
猫が爪を噛むのはなぜ?その理由と爪を噛み過ぎたときの対処法を紹介!
猫が自分の爪を噛んでいる様子を見たことがある飼い主さんも少なくないはずです。猫が爪を噛む行為にはどんな意味があるのでしょうか?愛猫が爪を噛み過ぎているならトラブルに繋がることもあるかもしれませんよ。この記事では、猫が爪を噛む理由と、爪を噛み過ぎた時の対処法について紹介したいと思います。

猫の爪に出血があったときの対処

VGstockstudio/shutterstock.com
猫の爪に出血があったならどのように対処すればよいでしょうか?大切なのはまず止血することですが、同時に原因を特定できるとなお良いでしょう。焦らないで猫の様子を確認しつつ確実に対処してあげましょう。
観察する
猫の爪から血が出ているのを確認したなら、まずはしっかりと観察するようにしましょう。「どれくらい出血しているのか?」「どれくらいの怪我なのか?」「猫の様子はどうか?強い痛みを感じているのか?」などの点をよく観察しましょう。
出血の量が多くて爪や指の状態を観察できないなら、まずは水道水で血を洗い流すことが出来るでしょう。野外で出血があった場合も同様です。指周辺の泥を落としたり消毒したりする効果があります。
止血しなければいけませんが、どこから出血しているかもよく観察しましょう。爪が割れているかどうかも確認しておくなら、処置する時に不要な痛みを与えずに済みます。
原因を特定する
観察して止血することが最優先ですが、同時に出血の原因をいくつか考えることができるといいでしょう。観察したときに、指が赤く腫れているのであれば、病気などが原因で噛み過ぎたのかもしれません。
最近ストレスが溜まっているような傾向があったのであれば、ストレスが原因で噛んだのかもしれません。
爪が根元から折れている場合は、猫が噛んだことが原因ではなく、どこかに引っかかった可能性が高いと言えるでしょう。
原因の特定は再発防止になりますし、獣医さんに診断してもらう際の適切な報告にも繋がります。落ち着いていて余裕があれば、少し考えてみるといいでしょう。
止血する
出血しているなら、素早く止血してあげることが大切です。
爪が割れていなかったり、爪がはがれてしまっていたりするなら、圧迫止血が可能でしょう。ガーゼなどで出血がある部分をしっかりと押さえます。しばらく抑えていると出血がおさまってくるでしょう。
もちろん、強く押さえすぎるなら猫が痛がってしまいます。猫の反応を見ながら適度な力加減で抑えてあげましょう。
爪が割れている猫に圧迫止血するなら、強い痛みが生じてしまう場合があります。できれば、ペット用の止血剤を活用するようにしましょう。ペット用の止血剤はペットショップであれば販売されていますから、購入しておいて、いざという時にすぐに使用できるようにしておきましょう。
止血剤を使用するなら、比較的簡単に血が止まります。猫への負担も少なくて済みますから、常備しておくといいですよ。
動物病院に連れていく
猫の止血処理が済んだなら、動物病院に連れていくことをおすすめします。
止血までは飼い主さんの応急処置で良いですが、その後の炎症止めや原因の特定などは専門家の力が必要です。病院に行かなければ、また同じ場所から出血する可能性がありますし、菌が入って炎症を起こして腫れあがってしまう可能性もあります。
猫が噛んで出血したのであれば、病気が原因の可能性があります。出血の処置と同時に、正確な診察によって病気かどうかも判断してもらいましょう。病気であればお薬で治療することが出来るはずです。
まとめ
猫が爪を噛む理由をご紹介することが出来ましたが、いかがでしたか。
爪を噛む理由のほとんどは、グルーミングです。身体のメンテナンスと同じように爪先のメンテナンスを行なっているだけなので、特に心配はいりません。
時には爪を噛み過ぎて、爪が割れたり出血したりすることもあります。爪にかゆみや痛みが生じている可能性がありますから、正しい原因を見つけてあげるといいですね。