犬の早食い防止に使える食器や対策方法を詳しく解説!

犬の早食い防止に使える食器や対策方法を詳しく解説!

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愛犬のごはんには気を使うという飼い主さんは多いと思いますが、ごはんの食べ方を気にしたことはありますか?ごはんを与えるとものすごい勢いで食べ始めるようなら少し工夫をしてあげる必要があります。犬の早食いが引き起こす問題点と食器に工夫をするなどの防止策をご紹介します。

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犬が早食いする理由

Hungry labrador retriever is feeding at home.

Jaromir Chalabala/shutterstock.com

犬が早食いをする理由は、単にお腹がすいているからではありません。

犬の祖先である狼は群れで生活をし、狩りをして食事を得ていました。 肉食のため、歯の形状は肉を切り裂くことに特化しています。このため咀嚼はせずに、肉を引きちぎって飲み込むという食べ方をします。

また、群れで生活している以上得た獲物に対して、どれだけ自分が多く食べられるかが重要です。 次にいつ獲物が得られるかわかりませんし、群れの仲間以外にも獲物を横取りしようする動物はたくさんいます。食べられなければ死んでしまう状況の中では味わうなんてことはせず、どれだけの量を食べられるかにかかっています。

そのため、早食いするのが当たり前となっているのです。

この本能が現在の犬にも残っているために安定した食事にありつける生活でも早食いをしてしまうのです。

犬の早食いのデメリット

犬 ご飯 食べる ドッグフード

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犬の早食いが原因で起こる問題は複数あります。 中でも一番の問題は早食いによる誤飲です。一心不乱に食べ続け喉に詰まらせてしまうことがあります。

愛犬が食事中にむせ返っているようなら、早食い防止の対策をした方が良いでしょう。

咀嚼せずまる飲みするので、消化に時間がかかり胃に負担がかかります。健康な成犬ならさほど問題ではありませんが、幼犬や老犬は注意してあげた方が良いでしょう。

また、あっという間に食べ終わってしまうので、よっぽどお腹がすいていたのだと勘違いした飼い主が食事量を増やすことで肥満につながることもあります。 さらに、早食いや大量の食事は胃捻転の引き金にもなりかねないので、愛犬の体型体重に合わせた食事量を守ることも大切です。

犬の早食い防止用の食器

犬 餌入れ ドッグフード 早食い防止

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犬の早食いを防止するためには、早食い防止用の食器を使うことが一番手っ取り早いです。

この食器は、犬がスムーズに食事を口に入れられないように工夫されているものです。食器の内側に突起などの凹凸が作られているので、少量ずつしか食べられないような作りになっています。

他にも前肢や鼻を使って一定の操作をしないとフードが出てこないような食器など、様々な形状の食器が開発されています。犬の思考を刺激するのにも有効な食器ですので、早食い防止のために使ってみてはいかがでしょうか。

犬の早食い防止策

犬 ご飯

Chendongshan/shutterstock.com

犬の早食い防止策のために、食器以外にできることもあります。

誤飲や消化不良への対策も兼ねて、ドライフードはふやかして与えると良いでしょう。水分がある分、のどに詰まらせにくくなりますし少々食べづらくもなります。 また、水分によりかさが増えたり、食べるのに時間がかかるので満腹感も得られ、特別な食器を使わなくても早食い防止になります。

犬が早食いする理由として食事を盗られることを恐れているからという理由がありますが、多頭飼いしている他の犬や飼い主がその対象になっているかもしれません。 複数犬や動物を飼っているのならそれぞれが安心して食事ができるように、個別のサークルやクレイト内で食事を与えると早食い防止になります。

また、飼い主に対して食事中に威嚇するなどの行動をとっている場合は、信頼関係に問題があります。食事中に食器に手を触れようとすると怒るということは食事を奪われると思っているからです。

愛犬との信頼関係について考えるとともに、信頼関係の向上をすることが早食い防止にもなります。

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2 名無しさん
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早食いってお腹が空いていたり、美味しいからしているわけじゃないのか、、なんか悲しくなっちゃった。うちの犬はわたしが食事中に近づくと、早食いを始めるので取られたくないから早食いするのかと思ってしまいました。食事のときくらい安心してもらいたいですね。

1 名無しさん
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我が家もワンちゃんの早食い・暴食に悩んでいました。もっとじっくり味わって欲しいものです、手作りの食事ですから。

結局、食事のペースを落とすために、少量づつ手に取って、手から直接与えるようにしました。いつもは2分以内で完食していましたが、ゆっくりと15分くらいで与えています。手はベチャベチャになりますが、ワンちゃんにとっても私の手のニオイ、ぬくもりを感じることができて、幸せそうなんです。信頼関係が深まりましたね。

「与えるもの」と「与えられるもの」という上下関係の構築にも役立ちます。ワンちゃんにとって食事を誰からも奪われる心配がないから安心できるんです。最近は時間の都合で、食器での食事に戻しましたが、有効な方法だと思いました。