猫におからはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

猫におからはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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おからは猫が食べても大丈夫な食材です。おからには、食物繊維やビタミン類、たんぱく質などが豊富に含まれているため、猫の健康をサポートする上でも大きなメリットとなります。この記事では、猫におからを与える効果や、与えるときの注意点について紹介します。

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猫におからを与えても問題ない?

器に入っているおから

haru/shutterstock.com

おからは、豆腐を作る際にできる、豆乳のしぼりかすです。「卯の花」「雪花菜」「きらず」とも呼ばれており、古くから食されてきました。スーパーなどでも安価で手に入れることができるので、身近な食材の一つとなっています。

おからには、生おから・乾燥おから・おからパウダーの3種類があります。そのどれにも、食物繊維やビタミン類、たんぱく質が豊富に含まれています。また、低カロリー食品なので、美容や健康だけでなく、ダイエットにも最適の食材です。

おからの原料である大豆には、猫にとって有害な成分は含まれていないので、猫におからを与えても大丈夫です。しかし、猫におからを与えるときは、与え方や量に気を付ける必要があります。

猫におからを与えてもいい量

ごはんを食べている猫

Nektarstock/shutterstock.com

猫は本来肉食動物なので、植物性の食べ物を消化するのがあまり得意ではありません。また、人間と比べて腸の長さも、体内で生産される消化酵素の種類も異なります。そのため、猫におからを与え過ぎると消化不良を起こし、下痢や嘔吐、腸にガスが溜まるなどのトラブルが生じることがあります。

基本的には、栄養がバランスよく配合された良質なキャットフードを与えるようにしてください。猫におからを与え過ぎると、すぐに満腹になり本来の食事をとらなくなってしまうかもしれません。そうなると、猫に必要な栄養素全てをおからだけでは補うことができないため、栄養不足になってしまう可能性があります。

以上を踏まえて考えると、猫におからを与える場合は、メインのフードに少量トッピングしたり、フードに少量混ぜて与える程度で良いでしょう。

子猫の場合

生後12カ月未満、体重1kg未満の子猫におからを与える場合は、特に注意が必要です。なぜなら、子猫は消化器官が十分に発達していないため、消化不良を起こしやすいからです。

子猫におからを与えてダメというわけではありませんが、積極的に与える必要もありません。どうしても与えたいという場合には、体の負担にならないように少量だけにしてください。

成猫の場合

生後12カ月~7歳、体重3~5kgの成猫に与える場合も、与え過ぎないよう注意しましょう。おからには、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える上で必要な栄養素ですが、過剰に摂取すると下痢を引き起こしたり、腸内にガスが溜まってお腹が張るなど、猫の体に悪影響を及ぼすこともあります。

ゆえに、成猫におからを与える場合は、キャットフードに少量混ぜてあげたり、おやつとして少量与える程度にしておきましょう。

老猫の場合

高齢期に入ると、消化器官が弱ってくるので、子猫同様、注意が必要です。加齢が進むにつれ、老猫は一度に多くの量を食べることができません。また、食べた物を消化するのが難しくなります。そのため、老猫に大量のおからを与えるのは、体に大きな負担となってしまいます。

リスクを抱えてまで、わざわざ老猫におからを与える必要はありませんが、どうしても食べさせたいという場合は、少量にとどめておいてください。

猫におからを与えることで期待できる効果

新鮮な大豆

Olga Popova/shutterstock.com

おからには「食物繊維」が豊富に含まれています。生おからの場合、100gあたり11.5gの食物繊維が含まれており、これはごぼうの約2倍の量に当たります。おからに含まれる食物繊維を摂取することで、腸のぜん動運動を促し、便秘解消の効果を期待することができます。

また、おからにはビタミン類が含まれており、中でも「ビタミンB1」「ビタミンK」が豊富です。ビタミンB1には、糖質を代謝し効率よくエネルギーへと換える働きがあるため、猫の疲労回復に効果があります。ビタミンKには、出血した血液を止めたり、骨を丈夫にする働きがあります。

さらに、おからの原料である大豆には良質な「たんぱく質」が豊富に含まれています。たんぱく質は、筋肉や内臓、皮膚、血液、被毛など、健康で丈夫な体を作るために必要な栄養素です。

猫におからを与えるときの注意点

生おからは、水分が多く、あまり日持ちしません。ゆえに、猫に生おからを与える場合は、新鮮なものを与えるようにしてください。

また、上で述べたように、猫は元々肉食動物なので、植物性の食べ物を消化するのが苦手です。そのため、一度に大量のおからを与えると消化不良を起こしやすく、下痢や嘔吐の原因ともなります。繰り返しになりますが、猫におからを与えるときは、与え過ぎないように注意しましょう。

猫の中には、稀に大豆アレルギーを持っている子がいます。初めて猫におからを与える場合は、少量から与え始め、体調に変化がないか様子を観察してください。下痢や嘔吐、体をかゆがるなどの症状があらわれたなら、すぐに動物病院に連絡し獣医師の指示にしたがうようにしましょう。

豆腐や豆乳は与えても問題ない?

カットボードの上に置かれた豆腐

Mikhailov Studio/shutterstock.com

豆腐は柔らかく、消化しやすい食べ物なので、猫に与えても問題ありません。猫に豆腐を食べさせる場合は、常温のものか茹でたものをペースト状にして与えるようにしてください。醤油や薬味などを加えて与えるのは絶対にNGです。豆腐のみを与えるようにしてください。また、豆腐にも色々な種類がありますが、猫に与えていいのは「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」だけです。

豆乳も猫に与えて大丈夫です。ただし、大豆のみで作られている「無調整豆乳」を与えるようにしてください。「調整豆乳」は、飲みやすくするために砂糖や添加物などが加えられているため、猫に与えてはいけません。また、豆乳にはミネラルが多く含まれています。猫がミネラルを過剰摂取すると、尿路結石になる可能性があります。ゆえに、猫に豆乳を与える場合は、少量だけにしてください。

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