猫も声変わりするって本当?声変わりの時期や要因についても解説

猫も声変わりするって本当?声変わりの時期や要因についても解説

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人間に声変わりの時期があるように、猫も声変わりする時期があります。もちろん、声変わりの時期を過ぎてもそれほど声が変わらない人もいるように、猫でもあまり声が変わらない猫もいます。一方で、まるで別猫のように声変わりする猫もいます。この記事では、猫が声変わりする時期や要因となるものを解説します。

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声変わりとは

鳴く猫

pixabay.com

人間の変声期は個人差はあるものの、12歳から13歳頃から始まります。声帯が成長し、喉のあたりの軟骨も急成長を遂げていきます。

声変わりの時期には、声帯を支える声帯筋の成長が声帯や粘膜などの成長に追いついていかないため、上手く声が出せないといった症状が現れる場合があります。声がざらついたり、喉の痛みを感じたり、話し声が突然裏返ったりすることもあります。変声期によって声は1オクターブ低くなるといわれています。

猫も声変わりをする?

猫にも声変わりの時期があります。猫の声変わりは2歳位までに見られます。声変わりの早い猫だと、なんと生後3ヶ月目から成猫のような声を出す猫もいます。

子猫のうちは「ミャーミャー」といった小さい声で鳴いていますがが、だんだんと「ニャー」という成猫の声へと声変わりしてゆくのです。高くてかわいらしい鳴き声から低くてたくましい鳴き声へと変化していきます。

特にオスのほうが成長が早く、変化は大きいです。でも、メスも声変わりがあります。猫の声変わりはオスもメスも必ず1度は経験します。ただ、猫のメスの場合はオスよりも成長がゆっくりなので、声変わりの変化が分かりにくい場合もあります。

また、個体差もあります。中にはオスのような声になるメスもいます。逆に、オスなのにメスのような声になる猫もいます。

成猫になってから声変わりをするケース

鳴く猫

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興味深いことに、成猫になってから声変わりをする場合もあります。幾つかのケースをご紹介します。

発情期

猫は繁殖能力が高い動物です。生後6か月から8か月に発情期を迎える猫もいれば、生後12か月から18か月を過ぎてから最初の発情期を迎える猫もいます。これも個体差があります。

発情期になると、成猫は声変わりをすることがあります。これは、聞いているとすぐわかるような特徴的な変化です。「ミャオーン」というような、日ごろ聞かない低い声で鳴くことがあります。性別に関係なく、甘い鳴き声で相手にアピールするのです。

体型の変化

人間でも太ると声が変わるということがありますが、猫も食べ過ぎて体が大きくなると声が変わることがあります。肥満ではなくても、体が大きくなる猫も声が変わる場合があります。

手術の後

去勢手術や避妊手術の後に声変わりするというケースもあります。声が低くなったり枯れたりします。鳴かなくなる場合もあります。

この声変わりは、生じるとしても一時的なものです。手術によるストレスによる声変わりだからです。ストレスの解消と共に元通りになっていくことでしょう。

ストレスで声変わりすることもある?

犬と猫

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ストレスは猫の声にも影響を与えます。猫はストレスに弱い動物です。長生きしてもらうためにも、猫に過度なストレスを与えないように気をつけてあげたいものです。

どんなことが猫にストレスを与える原因になり得るでしょうか。ここでは、猫にストレスを与える2つの要因を取り上げます。

引っ越しなどの環境の変化

環境の変化は猫のストレスの原因となります。大きなものでは引っ越し、小さなことだと部屋の模様替えも原因となり得ることがあります。

もちろん、飼い主さんが何らかの事情で引っ越しをしなければならない場合もあるでしょう。その場合、新居でもできるだけ猫が安心できるように、今まで使っていた猫の寝床とトイレを新居の一部屋に用意してあげることができます。

まずはドアを閉めてあげて、猫の気持ちが落ち着いてから他の部屋にも移動できるようにしてあげましょう。模様替えをどうしても行う必要がある場合でも、猫を驚かせないように一気に行うのではなく、少しずつ変えていくようにします。

同居ペットが増える

新たに同居するペットが増えることも、猫にとってはストレスになります。猫は縄張り意識がある生き物なので、自分の縄張りによそ者が入ってくると本能的に警戒するのです。特に、オスは縄張り意識が強いです。顔を合わせると喧嘩になってしまうということもあり得ます。

もし、どうしても仲良くなれない場合には部屋を別にしてあげられます。たとえワンルームのお部屋であったとしても、上と下でうまく縄張りを分けられる場合もあるので、部屋の上の部分にも猫が歩けたり休んだりする足場を設置してあげるなど工夫してあげましょう。

まとめ

猫にも声変わりがありますが、一時的なものや体の成長の過程で起こる声変わりであれば、それほど心配はいりません。

しかし、もしストレスなどが要因であるなら、それ相応の対応をしてあげることは大切です。

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