでしたか?

猫がトイレで寝ている姿をみたら多くの人が驚きますし、衛生面を考えるならすぐにでもやめさせたい行動のひとつです。しかし猫がトイレで寝てしまうことにはいくつかの理由があり、その大半は不安やストレスなどの精神状態が大きく関係しています。

もし愛猫がトイレで寝ているなら、この機会に生活環境を見直してみましょう。そして、愛猫が毎日をストレスフリーで過ごせる快適な生活環境を提供してあげましょう。

また、家族として迎えたばかりの子猫がトイレで寝てしまっているなら、トイレトレーニングをしっかり行うことも大切です。

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