犬が芝生の上でゴロゴロするのには実は意味がある!?ポイントは”におい“にあった!

犬が芝生の上でゴロゴロするのには実は意味がある!?ポイントは”におい“にあった!

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トリミングやシャンプーでせっかく愛犬の体をキレイにしてあげたのに、その直後に芝生の上でゴロゴロされて台無しという経験はありませんか?私たちからすると意味の分からないこの犬の行動には、きちんとした理由があります。この記事では、犬が芝生の上でゴロゴロする理由と、その気持ちを解説します。

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犬はにおいにとても敏感です。しかし、私たちがいいにおいと感じるものを同じように好むわけではないようです。

反対に、私たちが臭いと感じるにおいを好む場合もあります。例えば、犬にとっては腐ったミミズのにおいは人間でいうところのフェロモン効果があるようで、そのにおいをつけていると異性の犬にモテます。

特にメス犬に好かれたいオス犬は、真っ先にこのにおいを体にすりつけて誇らしげにアピールします。犬の世界でもオスはモテる為に必死のようです。

なぜ犬は芝生の上でゴロゴロするの?

転がる犬

pixabay.com

この傾向を踏まえると、愛犬が芝生の上でゴロゴロ転がる理由が見えてきます。ポイントは「におい」にあるようです。では、ここからその理由を細かく解説していきます。

においを消したいから

においに敏感な犬は、においで相手を見分けます。敵に自分のにおいを知られてしまうのはとても危険なので、自分のにおいを消す手っ取り早い方法として芝生の上でゴロゴロ転がります。

これは野生の時からの本能ゆえの行動なので、飼い犬になった今でもほとんどの犬がしてしまうというわけです。

においが消えたことの不安から

シャンプーの後のにおいは飼い主さんにとってはいい香りに感じますよね。犬独特の獣のにおいが消えて、さわやかな気分になります。

しかし、実のところ犬にとってはありがた迷惑かもしれません。それは、自分の大切なにおいが消えてしまい、犬にとっては不快に感じるにおいが自分の体から漂ってくるからです。

このような時に、犬はシャンプーのにおいを取り除く為に一生懸命に芝生の上でゴロゴロします。キレイにした後なので、飼い主さんは特に残念に感じる瞬間でしょうか…。

においをつけたいから

犬にはマーキングする習性があることはよく知られていますよね。犬は自分のお気に入りの物や場所には自分のにおいをつけて、自分の物であることを主張することがあります。

犬にとってのお気に入りポイントを見つけると、ゴロゴロと体をこすりつけてにおいをつけようと必死になるわけです。

においだけではない!犬がゴロゴロ転がる別の理由とは?

転がる犬

pixabay.com

ここまでは、においに着目して犬が芝生でゴロゴロする理由を取り上げてきましたが、実は犬が転がるのはにおい以外の理由もあります。

身だしなみ

被毛に付いてしまったゴミや毛玉などを取るために、犬はゴロゴロすることがあります。芝生の毛先がちょうどブラシのような働きをして、被毛に付いたゴミを取ってくれるのでしょう。

私たちからすると汚しているように見えますが、犬はキレイにしているつもりなので叱らないであげてくださいね。

気持ちいい

芝生の先のチクチクが肌に触れて気持ち良さを感じている場合があります。マッサージを受けているような感覚なのでしょうか、犬は気持ち良さを求めてゴロゴロしているわけです。

そんな時は目がトロッとしているので、邪魔をしないようにそっとしてあげてください。犬は気持ちよさを十分満喫できるはずです。

ゴロゴロをやめさせることはできる?

散歩をする犬と飼い主

pixabay.com

犬の習性を理解できたとしても、飼い主さんにとっては不快なにおいが愛犬に付いたり、毛が汚れてしまったりするのでやめさせたいと思うことがほとんどでしょう。

愛犬がゴロゴロ転がるのをやめさせることはできるのでしょうか?いくつか工夫できる事があります。

散歩のルートを変える

いつも同じ場所でゴロゴロするとしたなら、そこに愛犬のお気に入りの何かがあるのかもしれません。

その場所をあえて外して別の散歩コースを選べば、愛犬が次のお気に入りを見つけるまではやめさせることができます。その場しのぎではありますが、一時的には犬の体や毛をキレイに保つことができます。

別の物に注意を向ける

犬のゴロゴロは本能的な行動か遊びの一部のような楽しい行動なので、犬には全く罪悪感がありません。叱られてもどうしてなのか分からないので、叱ることは逆効果になってしまいます。

むしろ、おもちゃやおやつなど違う楽しい物で気を引いてあげましょう。そうすることで、芝生の上でゴロゴロすることを忘れてそちらに注意が向きます。

ほめる

いつもゴロゴロするポイントで、愛犬が飼い主さんのいうことを聞いて我慢できた時はオーバーなくらい褒めてあげましょう。

飼い主さんが喜んでいる様子を見て、次も喜んでもらう為にゴロゴロしなくなります。大好きな飼い主さんが喜んでくれるなら、犬は自分の好きなことも我慢するようになります。もちろん、そんな時はご褒美をあげるのを忘れないでくださいね。

まとめ

人間に理解できない愛犬の行動は色々あります。しかし、その1つ1つの理由やその時の気持ちを知っておけばこちらも驚かずに対応できます。

飼い主さんには汚いと思える行動でも、愛犬にとっては大切な行動ということがあります。頭ごなしに否定するのではなく、理由を知って上手に対処するなら絆がより強くなるでしょう。

時には、飼い主さんの方で我慢や根気が求められることもあります。でも、可愛い愛犬のためなら多少のことは目をつぶってあげられるのではないでしょうか♪

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