猫のスプレーをやめさせたい!猫がマーキングをする理由や対応策を解説!

猫のスプレーをやめさせたい!猫がマーキングをする理由や対応策を解説!

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猫の習性の一つに「マーキング」があります。自分の縄張りににおいを付ける行為ですが、そのマーキング行為の一つが「スプレー」と呼ばれるものです。この猫のスプレー行為に困っている方は少なくないようです。ここでは猫のスプレー行動を取る理由や、猫のスプレーをやめさせる方法などについて紹介したいと思います。

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フェリウェイとは

猫にスプレーをかける医師

Elnur/shutterstock.com

ここまで猫のスプレー行為をやめさせる方法について紹介しましたが、その中で猫のフェロモン製剤というのを紹介しました。

「フェリウェイ」とはこのフェロモン製剤です。猫のほほから分泌されるフェロモンから開発して作られたものです。これは猫のフェロモンですので人間はほとんどにおいを感じません。

フェリウェイの目的

ここまで見てきたように猫はマーキングを行います。他の生き物に対する自分のテリトリーを主張したり、他の生き物が侵入してくることへのストレスから、においの強い尿をするスプレー行為のほかにも過剰な爪とぎをしたりすることがあります。

そこでフェリウェイを散布することによって、フェロモンが満たされるため余計なマーキングをする必要がなくなるのです。

フェリウェイの使い方

フェリウェイは拡散タイプとスプレータイプがあります。室内を広くカバーしたい場合は拡散タイプが良いですし、限定した場所に使用したい場合はスプレータイプが良いでしょう。

拡散タイプは一部屋に1個設置します。電源を入れた後しばらくすると徐々に成分が拡散していきます。

スプレータイプはスプレーしたい場所に8〜10回ほどスプレーします。アルコール成分が蒸発してから猫を入れるようにし、猫に直接かけることはしないようにしましょう。

マーキング、スプレー行為への対策以外にも、キャリーケースに入れて車で移動する際にあらかじめフェリウェイをキャリーバッグにスプレーしておくことで、移動中の興奮や鳴くことが少なくなったり、おう吐や排せつを抑えたりすることができるようです。

またストレスが原因の膀胱炎の場合は、症状改善までの期間が短くなったという報告もあるようですので、フェリウェイはいろいろな使い方ができることが分かります。

まとめ

しっぽを上げる猫

Dudarev Mikhail/shutterstock.com

今回は猫の困った行動の一つである「マーキング、スプレー」を見てきました。

マーキングは猫が自分のテリトリーを主張する本能による行動です。爪とぎや顔を擦り付けるマーキングは人間が感じるにおいはありませんが、スプレー行為はにおいの強いおしっこをするため、本当に困った行動といえるでしょう。

特に家の中でされてしまうとにおいがこもってしまい、なかなかにおいが消えないためやめさせたい行動です。

スプレー行為をさせないための一番のよい方法は「避妊・去勢手術」です。これによってオス猫は90%が、メス猫は95%がスプレー行為をしなくなるという報告があります。

とはいえ子孫を残したい、他の病気があって手術ができないなどの理由で避妊・去勢手術ができないこともあるでしょう。また一度スプレー行為をしてしまうと、たとえ手術をしたとしても改善しないこともあります。

スプレー行為をするのには外的な要因が関係していることもあります。ストレスや不安があることでスプレー行為をすることもあるため、愛猫がスプレー行為をするときは何が原因になっているのかよく観察し、原因を取り除いてあげましょう。

トイレの位置を変えたり、同居猫と生活空間を完全に分けたりすることでスプレー行為が収まるということもあります。また、市販の忌避剤やフェロモン製剤を活用するのもひとつの方法です。

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