
聴導犬のお仕事。訓練やなれる犬種について解説。
犬の中には私たち人間の助けをしてくれる犬がたくさんいます。中でも体の不自由な人の手伝いをしてくれる犬を補助犬と言います。補助犬にもそれぞれの役割があり、耳の不自由な人の耳となり大切な音を知らせる仕事をしているのが聴導犬です。今回は聴導犬の訓練方法や向いている犬種などをご紹介します。

聴導犬に向いている犬種

Dora Zett/shutterstock.com
聴導犬として育てる犬は慎重に選ばなければなりません。
音によく反応し、臆病でなく人間が好きで健康な犬が適切なので子犬のころから社会性を身に着けさせながら聴導犬としての才能がある犬を選んでいきます。
また、極度に臆病な犬でなければどの犬でもなれる仕事です。
そのため、特に決まっている犬種などはありません。
保護犬などの中から人懐っこく音によく反応する犬を選んで訓練することもありますし、
利用者の飼い犬を聴導犬として訓練することもあるようです。
犬種や審査基準、資質の条件などに付いては各団体や協会によってさまざまです。
聴導犬は補助犬として公共の場で活動できるように独別な訓練と試験をクリアしなければなりません。
晴れて聴導犬としての資格を得ると、専用のユニホームを着用していればどこでも一緒にいることができます。
聴導犬を含む盲導犬や介助犬という補助犬は仕事中は専用のユニホームを着用し証明書をつけています。
街中で見かけたときは仕事に集中しているのでむやみに触ったりしないようにし、介助犬のことで何かあれば利用者に一声かけるようにしましょう。